JR東海は、リニア実験線(山梨県上野原市―笛吹市、42・8キロメートル)の走行実験に試乗した人数が、20万人を突破したことを明らかにした。一般向け体験乗車の参加者のほか、JRや政府関係者らも含む。10月11日から今月11日までに行われた体験乗車には1万人あまりが参加し、累計20万9千人になった。 超電導リニアへの試乗は1998年から、当時は全長18・4キロだった実験線でスタートした。実験線が延伸した2014年以降、一般向け体験乗車では約5万人が試乗している。 年2~3回の体験乗車への人気は高く、今年秋の抽選倍率は9・6倍だった。同社は「これからも乗車実績を重ね、コストの削減や乗り心地の向上を図りたい」としている。 (中日新聞)