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ブックマーク / masanork.hateblo.jp (8)

  • コーディングは設計か製造か - 雑種路線でいこう

    ソフトウェア開発を製造業の設計のメタファーで捉えるか、製造のメタファーで捉えるかは経営学で永らく論争の行われてきたテーマらしい。実際のところ両面あるんだろうけれど、バグを減らすための品質管理になると、製造メタファーの方が相関が分かりやすいこともあって応用が進んでいるようだ。業態によっても違って、携帯サイト構築のように自社サービスのコーディングであれば、経営判断とコーディングを同じ人間が担当できる可能性があるけれども、受託開発など自由が利かないケースも多い。役所では最近、分離調達といって設計と施工を分ける手法が一般化しつつあるが、こちらは建設のメタファーを参考としているようにみえる。 ソースコードの一行一行は、経営判断そのものだ。 どの部分を汎用的につくり、どの部分をやっつけで作るか、そして、どの部分をパフォーマンス優先でつくり、どの部分を可読性優先でつくるかは、そのソフトウェアステムを使っ

    コーディングは設計か製造か - 雑種路線でいこう
    mikey
    mikey 2008/01/22
    役所では最近、分離調達といって設計と施工を分ける手法が一般化しつつある/IBM筆頭にITベンダ各社はコンサルティング部門を強化している
  • ポータルとブラウザの終焉 - 雑種路線でいこう

    大学が決まってライター駆け出しの頃、最初に書いた記事は98 Magazineのコラムで、IE 3.0とブラウザ戦争の足音を告げるものだった。当時はNetscapeの優勢を疑う者はおらず、時代を先取りする記事だったと今も自負している。今年2月でNetscapeブラウザのサポートが終わり、年初からYahoo! Japanのリニューアルでトップからディレクトリが消え、ひとつの時代が終わったと実感した。 気付いたらブラウザもポータルもコモディティ化してしまった。素人目にYahoo!とNiftyとMSNのトップページを見比べても違いは分からない。世界で最も成功しているYahoo! Japanが、どうして好調とはいい難い米Yahoo!のデザインを追っかけなければならないか理解に苦しむが、もはやポータルは将来へ向けた競争領域ではなく、トラフィックを少しでもマネタイズするために広告スペースを大きくすること

    ポータルとブラウザの終焉 - 雑種路線でいこう
    mikey
    mikey 2008/01/04
    それは彼らの頭の中で、ネット上のニコニコ動画というサイトではなくて、いきなりニコニコ動画なのだ。 なるー
  • 情報サービス産業を救う銀の弾丸はない - 雑種路線でいこう

    そうそう人月はなくならない。世界の何処だってヒトを売るときは人月だ。同じヒトを買うならユーザー企業が直接雇用した方が方が安いし組織の壁がなく合理的だ。米国で日よりパッケージの活用が進むなど合理的な情報システムが構築されやすいのは、一時的なコンサルティングやプロフェッショナルサービスはともかく、システムの企画とか調整はユーザー企業の従業員が行っていることが大きい。きっちり業務プロセスから見直すことができるし、ちゃんとコストを下げるインセンティブが働いているのだ。 日でそういった企業が少ないのは、ジョブローテーションの中で情シス部門のスペシャリストを育て、しかるべき処遇を用意することが難しく、減点法の人事評価ではリスクを取って新しい技術を導入するより、付き合いの長い業者に丸投げして失敗を避け、或いは失敗しても責任を押し付けた方が得だからだ。 つまりユーザー企業の発注能力が低いとか、重層的な

    情報サービス産業を救う銀の弾丸はない - 雑種路線でいこう
  • 下流志向の私 - 雑種路線でいこう

    最近「何をやりたいの」とか聞かれるとさっぱり答えられない.今やっている仕事にそこそこ満足しているが,あと20年とか30年も続けることではない気がする.これまで何となく興味を持てることを探して,転職も社内異動も自分から能動的にこなしてきたけれども,そろそろ落ち着きどころを決めないと,段々と潰しがきかなくなりそうとか焦りもある. どの仕事も1年くらいで嫌になったり先がみえたりして退いたから,気がつくとたかだか10年の社会人生活で職務経歴書が2ページでは収まらなくなっているけれども,この3年くらい似たような仕事をしている.バタバタ働いて個々の局面で結果は出せた気もするけれども,じゃあ一言で何をやったのかといわれても答えにくい. システム構築から離れた時点で覚悟していたことだが,あれをつくりました,これをつくりましたというのは分り易くてよい.調整とか折衝という仕事は,まあ結果的に世の中が複数均衡あ

    下流志向の私 - 雑種路線でいこう
    mikey
    mikey 2007/05/14
    一体日本人は生きるということを知っているだろうか。学校というものを離れて職業にあり附くと、その職業を為し遂げてしまおうとする。その先きには生活があると思うのである。そしてその先には生活はないのである。
  • 情報サービス産業に明日がなくても構わない - 雑種路線でいこう

