名古屋大と岐阜大を運営する東海国立大学機構などは16日、愛知、岐阜、三重、静岡4県にある全国立大・機構による連携組織「東海地域・国立大学連携プラットフォーム(C―FRONT、シー・フロント)」に信州大(本部・長野県松本市)が加わり、名称を「東海・信州 国立大学連携プラットフォーム(C2―FRONTS、シー・フロンツ)」に変更する方針を発表した。29日に名古屋市内で学長らトップによる会合を開き、正式に決める。
愛知県教委は16日、県立高校で導入する中高一貫教育の第2次導入校(2026年4月開校)のうち、既存の中学校と連携した教育を行うあま市の美和、豊田市の衣台の2校とそれぞれ連携する中学を明らかにした。本年度の後半から中高の連携教育を開始し、26年度の生徒入学に備える。 衣台、美和の両高校と連携する中学校 2024年度 連携教育の取り組みを開始 【衣台】豊田市保見中 【美和】あま市七宝中・七宝北中・美和中・甚目寺中・甚目寺南中、大治町大治中 2026年度 連携教育を受けた生徒が高校に入学 第2次導入校7校のうち、この2校は「地域の教育ニーズ対応型」の位置付け。衣台は外国にルーツを持つ生徒向けの日本語教育や異文化理解、美和は地域の人材育成に重点を置いた教育を掲げる。中学は併設せず、既存の中学と連携した中高一貫校となる。...
復旧工事で最も左岸寄りの柱が撤去された明治用水頭首工=15日、愛知県豊田市で、本社ヘリ「わかづる」から 愛知県豊田市の矢作川から農工業用水を取水する施設「明治用水頭首工(とうしゅこう)」で大規模漏水が判明してから17日で2年。所管する農林水産省は、施設の一部を撤去して基礎から造り直す復旧工事を進めており、2025年度中の完成を目指す。 漏水は左岸側の川底で発生。有識者による検討委員会は、川底から地下に浸透した水が地盤に穴を開ける「パイピング現象」により堰(せき)の下をくぐり抜ける水の通り道ができたと結論付けた。漏水を防ぐため地下に埋め込まれる鉄板は、左岸側の一部で設置されていなかった。
国宝絵巻の複製や稚児舞衣装など展示 源氏物語の作者紫式部が主人公のNHK大河ドラマにちなむ企画展が高岡市万葉歴史館と射水市新湊博物館で開かれている。(松村裕子) 万葉歴史館は企画展「万葉集と源氏物語」で源氏物語と万葉集の関わりを紹介。「花散里(はなちるさと)」の巻で光源氏が詠んだ歌に、万葉集の歌のイメージが反映されている。源氏の娘が嫁入り道具に字の上手な天皇が書いた万葉集を贈られたとの話は、紫式部が類似の話を知っていて創作した可能性があるという。国宝、源氏物語絵巻の複製で万葉集が出てくる場面を展示している。 担当者は「奈良時代の万葉集が平安時代に源氏物語を通じて読み継がれたことを知ってほしい。大河ドラマが万葉集に関心をもつきっかけになれば」と期待する。7月22日まで、火曜休館。観覧料300円、中学生以下無料。
神仏用のろうそくで国内最多のシェアを誇る「カメヤマ」(大阪市)は15日、今年3月に亀山市栄町で開店した直営店に併設して、工場見学などができる「カメヤマローソクタウン」を開いた。
オーロラと年縞(ねんこう)の関係とは-。北海道、石川輪島市や福井県内で、11日夜から12日未明にかけて観測されたオーロラと見られる現象は、年縞で知られる水月湖(若狭町)の上空にも現れ、福井県年縞博物館で研究する立命館大の山田圭太郎助教(34)が撮影に成功した。年縞に含まれる炭素量の変化から、過去にオーロラが発生したと思われる年代を特定できることもあり、山田助教は「年縞が取れる水月湖で観測できたのは研究者冥利(みょうり)に尽きる」と目を輝かせた。
中部電力と再生可能エネルギーコンサルティング会社OSCF(東京)は14日、愛知県新城市と設楽町の山間地で開発を計画していた風力発電所の検討を取りやめると発表した。中電によると、現地調査の結果、十分な風が吹かないことが分かり、事業性を見込めないと判断した。 計画では、両市町にまたがる3カ所(計約6・4平方キロ)に発電機を最大20基設置。総出力は最大8万6千キロワットで、中電が携わる陸上風力では石川県で計画する発電所(9万6千キロワット)に続く規模になる予定だった。
水位が低下し続けている井戸。水面より50センチほど高い黒く変色した部分まで水で満たされていたという=14日午後、岐阜県瑞浪市大湫町で(吉本章紀撮影) 岐阜県瑞浪市北部にある大湫(おおくて)町で、リニア中央新幹線のトンネル掘削工事が原因とみられる井戸やため池の水位低下が2月から相次いでいることが分かった。JR東海は13、14日、それぞれ地元住民と瑞浪市幹部に状況を説明。代替水源を確保するなど対策案を説明した。水位の状況を見ながら、今後も工事は続けるという。 JRや地元関係者によると、JRが大湫町の32カ所を調査したところ、計43世帯に水を供給している共同水源3カ所と、個人宅の井戸9カ所、ため池2カ所の計14カ所で水位が低下。2月下旬、JRが設置している観測井戸で水が減り始めた。その後の調査で共同水源や井戸でも水位の低下が判明し、共同水源1カ...
