江戸時代の寛永年間に建築されたとの調査結果が出された丸岡城天守=3月26日、福井県坂井市丸岡町上空から日本空撮・小型無人機ドローンで撮影 戦国時代の創建とされてきた福井県坂井市の丸岡城天守の整備時期が、江戸時代の寛永年間(1624~44年)と推定されることが3月26日、市教委の調査結果で明らかになった。全国には1615年の一国一城令以前に建てられた天守が姫路城など複数残っており、「現存する最古の天守」としてきたアピールの手法が軌道修正を迫られそうだ。 ⇒「価値不変」国宝化運動は継続 市教委から委嘱を受けた丸岡城調査研究委員会の吉田純一会長(福井工業大学客員教授)が同日、坂本憲男市長に報告した。 天守に使われている部材について、年輪や放射性炭素濃度、酸素同位体比から年代調査を行った結果、多くは1620年代後半以降に伐採されたと結論付けた。 丸岡城の創建時期については、戦国武将・柴田勝家のおい
福井県内の40代の男性僧侶が僧衣を着て福井市内で車を運転中、操作に支障があるとして県警に交通反則告知書(青切符)を切られたが、納得がいかないとして反則金の支払いを拒否し、宗派を巻き込んだ事態になっている。福井県の規則で「運転操作に支障を及ぼすおそれのある衣服」での運転が禁じられているためで、県警は1月9日、福井新聞の取材に「僧衣や和服が一律に違反になるわけではない。衣服の種類や形ではなく、着方を見て違反だと判断した」と回答した。 男性僧侶は浄土真宗本願寺派に所属。同派の西本願寺(京都府京都市下京区)によると、男性僧侶は昨年9月16日午前、福井市内の県道を軽乗用車で走行中、交通取締中の警察官から停車を指示された。思い当たる違反はなかったが、青切符に「運転操作に支障のある和服を着用して運転」と書かれ、反則金6千円を納めるよう求められた。 適用されたのは、県道路交通法施行細則にある「下駄、スリッ
確認された潜水艦「呂500」の艦首映像。縦型の穴が特徴=6月20日、京都府舞鶴市沖の若狭湾(niconico提供) 第2次世界大戦中にナチス・ドイツから譲渡され終戦後に若狭湾に沈められた旧日本海軍の潜水艦「呂500」を探索していた九州工業大学(福岡県北九州市)などの調査チームは6月20日、京都府舞鶴市沖の冠島付近で同艦の確認に成功した。福井県水産試験場によると、若狭湾に沈んだ旧日本海軍の潜水艦が確認されるのは初めてとみられる。 調査チームには同大のほか、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)や海洋調査会社などが参加。18日に福井県越前町宿の越前漁港を出港し、米軍発表の処分位置情報や沈没船の目撃情報などを基に若狭湾を探索してきた。 20日は、前日の音波調査で位置を特定していた沈没船2隻のうち1隻を遠隔式無人潜水機(ROV)で撮影。深さ約80メートルの海底で泥だらけの船体をカメラが捉え、
人気のペット犬であるチワワや柴犬、ダックスフントが、繁殖のためにすし詰め状態で飼育されていた。一斉にほえだすと、けたたましい鳴き声が耳をつんざく。飼育員は無数の犬から1匹ずつ無造作につかむと、狭いケージに押し込み餌をやった。「まるで地獄」。福井県坂井市郊外で2017年12月、商品を大量生産するように子犬を産ませる「パピーミル(子犬工場)」に視察に入った県内の動物愛護グループは、あまりに悲惨な光景に目を覆った。 数年前から「おびただしい数の犬の鳴き声がする」との情報が愛護グループに寄せられていた。経営者と従業員の間でトラブルが発生したと聞きつけ、愛護グループは2017年12月に2回、地元の県健康福祉センター職員とともに視察に入った。 愛護グループによると県内の動物販売業者は、廃業した平屋建て宿泊施設を改装して“工場”として使用。▽メス部屋▽オス部屋▽妊娠した犬の部屋▽子犬部屋-などに分かれて
ブロックで囲まれた「マス」にすし詰め状態になっている犬たち=2017年12月、福井県坂井市内(県内動物愛護グループ提供) 犬や猫約400匹を過密状態で飼育、繁殖するなど動物虐待が疑われる施設が福井県坂井市内にあることが2月28日、公益社団法人日本動物福祉協会(JAWS、本部東京都)などへの取材で分かった。同協会は3月1日にも、動物愛護管理法違反(虐待)などの疑いで、運営する動物販売業者を福井県警に刑事告発する方針。商品を大量生産するように子犬を産ませる「パピーミル(子犬工場)」と称される施設は全国的に問題視されており、この業者の繁殖場も同様の方式とみられる。 ⇒【関連】すし詰め子犬工場、地獄の光景 業者は、子犬や子猫を県内のペットショップなどで販売しているとみられる。 犬猫を大量繁殖させ販売することは、責任感の十分でない飼い主を生みだしかねず、同協会などは飼育放棄や殺処分を防ぐため、適切に
