船を入れた後に水門を閉めて排水し、船の修理をする「ドライドック」。米海軍横須賀基地の中に、石造りとしては日本最古のドライドックがある。横須賀市はこのドックを見学するツアーを11月3日に開催することにし、参加者を募っている。普段は入れない基地内の歴史的建造物を見る貴重な機会になりそうだ。 現在の基地は、幕末に造られた横須賀製鉄所(後の横須賀造船所、海軍工廠(こうしょう))の跡地。基地内には六つのドックがあり、最も古いのは1871(明治4)年完成の1号ドック。全長は134メートルあり、約140年たった今も稼働している。 昨年が横須賀製鉄所着工150周年にあたることから、市は昨年、市民限定で初めて見学ツアーを実施。今年は4月に文化庁の「日本遺産」の構成文化財の一つにもなり、今回は住所を問わず広く募集することにした。 ツアーでは1号から3号までの…
おにぎりも総菜もすべて1品50円。名古屋市中村区に先月、こんな「食堂」がオープンした。店長を務める同区在住の佐藤秀一さん(48)が目指すのは「誰もが食事を楽しめる普通の食堂」だ。「生活が苦しい人も含め、様々な人が集えてこそ『普通』」。安く抑えた価格に、そんな思いを込めた。 食堂は中村区役所の北西角に8月1日にオープンした。児童福祉施設などを運営するNPO法人が同じ場所で営業していた店の名前「ふれあいキッチン べるえぽっく」を引き継ぎ、愛称は「50円おにぎり食堂」とつけた。 交番の跡地を利用した店内は10人も入ればいっぱいになる。佐藤さんは店員と2人で、毎日、おにぎり約60個や、煮物や揚げ物などの総菜約80皿を用意する。メニューは食材の仕入れ状況によって変わる。 好みの皿をトレーに載せて、カウンターへ。「5品で250円」。店員の計算に、客の口から思わず、「安い」の声が漏れる。佐藤さんは「コン
小牧市のセントラル製麺が、航空自衛隊小牧基地が監修したレトルトカレー「小牧発祥地鶏名古屋コーチンカレー」を十月から販売する。コーチンのこくとぴりりとした香辛料が絶妙にマッチ。名古屋市中区の県産品アンテナショップ「ピピッと!あいち」の店頭に並ぶ。 空自千歳基地のある北海道や三沢基地のある青森県など、各地で自衛隊員が食べているカレーがレトルト商品化されている。小牧市でも基地と協力して商品を作ろうと昨年十月、同社が企画。小牧基地に持ちかけた。 小牧基地の食堂では毎週金曜日の昼食メニューがカレーになっている。月に一回ほどは同市発祥の名古屋コーチンを具材に使っており、発祥地の宣伝にも一役買えるということで、コーチンカレーの商品化を決めた。レシピを教えてもらい、同社と取引する食品会社がレトルトカレーに仕上げた。
県と名古屋市が共催を目指す「二〇二六年アジア競技大会」は二十五日、ベトナム・ダナンで開かれるアジア・オリンピック評議会(OCA)で開催地が決定する。開催経費の負担など財政面を巡り、市がいったん立候補を撤回した紆余(うよ)曲折。実は、アジア大会の歴史をひもとくと、県と市双方の主張は大会そのものが抱える課題を映し出している。
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