名古屋産業大と名古屋経営短大（いずれも愛知県尾張旭市）の教職員組合で委員長と書記長を務める元准教授と教授の2人が、組合結成後に雇用契約を更新されず雇い止めにあったり、雇い止めを通告されたりしていたことが5日、関係者への取材で判明した。 組合側は「組合活動への報復で不当労働行為だ」として、両校を運営する学校法人・菊武学園に2人の雇い止めの撤回を求め、県労働委員会に紛争調整のあっせんを申請。関係者によると、このうち組合委員長の40代女性元准教授は3月末で退職したが、県労委のあっせん案に基づき学園側から解決金が支払われた。 関係者の話などによると、元准教授は2012年度から同短大で特任講師に就き、16年度から准教授に就任。学園の新型コロナウイルスへの対応が不透明だったことから、書記長で同短大の50代女性教授らとともに20年11月24日に組合を結成した。

「自動音声での金山駅の読み方がＪＲ東海、地下鉄と名鉄で違います。なぜか気になります」。各鉄道事業者の計５路線が乗り入れ、東海地方の多くの利用客に親しまれる金山駅。同駅を巡る疑問が、電車で通学する愛知県日進市の男子大学生からユースク取材班に寄せられました。調べていくと、地名の読み方の奥深い世界に入り込むことになりました。（石井宏樹） 愛知県岡崎市出身の記者は、子どもの頃から金山駅を通っているが、投稿を見るまで気にしていなかった。実際に乗ってみて、駅や車内で流れる自動音声をじっくりと聞いてみた。 ＪＲ東海と名古屋市営地下鉄は「かなやま」と後ろの三文字を高めに発音。一般的な「広島」の読み方に近い。一方、名鉄は「かなやま」と「な」だけを高めに発音し、「岡山」の読み方に近い。投稿を寄せてくれた大学生は「名鉄の方に違和感がある」と話し、記者も同じ感想を持った。

岐阜県瑞浪市大湫町の国登録有形文化財「大湫宿旧森川訓行家住宅（丸森）」で、正月飾りの餅花の展示販売が始まった。餅花は長野県や岐阜県飛驒地方の小正月飾りで、市の中山道観光案内所として開館した2016年から、スタッフが毎年、手作りしている。 価格は4色の餅がついた大が1500円、紅白の餅の小が1千円（いずれも税込み）。台座には、昨年7月に倒れた樹齢約670年の大杉の枝が使われている。 売り上げの一部は大杉の保存活用に寄付される。売り切れ次第終了。問い合わせは丸森（0572・63・2455）へ。 ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下（中⑤企画）パーツ＝1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下（中⑥デジ編）パーツ＝8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!--

岐阜県郡上市八幡町を舞台にした短編映画「おどりなき夏」が完成した。製作したのは、東京を拠点に活動する若手の映画監督やプロデューサーらの有志。将来は「郡上おどり」を題材にした長編の映画づくりを目指していて、今回の作品はその足がかりとして自主製作した。ユーチューブなどで配信されている。 日本三大盆踊りの一つ「郡上おどり」は、新型コロナウイルスの影響で2年連続で中止となった。その郡上八幡の夏をテーマに、帰郷した息子と今は亡き父が、思いがけない出会いを果たす物語だ。 愛知県春日井市出身のプロデューサー内藤諭さん（38）は3年ほど前、深夜ラジオでタレントの山里亮太さんが、郡上おどりの魅力を紹介しているのを聞いて興味を持った。いつか郡上おどりを題材にした長編映画を作ってみたいと考えていた。 今年6月、郡上おどりが昨年に続いて中止になったことを知り、郡上市を訪れた。美しい自然や古い町並みを目の当たりにし

【愛知】名古屋シネマテーク（名古屋市千種区）は、日本ではあまり公開されない中央アジアの映画を11日から17日まで特集上映する。新旧9作品（8プログラム）のうち6作品が日本初公開となる。 1991年12月のソビエト連邦崩壊と前後して独立したカザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン。その5カ国にアフガニスタンを加え、中央アジアの今昔を見渡す。 「黄色い雄牛の夜」（96年）は本国トルクメニスタンで上映禁止処分を受けた作品。首都アシガバートの人口の3分の2が犠牲になった1948年の地震とスターリンの圧政を背景にした家族愛の群像ドラマだ。 「海を待ちながら」（2012年）の舞台は半世紀で10分の1まで干上がったアラル海。海難で妻と仲間を失った船長が船を引きずって水のない海を横断しようとする狂気と祈りの物語。 「カーブルの孤児院」（19年）は旧ソ連軍からイスラム武装勢力の

