1月27日、雪が積もる京都の奥山を調査しました。林道に入ると、道沿いの雪上にベージュ色の粉がまかれていました。 米ぬかでした。見渡すと、道路沿いに何カ所かまかれています。地元の人に聞くと、こうやって山奥から動物たちをおびき出すのだそうです。イノシシなら、1頭仕留めたら、30万円で売れるということでした。こうやって1年中、山奥から動物たちをおびき出しておいて、動物が山から出て来たからけしからんと、動物を敵視する。人間の道徳観として、疑問でした。 よく見ると、そばにイノシシの足跡が少しありました。さっそく、米ぬかにつられて出てきてしまったのでしょう。 イノシシノの足跡は、シカと違って、ひずめだけではなく、かかとの部分にもへこみができます。木の枝で示しているのがかかとのへこみです。 ヌカは、イノシシをおびき寄せるためにまいたのでしょう。水に少し濡れて酵母菌により発酵すると、アルコール臭を発するよ
![くまもりNews](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/267a0718ba83c87609b023a69a6807774676f532/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fkumamori.org%2Fnews%2Fwp-content%2Fuploads%2F2015%2F02%2Fs-IMG_7043.jpg)