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岡崎市が舞台となった二〇〇六年放映のＮＨＫ連続テレビ小説「純情きらり」の撮影を記念して、市内に整備された散策路「純情きらり手形の道」の清掃活動が二十九日あり、ボランティア団体「岡崎きらり隊」のメンバーや市職員ら約三十人が参加した。

【養豚場に向かう県職員ら＝伊賀市内で】 三重県は29日、伊賀市内の養豚場で豚熱（ＣＳＦ）が発生したと発表し、この養豚場で飼育する約6600頭の殺処分を始めた。全頭の処分まで約１週間を要する見通し。県内養豚場での発生は、いなべ市内で確認された昨年７月以来となる。鈴木英敬知事は29日の記者会見で「迅速かつ的確な措置で早期収束を図る」と述べた。 県によると、この養豚場から28日に「豚舎で20頭が死んでいる」と連絡があった。県の中央家畜保健衛生所による同日中の遺伝子検査で陽性が判明。国の検査結果を経て29日に豚熱と確定した。 県は養豚場の全頭を殺処分した上で、敷地内に埋却する方針。来月４日に殺処分を完了し、９日には埋却や消毒を含めた全ての防疫措置を終える考え。県職員や自衛官ら延べ約３千人を投入する方針。 また、養豚場周辺や対応の拠点となる県伊賀庁舎などの４カ所に消毒ポイントを設置。一方、県内全ての

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多機能トイレ使用、スマホで状況確認　浜松のエストが新システム ＩＴベンチャーのエスト（浜松市西区）は、多機能トイレの使用状況をスマートフォンで遠隔確認できるセンサーシステムを開発した。１月下旬に発売し、障害者や車椅子利用者など多機能トイレを使う人々の外出時の負担軽減を目指す。 多機能トイレの使用状況を遠隔で確認できる装置を示す白鳥進社長＝１２月中旬、浜松市中区 多機能トイレで使われている引き戸に対応した装置で、ドアの開閉と熱を検知する２種類の小型センサーをドア上部に取り付け、個室の入退出情報を確認する。利用者が店舗などトイレのある施設のＱＲコードをスマホで読み取ると、サーバー経由で施設内のトイレの使用状況が表示される。価格は３年分のサーバー利用料も含め、１台税別２万円。 同社の白鳥進社長（６７）は、車椅子を使う親族が外出時に多機能トイレを探し、不便な思いをしていることから開発を進めた。「契

◇南砺・高瀬神社　越中一宮高瀬神社（南砺市）は新年から、境内のご神木の杉の葉を使ったお守り「すぎ守」の授与を始める。市内産のしけ絹紙を使った小袋に入り、神社でまつる大国さまの富山弁のお諭し付きで、市内の女性たちが作った。 最長で樹齢八百年の杉にあやかり、新型コロナウイルス禍でも「無事に過ぎ（杉）るように」との願いを込めた。二匹の蚕が紡ぐことで節ができるしけ絹を和紙にはって杉葉を入れる小袋を作り、干支（えと）の丑（うし）をあしらった。

所属工房は１日から展示　ＮＰＯ法人障害者アート支援工房「ＣＯＣＯＰＥＬＬＩ（ココペリ）」（高岡市伏木古府元町）で創作活動をしている作家の末永征士さん（射水市）が来年のえと「丑（うし）」をテーマに原画と下絵を手掛けた大絵馬「有志之歩（うしのあゆみ）」が二十八日、高岡市の射水神社に飾られた。しっかりと大地に立つ黒牛に、正月らしく松竹梅をちりばめた作品に仕上げた。　（武田寛史） 大絵馬の制作は七年目で、末永さんは十一月から創作を始めた。大きさは縦二・二メートル、横一・八メートル。アクリル絵の具で、体や足が大きく、クリッとした目がかわいらしい牛を描いた。同神社本殿横に約一年間飾られる。 同工房に所属する知的障害者らの作家が来年のえと「丑」にちなんで描いた「アール・ブリュット（生の芸術）」の作品を展示する「七つの彩（いろ）の祝い丑（うし）展」が来年一月一〜十七日に同神社参集殿の通路で始まる。

