保護者の平日休みに合わせて子どもが学校を休み、家族で活動する機会をつくる新しい制度「ラーケーションの日」について、導入を呼びかけている県と県教委は、名古屋市を除く県内全五十三市町村が導入すると明らかにした。県立の全高校と全特別支援学校、十九市町の全小中学校がモデル事業として九月から取得できる態勢を整える。 ラーケーションの日は県独自の取り組みで、九月から本年度中に二日の休みを取得でき、欠席扱いにならない。授業を受けられなかった子どもは家庭で自習してもらう。保護者と子どもが相談して日取りを決め、事前にメールなどで学校に届け出る。家族で旅行に出かけることもできる。来年度からは年三日に増やす。 モデル事業の実施校では、保護者への制度の周知や学校を休む子どもへの配布物など事務負担増に対応するため、各校に非常勤の校務支援員を配置する。本年度末に保護者や子ども、教員を対象にアンケートを行い課題を検証す