茅野、諏訪両市にまたがる霧ケ峰で大型連休中の4日に起きた大規模な林野火災の焼損面積について、県諏訪地域振興局は25日、両市や諏訪広域消防本部、茅野署との合同現地調査を経て166.25ヘクタールと確定したと明らかにした。東京ドーム約35個分の広さに相当する。焼損面積はこれまで暫定値で約180ヘクタールとしていた。県消防課によると、1989(平成元)年以降に県内で発生した林野火災では3番目の規模という。 関係機関の合同調査は17日に実施。さらに県林業コンサルタント協会と振興局が22日に小型無人機ドローンで上空からの測量を行い、これらの結果を基に算出した。内訳は茅野市域92.42ヘクタール、諏訪市域73.83ヘクタール。現在は焼け跡から芽吹きが始まっている。 諏訪地域振興局林務課は同日までに、両市と合同で人工林の状況を調べた。カラマツ林やアカマツ林の一部に火が入ったものの、樹木の生育には影響がな