「前田土佐守泊札」など、江戸時代の金沢-江戸間の旅にまつわる品が並ぶ=金沢市片町の前田土佐守家資料館で 江戸時代の加賀藩重臣の金沢-江戸間の旅に焦点を当てた企画展「行くも帰るも123里」が、金沢市片町の前田土佐守(とさのかみ)家資料館で開かれている。重臣を務めた前田土佐守家に伝わる史料など約50点が並ぶ。 同家の歴代当主らは将軍への叙爵(官位を受けること)の御礼や参勤交代の御供として、一生に1~3回ほど江戸を訪れた。展示では旅が行き帰りともに2週間前後かかり、参勤交代でなくとも家臣ら約200人が関わる一大事(十代直信の場合)だったことなどを紹介する。 同館初公開の「前田土佐守泊札(とまりふだ)」(個人蔵)は、長野県の上田宿で旅籠(はたご)を営んでいた家に伝わる木札で、前田土佐守家の宿泊を示すため掲げられた。六代直方(なおただ)の時代に当主に準じる「準代」だった前田直養(なおやす)の日記も展
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