全国の警察が昨年1年間に認知(把握)した刑法犯は91万5111件(暫定値)で戦後最少を更新した。戦後初めて100万件を下回った前年より8万1009件(8・1%)減った。警察庁が18日発表した。同庁は官民が一体となった街頭犯罪対策が効果をあげているとみている。 刑法犯の認知件数は2002年の約285万4千件をピークに15年連続の減少。約7割を占める窃盗犯が前年より6万7607件(9・3%)減り、全体の減少幅の8割を占めた。自動車や自転車、オートバイの乗り物の盗難のほか、ひったくりがいずれも前年より1割以上減ったのが目立つ。防犯カメラの広がりに加え、自転車やバイクの施錠の強化や電子式ロック装置「イモビライザー」装備の車が普及していることが要因とみられる。 凶悪犯も前年より5・6%減った。強盗が前年より20・6%減少し、5年前と比べてほぼ半減した。殺人と放火は前年に続きそれぞれ1千件を下回った。
18日午前11時45分ごろ、名古屋市中村区稲西町の民家の庭でサルを見たと110番があった。同市守山区、千種区、西区で先月下旬から目撃されているサルと同じとみられ、1匹で長距離を移動し、市内を横断した可能性がある。 中村区役所によると、区内では16日からサルの目撃情報がある。野生動物は人に危害を加える恐れがある場合以外は鳥獣保護法の規定で捕獲できず、担当者は「動向を見守っている。居ついてしまうので、絶対に餌をあげないでほしい」と話している。 中村署は目撃現場近くの小中学校に、サルがいても近づかないよう、児童・生徒に指導するよう要請。今のところサルによる被害の情報はないが、署はパトロールを強化している。 (中日新聞)
名古屋・栄の地下街「サカエチカ」が来秋の開業50年に向けて改装中で、バリアフリー化するという。どのように変わるのか。あの「クリスタル広場」は残るのか――。運営会社「サカエチカマチ」の安藤隆光常務に話を聞いた。(高橋諒子) ――1969年の開業以来初めての大規模な改装を進めていますね。 「広小路通と大津通の地下にある地下街、サカエチカは来年2019年11月に50周年を迎えます。この節目での完成をめざし、天井や壁、床を一新。バリアフリー化も進めています。総額で36億円を投じます」 「これまでは照明も床も直線的なデザインでしたが、間接照明を使って柔らかい色の光にしたり、壁や床の模様に斜めの線を採り入れたりし、ゆったり歩いてもらえる雰囲気をつくります」 ――ほかに変えるところは。 「空調設備を見直し、地下街の中心にあるクリスタル広場から地上につながる階段に、外気をさえぎる扉をつけます。これによって
高級ホテル・旅館を運営する星野リゾート(北佐久郡軽井沢町)が、住宅に有料で客を泊める「民泊」事業に参入する方針であることが17日、分かった。同社は軽井沢町内に多い別荘の管理事業も手掛けており、管理物件のオーナーが希望すれば民泊に活用する考え。町は別荘地を含む環境を守るとして民泊を町内で認めない方針だが、同社は適切に民泊を活用すれば「地域活性化につながる」としている。 6月の住宅宿泊事業法(民泊新法)施行で本格化する民泊事業を巡っては、楽天グループやJTB、住友林業など大手企業が相次ぎ参入を表明している。県内大手企業の民泊参入が明らかになるのは、星野リゾートが初めて。 1914(大正3)年に軽井沢町で創業した同社は、国内外で高級ホテル・旅館の運営を手掛ける一方、町内で古くから別荘地の開発・管理も手掛けている。自社のリゾート施設の周囲には約250区画の別荘地があるが、夏場の利用が多く、空いてい
飼いきれなくなった外来種ミドリガメを引き取るための池を建設しようと、爬虫(はちゅう)類と両生類の動物園「iZoo(イズー)」(河津町)が、費用をインターネットのクラウドファンディングで募っている。 イズーは2012年の開園当初から外来種を引き取っている。年間に1000匹ほど引き取るうち、9割はミドリガメで、現在の池は満杯状態という。ミドリガメは今後、飼育が原則禁止される「特定外来生物」に指定される可能性があり、捨てられるミドリガメはさらに増える恐れがある。 このためイズーは、ミドリガメ約8000匹を飼育できる大きさの池を、5月上旬頃までに設ける計画を立てている。維持費なども含めて約1000万円が必要になり、費用はパルコ(東京都)が運営するクラウドファンディングサイト「ブースター」で募る。1口3000円から申し込みができ、寄付額に応じて動物の写真などのプレゼントがある。 16日には、静岡パル