    情報サービス産業に対しては,人月単価ベースのビジネスモデルがいけない,エンジニアを使い捨てている,高い単価でオフショアとどう戦うのか,とかいろいろなことがいわれているし,どっかに活路がないものかなとここ数年いろいろ調べたりもしたのだけれども,最近ふと別に情報サービス産業に明日がなくても構わないじゃないか,と考えるようになった. 結局のところ要件定義や仕様書に基づいてシステムをつくるという仕事は,ITが生む付加価値そのものを受け取るようにビジネスモデルができていないのだ.技術や製品・専門知識に希少性があった時代はそれでも儲かったが,ハードやソフト,それらに対する知識がコモディティ化した瞬間,サービスやソリューションそのものがコモディティ化することは避けられなかったのだろう. 僕はIT自体にはまだまだ可能性があると思うけれども,徐々にレントがIT製品を扱う企業から,ITを活用して新しい価値を生

    情報サービス産業に明日がなくても構わない - 雑種路線でいこう
    mikey
    mikey 2007/05/14
    自律的で優秀なプログラマが,駄目な奴と十把一絡げで人月単価で計算され,使い捨てられる仕事に就くだろうか.時間的な仕事量ではなく,仕事の質や意味を通じて,成果を出し,評価を受け得る領域に行こうとする
  • 「真実の預言者」は誰が何を隠したいか既に知っている - 雑種路線でいこう

    情報大航海プロジェクトがCEATECで真鍋かをりにGoogle八分を説明させるビデオを流したという.ストレートに取るとGoogleだけが検索を握っていると,Googleとか米国に都合の悪い情報を検索できなくなって問題だということだろうけれども,国家安全保障の観点でGoogle当に怖いことは別にある. Googleは彼らが自覚しているか別として,既に権力者からGoogle八分依頼を受け付けることで逆に世界各国の政権を転覆し得るスキャンダルデータベースを握り,各国政府からGoogle Earthの削除依頼を受け付けることで世界の軍事拠点データベースを握ることのできる立場にある.これはGoogleの高騰した時価総額や膨大な手元現金以上に,彼らの考える世界政府を樹立する上で強力な政治力を発揮するだろう. beyondさんの指摘をみると,閣僚についての過去のまずい情報についてGoogle八分にす

    「真実の預言者」は誰が何を隠したいか既に知っている - 雑種路線でいこう
  • 雑種路線でいこう - 私はなぜ4年たっても会社を辞めないのか

    いまの会社に入って先月末で丸4年が経った。石の上にもというし3年くらいは居ようと思ってはいたが,次第に歳をとったせいか4年なんてあっという間だった。昨日,新しい上司と初顔合わせをしたのだが,彼は僕にとって7人目の上司となる。2回の社内異動は自分から望んでのこととはいえ,1年も経たずにころころ上司が変わるのでは評価もへったくりもない。 若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日の未来 (光文社新書) 作者: 城繁幸出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/09/15メディア: 新書購入: 17人 クリック: 447回この商品を含むブログ (613件) を見る『若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日の未来 (光文社新書)』を読んで,自分が前の会社を辞めたころのことを思い返した。付与された当時は百万長者と煽てられたストックオプションは行使期限がきてみると2桁ほど暴落していたし

    mikey
    mikey 2006/10/05
    現状を変える努力でもしてみようかなという気になっている。辞めることはいつだってできるんだから,いつクビになってもいいやという気概を持って,やりたいことを押し通してみればいいんじゃないか,と考えるた。
  • 「日本への執着」が日本のソフトを弱くする - 雑種路線でいこう

    宋文洲氏は日のソフトウェア技術者の卑屈な「日人特殊論」こそ日に於けるパッケージソフトが流行らない理由と論じているが,これはミスリードも甚だしい.IBMが独禁法の排除勧告を受けてハード・ソフト分離を行って以来30年有余年の歴史を持つソフトウェア産業振興の議論を蒸し返し,ちょっとした補助金を受け取ろうという魂胆なら却って芳ばしい時代錯誤かも知れないけど. 確かにパッケージソフトウェアが入りにくいことは日のエンタープライズ市場の際だった特徴だが,これは宋氏の論ずるパッケージソフト・ベンダの怠慢より,長らく閉鎖的だった資市場やユーザー企業の問題である.土地や機械といった実物資産を担保にしか資金を借りられず,株式会社をつくるのに一千万円もの資が必要だったから,多くの零細ソフトハウスがリスクを取れず人月商売に精を出した.80年代,90年代を通じて生まれたなんちゃってパッケージ業務ソフトの多

    「日本への執着」が日本のソフトを弱くする - 雑種路線でいこう
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