新潟県は5日、胎内川上流に建設中の奥胎内ダム(胎内市)で試験的に貯水した際に計画を守らず、放流を止めていたと発表した。ダムの下流1キロ先まで水がない状態となり、同日の調査でカジカやイワナ計1031匹の死骸が確認された。 県新発田地域振興局によると、9月25日午後1時頃から28日午後6時頃までの間、ダムの水門を試験的に閉めた。計画では、下流の生態系に影響が出ないように必要な流量の維持を定めていたが、一切放流をしていなかったという。 2日に同振興局に「川に水が流れていない」と問い合わせがあったが、「やむを得ない措置」と回答。ツイッターに魚が死んでいるとの投稿もあり、同振興局は4日から調査していた。 同振興局は、計画を守っていなかった原因などを調べている。同振興局は「関係者にご迷惑をかけ申し訳ない」としている。
![ダム放流せず、川に水が流れず魚1031匹死ぬ : 環境 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/007b297aefed04ae2e9d60f02463a27545f57c9c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Fimages%2Fyol_og-image.png)