北アルプス乗鞍岳の畳平(標高2702メートル)でここ数年、ライチョウの目撃数が急増している。すみかや餌となる高山植物が回復してきたことなどが要因とみられ、関係者は「ライチョウがすみやすい環境が整ってきた」と喜んでいる。 ライチョウは本州中部の高山帯にのみ生息する希少な鳥で、国の特別天然記念物や岐阜県の県鳥に指定されている。毎年6月ごろに平均6個の卵を産み、ひなは1年で産卵できるまで成長する。1980年代には国内で約3千羽いたが、天敵の侵入などで減少し、現在は推定で2千羽弱とされる。 乗鞍岳周辺の自然環境を監視している、飛騨県事務所環境課の乗鞍環境パトロール員のまとめによると、乗鞍岳でのライチョウの目撃数は、少なくとも2014年から17年まで毎年増加している。今年は昨年より4日早い6月25日にふ化が始まり、7月10日までに、過去4年間の同期の平均の11羽を大きく上回る23羽のひなが目撃されて
御嶽海関の初優勝に歓喜する町民ら。最前列で仲間と抱き合って喜ぶ母親の大道マルガリータさん(前列左から3人目)=21日午後5時45分、上松町公民館 勝利が決まり、手を上げて喜ぶ住民ら=21日、木曽町文化交流センター 「おめでとうー」。大相撲名古屋場所で関脇の御嶽海関(25)=本名・大道久司、出羽海部屋=が念願の初優勝を決めた21日、地元の木曽郡上松町、木曽町で行われたパブリックビューイング(PV)に詰め掛けた計約240人の住民らは歓喜に沸いた。相撲が盛んな木曽地方にとって、しこ名の由来となった御嶽山の麓で育った郷土力士の快挙は、この上ない喜び。地元に元気を与えた御嶽海関への感謝の言葉が飛び交い、大関昇進への期待も大きく膨らんだ。 上松町では地元スポーツクラブ「木曽ひのきっ子ゆうゆうクラブ」が同町公民館でPVを開催し、町民ら約120人が駆け付けた。御嶽海関の初優勝が決まると、「感動をありがとう
大相撲の関脇御嶽海(25)=本名・大道久司、木曽郡上松町出身、出羽海部屋=が21日、名古屋市のドルフィンズアリーナで行われた名古屋場所14日目で平幕の栃煌山を寄り切って13勝目(1敗)を挙げ、初の幕内優勝を決めた。長野県出身力士の優勝は優勝制度が定められた1909(明治42)年以降で初めて。 3横綱と新大関が休場する事態となった中、小結から2場所ぶりに関脇に戻った御嶽海は初日から連勝街道を突っ走った。相手の取り口を冷静に分析して前に出る自分の相撲を貫き、中日8日目に幕内で初のストレート勝ち越しを決めた。10日目には10場所目を迎えた三役で初の2桁勝利を達成。12日目に大関高安に敗れたものの、13日目には大関豪栄道を破って持ち直した。3敗の平幕2人に追われた14日目の白星で、千秋楽を待たずに優勝が決まった。 日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は御嶽海について、次の秋場所(9月9日初日・
国特別天然記念物ニホンライチョウが絶滅したとされる中央アルプスの駒ケ岳(2956メートル)で、半世紀ぶりに雌1羽が確認されたことが21日分かった。登山者が20日に写真を撮影し、環境省信越自然環境事務所(長野市)がニホンライチョウと確認。同事務所は他の生息域から飛来した可能性があるとし、近く長野県関係者や専門家と調査する。 公益財団法人岐阜県建設研究センター(岐阜県大垣市)常務理事の鈴木金治さん(59)=岐阜市=が木曽郡上松町から駒ケ岳に登り、同じ登山道を下山中の20日午後0時半すぎ、「頂上木曽小屋」手前の登山道脇のハイマツが広がる場所で羽が褐色の成鳥1羽を目撃。「最初は信じられなかったが、ライチョウに間違いない」と撮影したという。 小屋を経営する畑政市さん(79)=上松町=は、鈴木さんから撮影直後に小屋で画像を見せてもらい、「夢のよう。子どもの頃に見た記憶がよみがえった」と話す。 同事務所
練習を終えて引き揚げるイニエスタ選手。吉田監督は起用を明言した=21日午後、神戸市西区、いぶきの森球技場 18日に来日したばかりの元スペイン代表MFイニエスタが、さっそくJリーグデビューを果たす。明治安田J1リーグ第17節の22日、6位神戸(勝ち点25)は本拠地ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)に14位湘南(同19)を迎える。吉田監督は途中出場を明言した上で「中盤ならどこでもできる。より多くボールを触れられる場所で」と青写真を描く。 指揮官の驚きはチームメートたちの反応だった。「すごく楽しそう。彼1人でこんなに変わるのか」。イニエスタが自ら仲間に歩み寄って声を掛ける姿を見て「(人柄も)超一流」と絶賛した。 21日は非公開練習だった。イニエスタの取材対応もなかったが、ラストパスを受けることになるFWウェリントンは「とてつもなく頭がいい」と印象を語った。 その根拠がプレー判断の速さという。
憲法が「国権の最高機関」と定めた言論の府の惨状も極まった。安倍1強政治のおごりがもたらした民主主義の危機は一層深まったと言わざるをえない。 きょう閉幕する通常国会で、政権与党は働き方改革法、参院の定数を6増やす改正公職選挙法、そしてカジノ実施法を次々と強行成立させた。 一方で、行政の公正性や政治への信頼を深く傷つけた森友・加計問題は、誰一人政治責任を取らぬまま、真相解明はたなざらしにされた。 巨大与党を従えた長期政権の弊害が、国の統治を根腐れさせようとしている現状を、これ以上見過ごせない。 ■説明せぬ政権の不実 行政府を監視し、熟議を通じて、より幅広い国民の理解を得ながら法律をつくる――。そうした国会の機能をこれほど形骸化させた第一の責任は、安倍首相にある。 昨年の通常国会から追及が続く政権をめぐる問題は、今春以降、新たな局面を迎えた。 森友学園との国有地取引をめぐっては、財務省による決裁
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く