リアコ、イルデ、同担―。これらの言葉、どんな意味か分かりますか?答えは、名古屋短大(愛知県豊明市)の学生が日本語研究のゼミで制作している「オタク用語辞典 大限界」の中に。オタクを自覚する学生らの情熱を、学びに生かそうとの試み。どの単語も熱を込めて解説した読んで楽しい辞書は、11日からの大学祭で販売する。(日下部弘太) 辞典の制作は、日本語をテーマに卒論を仕上げる現代教養学科のゼミで2年生7人が打ち込む。指導する小出祥子准教授(奈良時代語)は着任4年目。学生が卒論に取り組みやすいよう、一昨年からそれぞれが好きなアイドルやマンガのキャラクターの言葉をテーマにした。 自分が好きな対象とはいえ、文字起こしなど面倒な作業も多い。「それでも好きでやれる人、つまりオタクが入ってくる割合が年々増えた」と小出准教授。生き生きと意見を発する学生の姿を見て、オタク用語を辞典にまとめることを思い付いた。ゼミ生も賛