アニメの舞台になった場所をファンが訪れる「聖地巡礼」。各地に聖地が乱立するなか、地域と作り手の緊密な関係が今や、ブームに終わらせないための不可欠な要素になっている。自治体とアニメ制作会社が協力しあったり、行政が両者のマッチングに動いたり、新たな動きが出ている。 17日にさいたま市で開かれるイベント「アニ玉祭(たまさい)」。県などでつくる実行委は3年目の今年、聖地を持たない自治体も初めて集めた。交流会や展示で地域の魅力をアピールしてもらい、新たなコンテンツに盛り込んでもらうのが狙いだ。担当者は「制作会社が東京に集中する中、地域が舞台になるには出会いの場が必要。聖地の多い埼玉のノウハウも共有できる」。 会場では、好事例として埼玉・秩父地方を舞台としたアニメ映画「心が叫びたがってるんだ。」(公開中)のパネル展示もある。秩父は元々、テレビアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(2011
2014年に沖縄県知事、名護市長、衆議院議員の選挙を通じて、辺野古新基地建設に反対する「オール沖縄」の民意が示された。しかし昨年12月10日に翁長雄志が知事に就任して以来、今年4月17日まで安倍晋三首相は知事との会談を拒否し、琉球の民意を無視した。戦後70年も日本の安全保障のために多大な犠牲を負わせてきた琉球の代表者に、会おうとしなかったのである。日本政府は「丁寧に説明し納得して頂く」と言っているが、それが嘘(うそ)であることは明らかである。 琉球人は基地の押し付けを「沖縄差別」であると考えている。このまま差別が続くならば、独立しかないと主張する人が増えてきた。ネットの世界で飛び交っている、琉球独立運動への偏見に満ちた言葉によっては、琉球で今起きていることは理解できない。今ほど静かに島の人の声に耳を傾けて、真摯(しんし)に対話することが求められている時はない。 台湾の空港、電光板に「琉球」
県は十五日、名古屋市緑区の県営公園「大高緑地」に来年七月、実物大の恐竜ロボットを設置した探検型のテーマパーク「ディノアドベンチャーライド名古屋」がオープンすると発表した。民間事業者が県営公園に施設整備する初めての試みで、県は年一千万円程度の使用料収入を見込めるという。 ディノアドベンチャーライド名古屋は、岐阜県郡上市の明野高原キャンプ場で、同様の施設を運営する「エヌエーオー」が一億三千万円かけて整備し、管理運営する。全長十五メートルのティラノサウルスやトリケラトプスなど恐竜の模型三十体を樹林に設置し、手足や尻尾が動いたり、ほえたりする。 利用客は二キロの林間コースを自動カートに乗って二十分かけて回る。歩いて見られる約四百メートルの遊歩道も併設する。料金はカート千三百円(中学生以下九百円)、徒歩三百円(同二百円)。園内の既存のゴーカートなどの利用料と比べて高額なため、繰り返し訪れるリピーター
古田武彦さん(ふるた・たけひこ=古代史研究家)が14日死去、89歳。故人の遺志で葬儀は行わない。 福島県生まれ。東北大で日本思想史を学んだ後、高校教諭などを経て昭和薬科大教授に着任。当初、親鸞の研究で知られたが、邪馬台国問題に強い関心を持ち、「魏志倭人伝」に記された国名は「邪馬台(たい)国」ではなく「邪馬壹(いち)国」と主張。九州説の立場で70年代以降、「『邪馬台国』はなかった」、「失われた九州王朝」(いずれも朝日新聞社刊)などの著作を次々と発表した。
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