仁坂吉伸和歌山県知事は1日の記者会見で、東京電力福島第1原発の放射性物質を含む処理水の扱いを巡り「(安全性を)完璧にチェックしてモニターする技術が確立していれば、ためておく必要はない」と指摘し、現地での海洋放出に言及した。 仁坂氏は松井一郎大阪市長が大阪湾への放出の可能性に触れたことについて「原発が健全に動いていたときには、世界中の原発で生じた水は浄化して海に出していた。わざわざ(大阪湾に)持ってきて放出せずに、汚染が発生しているところで浄化して流すべきだ」と述べた。
2020年度から始まる大学入学共通テストへの英語民間検定試験の導入を巡り、萩生田光一文部科学相は1日の閣議後記者会見で「初年度は精度向上期間だ。決断できない大学を無理に追い込むことはしない」と述べ、参加の意向を明確にした大学のみで運用を始める方針を示した。 民間試験の成績を各大学に提供する大学入試センターのシステムの利用は、原則9月末までに民間試験の活用方針を示した大学のみに認め、個別の事情がある場合も今月10日前後を最終期限とする。活用方針が未定の大学が多いことが、民間試験に対する受験生の不安の一因となっていることを踏まえた。
愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」への補助金を交付しないと文化庁が決めたことに名古屋市の河村たかし市長は26日、「至極まっとうな判断だ」と述べた。市役所で記者団の取材に答えた。 市は芸術祭の費用として約2億1千万円を負担。うち約3400万円は閉幕後に支払うことになっている。河村氏は「国と共同歩調を取りたい」と話し、支払わない可能性を示唆した。 芸術祭の実行委員会は大村秀章・愛知県知事が会長、河村市長が会長代行を務める。河村市長は開幕直後に従軍慰安婦を象徴した像などを批判し公開中止を求めた。
「あいちトリエンナーレ2019」芸術監督の津田大介さん(奥中央)。同左は愛知県の大村秀章知事=21日午後、名古屋市 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止になった問題を巡り、文化庁は26日、同芸術祭への補助金約7800万円を交付しないと発表した。愛知県が補助金申請した際、交付審査に必要な情報が文化庁に申告されず、手続き上の不備があったと判断した。 同庁関係者は取材に対し「展示内容の是非が不交付の理由ではない」と強調。ただ、展示などを巡り予想された「運営を脅かす事態」について、事前に伝えていなかったことを問題視した。 愛知県の大村秀章知事は同日、国の第三者機関「国地方係争処理委員会」に審査を申し出る意向を示した。
【ニューヨーク共同】ニューヨーク訪問中のスウェーデンの「環境少女」グレタ・トゥンベリさん(16)は25日、右派メディアなどで批判や中傷が相次いでいる事態を受け「なぜ大人たちは、子供が科学を奨励するのをあざ笑ったり脅したりすることに時間を費やそうとするのか、正直言って理解できない」とツイッターで反論した。 グレタさんは国連本部で23日開かれた気候行動サミットで演説するなど大きな注目を集めているが、米国の右派メディアやインターネット上で「両親に洗脳された」などと中傷されている。
父親譲りの熱のこもった演説で知られる小泉進次郎環境相だが、よく聞くと意味が通らない発言が目立つとツイッター上で話題になっている。「赤を上げて、白を下げないとどうなると思いますか?そう、赤と白が、上がるんです」といった小泉氏が「言いそうなこと」を想像した投稿が相次ぎ、面白さを競い合う「大喜利」状態だ。 政治アナリストの伊藤惇夫さんは「(小泉氏は)話術は優れているが中身は空疎だ。(東京電力福島第1)原発事故の汚染水についても謝罪はしたが、国や環境相として今後どう対応するかが発言からは分からない。国会答弁などで真価が問われるのはこれからだ」と注目する。
新聞記事やイラストの作成、輸送業務の委託料に消費税の増税分を上乗せしていなかったのは消費税転嫁法違反(買いたたき)に当たるとして、公正取引委員会は20日、未払いの計約1億4500万円を委託先など関係事業者に支払うよう、中日新聞社(名古屋市)に勧告した。 同社経営企画室の武藤正敏次長は「法律への認識不足で迷惑をお掛けした。速やかに差額分を支払い、再発防止の体制を整える」とのコメントを出した。 公取委によると、消費税が5%から8%に変わった2014年4月以降、原稿作成や輸送の事業者、同社が運営するカルチャー教室の講師に対し、業務委託料を変更していなかった。
「チームウエルカムセレモニー」で、名古屋市の河村たかし市長(右)から扇子を贈られたラグビー・ジョージア代表の選手=18日夜、名古屋市 20日に開幕するラグビー・ワールドカップ(W杯)のジョージア代表チーム約50人が18日、公認キャンプ地の名古屋市で開かれた「チームウエルカムセレモニー」に参加した。河村たかし市長は「サンキューフォーカミング。エンジョイ名古屋!」と流ちょうな英語でスピーチし、激励した。 名古屋ゆかりの日本舞踊「西川流」の演舞も披露され、選手から拍手が上がった。河村市長は記念品として名古屋城が描かれた扇子を贈り、選手とだるまに目を書き入れた。 式典後、メラブ・シャリカゼ主将は記者団に「日本文化に触れることができ、良い体験になった。(チームの活躍を)お楽しみに」と話した。
「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止となった問題で設置された検証委の会合(右奥)=17日午後、愛知県庁 愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止になった問題で県は17日、検証委員会を県庁で開き、企画提案から展示に至る経緯を報告した。元慰安婦を象徴した「平和の少女像」など一部の作品を巡り、丁寧な解説や適切な展示方法があれば「より理解が得られ、より安全に展示できた」と指摘した。再開の可否には触れなかった。 一方、座長の山梨俊夫国立国際美術館長は終了後、記者会見し「再開は条件が整えばすぐにできるという問題ではない」と述べ、現時点では困難との認識を示した。 検証委は8月16日に初会議を開き、今回が2回目。
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