[ワシントン 28日 ロイター] 米中経済・安全保障調査委員会は、米国の人工衛星2基が、2007年と08年に少なくとも4回にわたって、中国軍からとみられるハッキングを受けていたとする議会向けの報告書案をまとめた。 報告書案によると、中国の関与を示す直接的な証拠はなかったが、ハッキングは「中国軍の手法と一致している」という。 攻撃を受けた衛星は、米航空宇宙局(NASA)と米地質調査所(USGS)が所管するもので、気象観測や地形調査のために使用されていた。 1基は2007年と08年に計12分以上の妨害を受け、もう1基は2008年6月に2分以上、同年10月に9分以上の妨害を受けていた。通常ハッカーは、複数の地域を経由してコンピューターに不正侵入するなど、痕跡を分かりにくくしているため、攻撃の当事者を特定することは極めて困難。今回のハッキングは、ノルウェーの地上施設を経由して行われていたが、施設を
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