【長野】サッカー明治安田生命J2リーグの松本山雅FCは5日、今季最終戦をホームのサンプロアルウィン（松本市）でV・ファーレン長崎と戦った。すでにJ3降格が決まって迎えた最終戦だが、1―2（前半0―1）で敗れ、サポーターに勝利を見せられなかった。試合後の記者会見で、名波浩監督（49）は続投する意向を明らかにした。 山雅は最終戦で来季につながるきっかけをつかみたいところ。先発出場の若手の俊足FW横山歩夢が、何度か見せ場をつくった。 それでも最初に失点するパターンは変えられず、後半も開始直後にボールを奪われて、あっという間に失点した。ここで、下部組織から初めてトップチームに昇格したMF稲福卓が初出場。攻撃にリズムが出て1点を返し、なおも攻め立てたが、勝ち点なしの最下位のまま今季が終わった。 試合後、選手やスタッフがピッチに整列し、スタンドにあいさつした。クラブの神田文之社長は「みなさんの期待を裏

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明治安田Ｊ２は今季最終戦となる第４２節の１１試合を松本市のサンプロアルウィンなどで行い、来季のＪ３降格が決まっている松本山雅は長崎に１―２で敗れた。９月の勝利を最後に１１試合連続未勝利でシーズン終了。７勝１３分け２２敗で勝ち点３４から伸ばせず、最下位に終わった。 松本山雅は１８歳の横山が２４試合…

同寺の僧侶や奉賛会、ボランティアのメンバーら三十人が参加した。越前大仏は、室内の座像では国内最大の高さ十七メートル。参加者ははしごを使って大仏の足や手まで上がり、さおに取り付けたはたきでほこりを払った。大仏殿内の仏像や仏具なども掃除した。 同寺の僧侶山内曦玄さん（４２）は「コロナが収まり、無事に一年を越せそう。すがすがしい気持ちで大仏を見に来てほしい」と話した。越前大仏は最近、写真共有アプリ「インスタグラム」で若者らの注目を集めているという。

十二月に入り、朝晩の冷え込みが日増しに強くなっている。駒ケ根市から望む中央と南の二つのアルプスも、冠雪が進んでおり、冬の訪れを感じさせる。駒ケ根観光協会は、中ア千畳敷の雪景色や温泉、星空など冬の駒ケ根観光をアピールしている。 同観光協会によると、中ア千畳敷の初冠雪は、例年並みの十月二十日。最近は千畳敷の観測地点で積雪四五センチを記録した。千畳敷までは、市街地からバスとロープウエーで行くことができ「冬山登山をしなくてもあれだけの雪景色を見られるのは貴重」という。

サッカーＪ２の最終四十二節は五日、全十一試合が各地で行われた。Ｊ２優勝が決まっているジュビロ磐田は磐田市のヤマハスタジアムで、ブラウブリッツ秋田を２−１で下し、三試合ぶりの白星で有終の美を飾った。磐田の最終成績は２７勝１０引き分け５敗だった。 試合後には、ファンに向けたセレモニーがあった。冒頭で運営会社「ジュビロ」の小野勝社長が「コロナ禍の中、熱い声援を送っていただき、Ｊ１昇格、Ｊ２優勝を成し遂げることができた。次のＪ１というステージに向かうジュビロへ再び、熱い後押しをお願いします」とあいさつをした。ＤＦ大井健太郎は「二度とＪ２に戻らないよう、Ｊ１で暴れたい」と抱負を語った。　（川住貴）

ギャラリーには、遠州織物特有のさまざまな色や模様の端切れを縫い合わせた大きな服の形の作品が並ぶ。二十一枚の作品は、手をつないで輪になっているように結び合っており「布を介して人と人が関わり合い、地域を盛り上げていこう、という思いを込めた」と伊豆教授は話す。 作品は、遠州地方の十五社、三組合に端切れを提供してもらい、教員と学生らが各社ごとに縫い合わせて制作した。伊豆教授は「遠州織物は、コーデュロイから涼やかな布地まで、同じ綿から多様性のある布ができる高度だが温かさも感じさせる稀有（けう）な技術。たくさんの服に包まれ、森を歩くように散策してみて」と呼び掛ける。

百六十年続く木曽漆器の老舗「よし彦」（木曽町福島）が、東京の鉛筆製造「北星鉛筆」と開発したシャープペンシル「うるし塗りの大人の鉛筆」が好評だ。九月にインターネットで発売し、十二月からよし彦の店舗でも扱う。既に三千本を売り上げる人気商品になっている。 北星鉛筆が展開する太い鉛筆芯を使ったシャープペンシル「大人の鉛筆」シリーズの一つ。高級感あふれる落ち着いたデザインが特徴で、一本千六百五十円。黒、朱、生漆の三種類を用意した。 北星鉛筆が昨年十一月、新型コロナウイルスの感染拡大から抗菌性がある漆に着目し、よし彦に漆塗りを依頼。コロナ禍で両者の担当者は一度も面会せず、電話とメール、サンプルの交換のみで開発した。 鉛筆一本につき、漆を塗っては拭き取る作業を五度繰り返し、ムラがでないよう調整した。気温や湿度によって乾燥させる時間を変え、一週間かけて丁寧に作っている。 よし彦にとって他社とのコラボは初め