安倍晋三首相が無投票で再選された自民党総裁選で、告示直前まで立候補を模索した野田聖子前総務会長が9日、朝日新聞のインタビューに応じた。勝ち目のない戦いに挑もうとした理由を語りつつ、われこそが「ザ・自民党」という自負をのぞかせた。 自民党の一番の強み、何があっても崩れ落ちない理由の一つは、総裁選を通じて「これがアウトでも、次はこれ」みたいな選択肢を常に持っていること。 「自民党は多様性があります」とお見せする場は総裁選しかない。3年に1度訪れた絶好のチャンス。ただでさえ、安全保障関連法案も原発再稼働も、世論調査で賛成が過半数ない中を乗り越えないといけない。自民党に対する不安が募っている中、「いやいや大丈夫だよ」と払拭(ふっしょく)し、きちんとしたプロセスを経て選任されるほうが、安倍内閣にとっても強固な基盤を維持できたんじゃないかな。 実は一声かければ20人集めら… この記事は有料会員記事です
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