最大震度6弱を観測した長野県北部の地震で、土砂崩落の影響で不通となっていたJR大糸線の白馬―南小谷間の復旧作業が終わり、7日の始発から約2週間ぶりに再開。これで大糸線は全線の運行を再開した。 11月22日の地震で長野県小谷村の白馬大池―千国間で線路脇の崖が崩れ、土砂が線路に流れ込む被害があり、JR東日本長野支社は白馬―南小谷間の運転を見合わせて乗客をバスで代替輸送していた。 南小谷駅で7日午前5時52分の始発列車に乗車した小谷村の農業安藤桂子さん(46)は「自宅の壁が落ちたり、風呂が壊れたりして地震の揺れは怖かった。運行が始まり、ほっとしている」と話した。見送りに来た夫の尚さん(45)は「近所の住宅にも大きな被害があった。みんなで支え合って復興したい」と語った。(中日新聞)
日本小児アレルギー学会は、食物アレルギーの原因食品の診断法としてIgG抗体を用いることに対して、「食物アレルギーハンドブック 2014 子どもの食に関わる方々へ」(2014年日本小児アレルギー学会発刊)において推奨しないことを注意喚起しています。米国や欧州のアレルギー学会でも食物アレルギーにおけるIgG抗体の診断的有用性を公式に否定しています。 その理由は、食物抗原特異的IgG抗体は食物アレルギーのない健常な人にも存在する抗体であり、このIgG抗体検査結果を根拠として原因食品を診断し、陽性の場合に食物除去を指導すると、原因ではない食品まで除去となり、多品目に及ぶ場合は健康被害を招くおそれもあるからです。 日本小児アレルギー学会は食物抗原特異的IgG抗体検査を食物アレルギーの原因食品の診断法としては推奨しないことを学会の見解として発表いたします。 参考文献: 食物アレルギーハンドブック 20
わずかな血液を調べるだけで「遅延型の食物アレルギー」の原因食品がわかるとうたう「IgG抗体検査」について、日本小児アレルギー学会は「推奨しない」とする見解をまとめ、学会サイトで注意喚起した。原因ではない食品まで食べないよう指導され、低栄養などの健康被害につながる恐れがあるという。 この検査は、指先から少量の血液を採り、免疫機能の指標の「IgG抗体」というたんぱく質を測る。米や昆布、牛肉など96品目についてアレルギー反応の度合いがわかるとする米国製の検査キットを、日本の代理店が約2万9千円で販売。代理店によると、数百カ所程度の医療機関が導入している。 通常の食物アレルギーでは血液で別の抗体を調べる。遅延型アレルギーは、通常と違って症状がすぐにあらわれないとされる。IgG抗体検査を使っているクリニックなどのなかには、疲労や不安、体重増加など様々な体の不調が遅延型アレルギーと関係しているなどとし
衆院選の主要な争点である安倍政権の経済政策「アベノミクス」の是非をめぐり、与野党で様々な経済統計の数字を交えた論戦が熱を帯びている。与党は雇用や賃金の好転ぶりを数字で誇り、野党は別のデータを使って反論する。ただ、自らに都合のよい数字だけを持ち出す実態も浮かぶ。 「平均で賃金が2%上がった。15年ぶりです。ボーナスも7%上がった。24年ぶりです」。安倍晋三首相は6日、兵庫県姫路市の街頭演説で立て続けに数字を並べて実績を強調した。 「簡単に言えば雇用を増やし、賃金を増やすことだ」。アベノミクスをそう説明する首相が毎回持ち出すのが、この春闘の実績だ。実際、労働組合の中央組織「連合」の調査では、今年の春闘で賃上げ率は平均2・07%。「民主党を応援する連合の調査ですよ」。そう挑発的に語ることもしばしばだ。 民主党の海江田万里代表は「賃金2%上昇はごく一部の限られた企業だけだ」と反論する。厚生労働省の
■吉田徹 北海道大学公共政策大学院准教授戦後日本の内閣の平均任期は、おおよそ2年2カ月だ。2012年12月に発足した安倍内閣も、この師走でちょうど2年を迎えるから、そう考えると「ここら辺りで解散総選挙を」という機運があったとしても不思議ではない。ネタもスキャンダルも少なく、政治は視聴率も話題も呼ばなくなっていたから、降って涌いたような解散話に対し、マスコミも一斉にこの風に乗った。ただ、よくみれば、今回の解散は政権与党が有利になるように仕向けられた「仕組まれた解散」のようにみえる。実のところ、消費増税先送りはアベノミクスの修正を意味するから、野党は解散そのものを批判しにくくなる。解散したことを批判すれば、アベノミクス路線を認めかねないことになるからだ。野党はこの袋小路に陥るのを避けようとするため、勢い議論はわかりにくくなっていく。議論がわかりにくくなっていくと有権者の関心が低くなり、そして自
長良川鉄道は五日、除雪車二台の点検と試運転をした。美濃白鳥駅付近から北濃駅にかけては三〇センチほどの積雪があり、実際に除雪をした。 一台は以前からあるラッセル式Mラ形の除雪車で全長七メートル、十九トン。五〇センチほどの積雪に対応する。もう一台はJR高山本線で使われていたMロ形。車体の前後にロータリー式とラッセル式の二つの構造が備わっており、全長一五・四メートル、三十トン。二メートルの雪でも排雪できる。今年から長良川鉄道に導入された。 社員ら十人が、Mラ形を郡上八幡-北濃間で走らせ、白山長滝駅付近では雪を跳ね飛ばした。美濃白鳥駅では二台を点検し、雪かき板やローターが動くか、規定の寸法に収まっているかなどを調べた。試運転から除雪本番になったのは二〇〇六年以来という。
タカタ製エアバッグが破裂した時の衝撃について、朝日新聞は生々しい証言を得た。廃車の解体中、金属片が飛び散り、フロントガラスが大破した。海外では少なくとも3人が死亡。同社製エアバッグをめぐるリコール(回収・無償修理)対象車は、国内だけで300万台に達する見通しだ。 11月6日午後、岐阜県関市の「廃車ドットコム岐阜」武芸川(むげがわ)工場。2003年製造のトヨタ自動車「WiLLサイファ」から銃の発砲音のような乾いた音が響いた。解体前にタカタ製の助手席用エアバッグを作動させると、エアバッグをガスでふくらませるインフレーター(膨張装置)が破裂した。 フロントガラスは助手席の前がクモの巣状にひび割れ、大きくゆがんで穴が開いた。エアバッグはぼろぼろになり、インフレーターの容器が最大20センチほどの金属片となって散らばり、車内に転がっていた。近くの作業員にけがはなかった。
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