３種ずつ 見どころや文化財紹介　寺や神社を参拝すると購入できる「神社仏閣カード」が三十日から、金沢市を中心に県内の寺社二十二カ所で授与される。見た目は絵柄や写真が印刷されているゲーム用のトレーディングカードのようだが、各寺社の見どころや文化財などが写真で紹介されている。寺社ごとに三種ずつ用意し、一枚三百円。どれが当たるかは袋を開けてのお楽しみ。考案者は「寺や神社に興味を持つきっかけにしたい」と話している。　（堀井聡子） 企画したのは、任意団体「未来に残したい日本文化財普及協会」（東京都）代表理事の岩田翼（たすく）さん（３７）。以前は大手旅行サイトの運営会社で勤務し、各地方の観光誘客に携わったが、「地域の寺社それぞれに特色があるのに、地元の人が気付いていない」と感じていた。また、観光客が立ち寄り境内の立て札を読んでも、内容が記憶に残りにくいことももどかしかった。 そこで思い付いたのがカード。

毎年三が日に約四十万人と県内一の参拝者数を誇る多賀町の多賀大社では、新型コロナウイルスの対策を徹底し、初詣の参拝客を迎える支度が整えられている。 さい銭箱を、密を避けるために六メートル広げた。真正面での参拝待ちの行列ができないように、左右に広がって参拝するよう呼び掛ける。地面には待機位置の目印もつける。 二十二日は、境内各所のおみくじの筒やドアノブなど人の手が触れやすい場所に抗菌コーティングを施した。バスの車内などの抗菌コーティングをしている大津市の滋賀交通が施工した。手水（ちょうず）場のひしゃくは取り払い、流水式になっている。社寺建築を手掛ける彦根市鳥居本町の西澤工務店が製作。竹風のデザイ...

甲賀市信楽町の信楽高校に全国募集枠で入った陶芸部一年、植盛優菜さん（１６）＝兵庫県西宮市出身＝の焼き物が、県高校総合文化祭（総文祭）の美術作品の「立体」で優秀賞に選ばれ、二〇二一年夏に和歌山県で開かれる全国総文祭に出展される。植盛さんは「将来はものづくりの職に就けたら」と、焼き物の町で創作に励んでいる。 作品のタイトルは「令和二年タコイカ合戦」。タコとイカが海底で触手をからませて戦う姿を想像し、巧みな造形力で表現した。実家が海沿いにあり、タコは好物で創作意欲をかき立てられた。海に捨てられるごみの問題も気掛かりで、作品のタコがごみを拾う器を触手で抱えている。

坂井市三国町崎の越前松島水族館で、毎年恒例のペンギンの「初詣」に向けた練習が行われている。鳥居と社殿が設置された散歩コースを歩くペンギンたちのかわいらしい姿に、観客は魅了されていた。 初回の二十六日午前十一時二十分にはオウサマペンギン三羽が登場。ぺんぎん館からお散歩広場までの三十メートルをよちよちと歩き、家族連れやカップルらがその様子を見守った。ペンギンたちが赤い鳥居をくぐると「すごい、ちゃんと入っていくんや」「鳥居見上げてるね」と歓声が上がった。

コロナ禍の1年は、クラブスタッフにとっても戦いだった。無観客試合、収容率制限、応援ルール…。戸村さんは、「誰も体験をしたことがない1年だった」と振り返った。リーグ戦のホーム17試合の入場者は14万5472人。入場者減少を最小限に抑えた背景を探ると、3つのキーワードが浮かぶ。 コロナ禍における集客の「一丁目一番地」は、スタジアムの安全を確保し、それを伝えることだった。クラブは、スタジアム内の飲食店でソーシャルディスタンスをとって並ぶ様子を伝えるなどの発信を続けたほか、選手が登場をする動画で感染防止を呼びかけたほか観戦マナーの周知を徹底。愛知県や保健所と連携しつつ、安全性を高めた。 本拠地・パロマ瑞穂は、一部観客席が番号のない自由席。クラブは、4月に座席に手作りのシールを貼って指定席化した。作業には、楢崎正剛クラブスペシャルフェローらも参加をしたという。再開の時期が不透明な春先の段階で、全席指

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きさらぎ駅が初めてネットで話題になったのは、二〇〇四年。ネット掲示板「２ちゃんねる」（現在は５ちゃんねる）に「はすみ」と名乗る女性らしき人が書き込んだ。 内容はこうだ。「新浜松駅」から電車に乗ったはすみさんは、〇四年一月八日午後十一時二十分ごろ、「先程（ほど）から某私鉄に乗車しているのですが、様子がおかしいのです」と投稿。電車は二十分以上、止まらず、聞いたこともない「きさらぎ駅」に着く。降りたはすみさんは、次々と怪奇現象に遭遇。体験したことを逐一投稿し、翌日午前三時四十分ごろ、「もう（携帯電話の）バッテリーがピンチです」という書き込みを最後に、二度と掲示板に登場することはなかった。

