左から日本年金機構「不正アクセスによる情報流出事案に関する調査結果報告」、サイバーセキュリティ戦略本部「日本年金機構における個人情報流出事案に関する原因究明調査結果」、日本年金機構における不正アクセスによる情報流出事案検証委員会「検証報告書」 標的型攻撃により日本年金機構から約101万人・約125万件の年金情報が流出した問題は、事件判明から2カ月以上が経過し、ようやく全容が見えてきた。2015年8月20日に日本年金機構並びに内閣官房のサイバーセキュリティ戦略本部が、翌21日には機構を管轄する厚生労働大臣が立ち上げた第三者検証委員会が、それぞれの調査報告書をWebサイト上に公表した。(写真1)。 本編だけでも合計100ページを超える報告書は類が無い。「非常に貴重な資料。機構や厚生労働省の対応に不備はあったが、多くの組織にも当てはまる課題でもある。他山の石として、多くの人がきちんと読んでほしい
![「年金機構の態度は論外」、年金情報流出問題に3つの調査報告書が出そろう](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cb348c906372205dcc3b62f1766c2f90eed95c1f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fit%2Fatcl%2Fcolumn%2F14%2F346926%2F082400321%2Fph1.jpg%3F20220512)