4日に投開票された愛知県小牧市議選で、山下史守朗市長が選挙戦最終日の3日、複数の陣営に「当選おめでとうございます」と書いたメッセージを届けていたことが分かった。市議らは「メッセージを見て安心し、士気が下がった陣営もあった」として5日、市長に抗議。市長は「軽率で配慮に欠けていた」と謝罪した。 市市長公室と市議らによると、山下市長は4日夜、新図書館建設計画への賛否を問う住民投票の結果を受けた記者会見を開く予定だったため、各陣営を回れないと判断。当選したときに読み上げるなどしてもらうという趣旨で、沖本一治副市長が3日、市長公室が山下市長名で作成したメッセージを公用車で各陣営に届けた。7陣営まで届けたところで、市議から「当選も決まっていないのに不適切だ」との指摘があり、届けるのをやめてメッセージを回収した。 市長公室では「今回の件は配慮に欠けていたが、過去の市議選では開票当夜、市長と副市長が分担し