新年を前に、県内最多の初詣参拝客が訪れる三嶋大社（三島市）は、境内での一方通行徹底を呼び掛ける看板を設けるなど、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じて準備を進めている。六十万人超の参拝を見込んでおり、担当者は「最大限の努力をしてお迎えする。感染防止には参拝客の協力も必要。分散参拝なども検討してほしい」と呼び掛けている。 看板は、大鳥居をくぐってすぐの場所と、参道を進んだ総門の目の前などに設置。参拝客が順路が分かるようになっている。総門の先には検温や手指消毒のスペースがあり、例年混み合う本殿前では、警備員による整列を徹底する。境内の計三カ所に、参拝客の体温の変化が分かるカメラも備えた。 ピークが予想される三十一日午後十一時〜元日未明は、大鳥居からではなく、東側の駐車場から境内に入ってもらう。出店も、三が日は営業せず四日にするなど、外部の協力も得て感染防止に努める。担当者は「元日や三が日でな

伊賀市の養豚場で二十九日、豚熱の感染が確認された。県内の養豚場での感染確認は一年五カ月ぶり。県は飼育豚へのワクチン接種など防疫体制を強化してきたが、再度の感染を受け、警戒を強めている。　（帯田祥尚、斉藤和音） 家畜のにおいが鼻をかすめ、坂を上った先の豚舎から、甲高い鳴き声が聞こえた。感染した豚を飼育する伊賀市内の養豚場。同日午後三時ごろ、白い防護服を着た県職員らが敷地内に消石灰をまき、作業着姿の関係者らが重機で死骸を埋めるための穴を掘っていた。

岐阜市大宮町の「大河ドラマ館」は、岐阜ゆかりの武将の名前が金文字で入った記念証を来年一月一〜三日に来館した人に配布する。日によって武将の名前が替わり、三日分を集めると背景に富士山や干支（えと）の丑（うし）と麒麟（きりん）の柄が完成する。各日先着五百人。 一日は明智光秀、二日は斎藤道三、三日は織田信長の名前が入る。市大河ドラマ推進課の担当者は「新しい年が明るい年になるように、との思いを込めて配る。足を運んでもらえたらうれしい」と話す。

Ｊ３岐阜の新監督に、Ｊ１のＦＣ東京コーチの安間貴義氏（５１）＝写真＝が就任することがクラブ関係者への取材で分かった。仲田建二監督（４７）は来季、ヘッドコーチとしてチームに残る。 安間氏は静岡県出身。甲府や富山などで監督を歴任し、２０１５年からＦＣ東京の指導者を務めている。クラブは若手育成の手腕と豊富な指導経験から新監督に招いた。

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、新城市市場台のオートバイ販売店モトサイクレット・サワダの沢田光さん（４０）らが頭を抱えている。毎年一月二日に新城市桜淵公園であるバイク愛好家の集まりがその理由だ。　（山谷柾裕）

被爆直後の広島、長崎の惨状を描いた絵として有名な連作「原爆の図」（丸木位里（いり）・俊（とし）の合作）の初めての修復作業を、愛知県立芸術大（長久手市）が手がけることになった。丸木夫妻が一作目の「幽霊」を発表して今年で七十年となり、経年劣化が進んでいた。作品を所蔵する「原爆の図　丸木美術館」（埼玉県東松山市）と、どう修復するか調整を進めている。　（宮崎正嗣） 「原爆の図」は、二人が一九五〇〜八二年に発表した屏風（びょうぶ）絵。全十五作のうち十四点は丸木美術館が所蔵し、丸木夫妻が六七年に同館を開館して以来、常設展示してきた。 「幽霊」は、広島の原爆で焼けただれた皮膚を引きずる人々が、大きな画面に黒々と浮かびあがる。発表時の日本はまだ占領下。原爆被害の報道規制がある中、被爆者の姿を初めて広く伝えた絵として評価されている。 美術館によると、近年は建物の老朽化や作品の経年劣化が進み、虫害による傷みや