ギネス記録に挑戦するため、テーブルいっぱいに並べたおろしそばを食べる人や会場を囲むように並ぶ人たち=11日午前11時54分,福井市のハピテラスで 福井名物「おろしそば」でギネス世界記録に挑むイベントが11日、福井市のハピテラスで開かれた。英国の本部から提示された8時間以内に2500杯以上のそばを販売する認定条件を突破しようと、熱い思いを抱いた県民が集結し、会場一帯は大にぎわい。5時間で4013杯という驚異的な記録を打ち立てた。福井のソウルフードがギネス世界記録に新たな歴史を刻んだ。 「日本一のそばを世界一に」と掲げた老舗製麺所「宗近」(越前市)の企画。世界中の人に福井のそばをアピールすることでインバウンド(訪日客)需要も呼び込もうと準備を進めてきた。2500杯以上の条件は、これまでに他の食材で8時間以内の最多食数に挑戦した他国の達成数値を参考に示された。公式認定員の立ち会いの下、そばの注文
北前船の後継 西洋帆船写真など 能登半島地震で被災した高岡市内の旧家の蔵から救出された資料が、市立博物館に相次ぎ寄贈された。4月に寄贈された明治期の西洋帆船の船長、田子竹次郎の資料には、伏木港に停泊する西洋帆船の写真や、ロシアとの貿易商品が分かる取引書類も含まれ、仁ケ竹(にがたけ)亮介主幹は「北前船の後継となる西洋帆船の具体的な貿易実態がうかがえる貴重な資料」と話す。 (松村裕子) 田子竹次郎(1856~1930年)の孫竹雄さん(伏木古国府)が、地震で物が散乱した蔵を整理して25点を寄贈した。竹次郎は西洋帆船太陽丸の船長を務めるなど、伏木、新潟、函館とロシアを行き来して貿易した。取引書類には塩鮭(しおじゃけ)やアザラシ皮など商品の記載がある。竹次郎の船歴が分かる船員手帳やペストなど、感染症の流行地に寄港していない証明書もある。 博物館は文化財レスキューとして3月までに3件、4月に新たに2件
明治時代に発刊された敦賀市内の名所や史跡などの写真集「福井県敦賀郡名所古蹟(こせき)写真帖(ちょう)」の、市立博物館所蔵のものよりも保存状態が良い一冊が発見された。元市議の今大地(こんだいじ)晴美さん(73)が、父で地域史研究団体「気比史学会」初代会長の檀野直三さんの遺品から見つけたという。今大地さんは市へ寄贈する意向で「多くの若い人に見てもらい、地元に誇りを持ってもらうきっかけになれば」と力を込める。 市立博物館によると、写真集は1909(明治42)年ごろ、当時の皇太子の敦賀訪問を記念して作られた。太平洋戦争で焼失する前の気比神宮本殿、現在の位置に移転して間もない2代目の敦賀駅舎など、27カ所の風景が収められている。市立博物館には2007(平成19)年、同市敦賀南小学校にあったものが寄贈され、企画展などで展示されてきた。 今回発見された一冊は、博物館のものと内容は同じだが、紙の材質や表紙
坂井市龍翔博物館が2024年度から、館内の展示品である「遊女の打掛(うちかけ)」の調査に乗りだす。作者や額装時の意図、本来の色などについて分析を進め、より深く、分かりやすく解説できる態勢を目指す。 遊女の打掛は、2頭の龍が玉を争う「双龍争珠(そうりゅうそうじゅ)」のデザインで、旧三国町が所有。江戸天明期(1781~89年)に「縫屋藤七」が制作したと伝わるが、その人物の詳細や根拠は不明という。同博物館の前身、みくに龍翔館で展示されていた。 双龍争珠は江戸時代後期に吉原遊郭で流行したデザインとされ、浮世絵にもよく描かれている。同館の打掛は竜の牙に象牙、目にガラスが採用され、迫力がある。現在は縦113センチ、横181センチのサイズに額装されて展示されている。
写真共有アプリ「インスタグラム」で四季折々の風景を紹介するインスタグラマーとして活動する西尾市上矢田町の会社員、稲垣貴司さん(43)が、同市錦城町の市歴史公園にある数寄屋風邸宅「旧近衛邸」で上下対称になった風景写真を撮影して投稿し、話題を呼んでいる。漆塗りの座卓の表面に反射する景色を観賞できる京都の瑠璃光院をイメージしたという。
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