三重県四日市市を拠点に活動する女子ラグビーチーム「三重パールズ」が、頂点を決める全国選手権に向け、最後の仕上げに励んでいる。準決勝は22日に鈴鹿市で開かれるとあって、選手たちは地元の大声援に期待している。 鈴鹿市で14日にあった公開練習では、社会人チーム「菰野ラビッツフットRFC」と四日市工業高校のラグビー部を相手に、本番を想定してパス回しやスクラムを特訓。力で上回る男子選手を、優れたチームワークで揺さぶり、順調な仕上がりを見せた。 今季で創設7年目となるパールズは、15人制女子ラグビーの頂点を決める全国選手権で一昨年、初優勝するなど着実に力をつけてきた。だが、昨季はコロナ禍に翻弄(ほんろう)された。チーム発足当初からの目標だった三重国体が中止になったほか、全国選手権も出場辞退に追い込まれた。 巻き返しを図った今季は、ニュージーランドで昨年秋に開かれたW杯の日本代表に斉藤聖奈主将(30)ら