全天候型サッカー練習場(奥)の建設など、再開に向けて整備が進むピッチ(2017年11月19日、福島県のJヴィレッジで) 東京電力福島第一原発事故後、廃炉作業の拠点となっていたサッカー施設「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町、広野町)の最寄りに、JR常磐線の新駅が建設される見通しとなった。 福島県や双葉郡8町村が新年度当初予算案に建設費など関連予算を盛り込むことが17日、関係者への取材で分かった。Jヴィレッジは、2019年4月までに全面再開する予定で、復興の象徴として、観光誘客の柱となることが期待されている。 県や自治体幹部らによると、新駅は広野―木戸駅間の楢葉、広野両町境に建設され、総事業費は15億円程度。JR東日本、県、双葉郡8町村が3等分して負担する方針で、JR東日本は2月をめどに新駅の場所などを地元に示すという。
豊橋市をホームタウン(活動拠点)とする男子プロバスケットボール・Bリーグの三遠ネオフェニックスが観客動員で苦戦している。ホーム試合の入場者数はここまでB1の18チーム中の16位。1試合平均では昨季から300人近く減った。20日に再開する後半戦での巻き返しを目指すという浜武恭生社長(42)は「リーグの足を引っ張っている」と危機感を募らせている。 ――減った理由をどう考えているか。 「昨季はBリーグ元年で、チルドレスというNBA(米プロバスケットボール協会)の選手もいて話題性があった。今季は優勝を狙って強化費を増やしたが、けが人が多くて去年のようなスタートダッシュができなかった」 ――昨季は強豪の川崎にホー…
名古屋グランパスのMFガブリエル・シャビエル(24)が17日、新加入のFWジョー(30)とのブラジル人コンビでゴールの量産を誓った。昨季途中からチームへ加入し、J1復帰の立役者となったシャビエルは、今季エースナンバーの背番号「10」をつける。目標であるタイトル獲得に向け、キーマンの2人はピッチ内外で連係を高めている。この日は、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで2部練習を行った。 ワールドクラスのコンビネーションを、J1の舞台で披露する。シャビエルは新加入のジョーとの連係について「同じブラジル人であり、同じ言語が通じる選手同士。どんどんゴールを奪っていきたい」と得点の量産に自信をみせた。 ブラジル1部リーグで対戦した経験のある2人だが、シャビエルにとって元ブラジル代表のジョーは「偉大な存在」。その印象は同じユニホームに袖を通し、プレーしても変わることはなく、「実力は言うまでもない。ピッチ
2月9日に開幕する平昌(ピョンチャン)冬季五輪に向けて、韓国と北朝鮮が17日に合意した女子アイスホッケーの南北合同チームを巡り、韓国側には波紋が広がっている。エントリーできる選手は23人だが、北朝鮮側が10~12人を出場させたい考えを韓国側に伝えているという。 韓国アイスホッケー協会によれば、女子代表の候補選手は現在24人。18日に代表23人を選抜する予定だったが、先行きが不透明になった。米国出身のマリー女子代表監督は16日、記者団に「我々はコントロールできない。五輪間近に新しい選手が加わるのはやや危険だ」と懸念を示した。 17日現在の女子アイスホッケーの世界ランキングは韓国が22位、北朝鮮が25位。韓国の李洛淵(イナギョン)首相が16日、韓国記者団との懇談会で「女子アイスホッケーはメダル圏内にいない。北の実力のある選手が何人か加われば戦力が強化される」と語ったことも波紋を広げた。世論は猛
韓国の文在寅大統領は17日、平昌冬季五輪のアイスホッケー女子で検討されている南北合同チーム結成を巡り「戦力が大きく向上するとは思わず、むしろ息を合わせる努力がさらに必要になるかもしれない」とした上で、「南北が一つのチームで臨めば歴史の名場面になる」と述べた。 忠清北道鎮川のナショナルトレーニングセンターを訪れ、アイスホッケー女子を含む五輪代表選手らを激励する場での発言。選手らの負担を認めた上で南北関係改善を図る自身の政策に理解を求めた形だが、合同チームに対する「選手軽視」「成績度外視」との批判が収まるかは不明だ。 文氏は「アイスホッケーが国民の関心を集め、不人気種目としての悲哀をそそぐ良い機会になるのではないか」とも述べた。 アイスホッケー女子の韓国代表を巡っては、李洛淵首相が16日、合同チーム構想への理解を求める中で「(もともと)メダル圏内にあるわけではない」などと述べたと伝えられ、物議
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