伝統工芸品の「升」に新たな可能性を――。全国有数の升の生産地として知られる大垣市で升を製造、販売する大橋量器が今月、店舗やオフィスなどで使える内装材のブランドを立ち上げた。新しい活用方法をきっかけに、地域活性化への広がりにも期待する。 今回立ち上げたブランドは「MASPACIO(マスパシオ)」で、スペイン語の「もっと」「空間」という意味の単語を組み合わせた。同社では日本酒を飲むための酒器はもとより、表面にレーザー加工で刻印した記念品など、多くの商品を開発してきた。一方で、海外からまとまった升の注文が入ることがあり、利用方法を調査した結果、飲食店のパーティションなど、インテリアの一部として活用されていることが分かったという。こうした事例に新たな可能性を見いだし、検討を重ねた結果、升を内装材として活用する新ブランドを立ち上げたという。 升の内装材は、立体感のある幾何学模様による見た目の美しさや
![岐阜)升の内装材、ますます活用 大垣の大橋量器:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4abc0f902b6304ab42dce30bff9c75e1b04b0a6e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Farticles%2Fimages%2Fc_AS20200324004908_comm.jpg)