IPSTARはセルラー方式の思想を取り入れたブロードバンド衛星、だから大容量で安い タイコム公社 CTO(最高技術責任者) Paiboon Panuwattanawong氏 タイのタイコム公社の子会社IPSTARが保有するブロードバンド通信用の人工衛星「IPSTAR」(THAICOM4号機)。世界最大の通信容量を持つブロードバンド専用の人工衛星であり、通常の衛星が2G~3Gビット/秒のところ、総帯域容量は45Gビット/秒に達する。利用料金も他の衛星通信サービスと比べて破格値であり、下り最大1Mビット/秒の通信サービスを月額3500円から利用できる。 こうした特徴から東日本大震災直後にも大活躍。日本の携帯事業者4社が、地上系の通信回線が途絶えた地域で基地局のエントランス回線として利用した。IPSTARが大容量かつ安価なサービスを提供できるのはなぜか。タイコム公社のPaiboon Pnuwat
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