福井県池田町池田中2年生の自殺で、池田町学校事故等調査委員会がまとめた報告書(要約)の全文は次の通り。 (1)本件事故の発生 平成29年3月14日(火)午前8時ごろ、本生徒は本件中学校に登校し、玄関から校舎東側階段を上った。同日午前8時25分、本生徒が教室にいないことに気づき、教師らが捜索し、3階の生徒会室前廊下にカバンを発見し、窓から下を覗くと、本生徒が倒れていた。発見後直ちに病院に搬送したが、同日午前10時41分本生徒の死亡が確認された。 (2)調査委員会の設置と活動状況 本調査委員会は、平成29年4月に、本件事故の客観的、公正な調査・審議及び結果報告、是正策の助言等を目的として、池田町学校事故等調査委員会設置要綱に基づき設置された。設置後、本件中学校及び教育委員会から資料(事故発生報告書、教職員からの聞き取り結果、アンケート結果等)の提出を受けたほか、同29年4月27日以降同年9月1
福井県池田町池田中の男子生徒の転落死が自殺と公表された翌日の16日から19日にかけて、同町教委に批判などの電話が約370件寄せられていることが分かった。報告書(要約)が19日アップされた町ホームページへのアクセスも集中し、一時つながりにくくなった。 町教委によると、電話の内容は学校側の責任を追及する批判や苦情などがほとんどで、県外からが多い。町役場にも電話は掛かり、18日が多かったという。 町は19日午前9時半に報告書をアップした。通信社が報道したこともありアクセスが集中。町職員もアクセスできなくなり、午前11時ごろ管理会社に連絡した。 町総務政策課によると、この日のアクセス数は1万件を超えた。平時のアクセス数は1日平均100~200件ほどで、過去の不祥事の際に約6千件まで増えたことがあったが、アクセスできなくなることはなかったとしている。
福井県池田町の池田中で今年3月、2年生の男子生徒=当時(14)=が自殺した問題で、学校関係者の実家という誤情報をネット上で拡散された町内の飲食店に中傷や嫌がらせの電話が相次いでいることが20日分かった。ネット上では学校関係者の誤った情報も拡散している。弁護士は「業務妨害や肖像権、名誉権の侵害になりうる」と違法行為に当たる可能性を指摘している。 男性店主によると、電話が鳴り出したのは、町教委が「教員の厳しい指導などが要因の自殺」などと公表した2日後の17日午後6時ごろ。その時点までに、ネット上には、ある学校関係者の「実家」などと誤った情報が複数書き込まれていたという。 電話は1コールで切れる「ワン切り」や無言電話のほか中傷する内容などで「本人を出せや」「人殺し」と罵声を浴びせるものが多いという。営業中に業務と関係のない電話対応を強いられて支障が出ているほか、18日は夜中も数分おきに電話が鳴る
記事一覧 テクノ風お念仏やCG駆使し法要 福井「若者にも足運んでほしい」 (2016年5月4日午前7時00分) 須弥壇に画像を投影し、テクノ風にアレンジした正信偈を披露した「極楽音楽花まつり」=3日、福井市東郷ニケ町の照恩寺 テクノのリズムでお念仏―。若い世代にもお寺に足を運んでもらおうと、福井市東郷二ケ町の照恩寺は3日、親鸞聖人の教え「正信偈(しょうしんげ)」などをテクノ風にアレンジした音楽法要「極楽音楽花まつり」を本堂で行った。ご本尊を祭る須弥壇(しゅみだん)には、極楽浄土をイメージしたカラフルなハスの花などのコンピューターグラフィックス(CG)画像を投影。子どもからお年寄りまで約60人が、斬新な法要を楽しみながら手を合わせていた。 「音楽が大好き」で20代前半にはプロのDJとして活動していたこともある住職の朝倉行宣さん(48)が初めて企画した。朝倉さんは「正信偈は親鸞聖人の教えを当
記事一覧 東尋坊に珍しいポケモンが出現? 昼夜問わず県内外からゲーマー (2016年9月9日午前7時00分) ポケストップが多く集まる東尋坊では夜が更けても多くの人がゲームに興じている=7日午後8時45分ごろ、福井県坂井市三国町 スマートフォン向けアプリ「ポケモンGO」の配信から1カ月半。福井県坂井市の東尋坊にはアイテムを入手できる「ポケストップ」が多数あり、今も昼夜問わず多くの利用者が訪れる。商店街の店主からはごみや無断駐車などの苦情が聞かれる一方、「若者が集まることで東尋坊が明るいイメージに変われば」などと歓迎する声もある。 7日午後4時半すぎ。商店が次々とシャッターを下ろす中、スマホを手に散策する個人や若いカップルが目立つ。次第に人が増え、同9時ごろには四つのポケストップが集中する広場に50人ほどが集まり、暗闇でゲームに興じていた。 訪れた利用者によると、インターネットなどで東尋
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く