愛知県豊川市小坂井町で8日、市指定無形民俗文化財「菟足(うたり)神社の風祭り」が始まり、江戸時代から伝わる縁起物の風車が販売されている。地域の人による手作りで、コロナ禍のため販売するのは3年ぶりという。9日まで。 風車の羽根はヒノキ製で、色鮮やかな彩色が施され、風を受けるとくるくると回る。俵形の羽根が6枚あり、1反の田んぼから6俵の米が取れる「豊作」や、「六俵(無病)」の願いが込められている。 かつては農家が副業として作っていたが、いまは自営業の男性(70)がほぼ1人で手作りしている。男性は「いずれはなくなるんじゃないかと思うけれど、できる範囲で伝統文化を継承していきたい」と話した。 菟足神社はJR飯田線小坂井駅から徒歩5分ほど。風車は4種類の大きさがあり、500~1800円。(戸村登) ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 --><!--株