2021年2月3日付で、米・電子図書館連合(DLF)が、新型コロナウイルス感染症感染拡大下における、メタデータに関するプロジェクトや活動を紹介する記事を掲載しました。 同記事は、電子図書館の標準・ツール・実践等の課題に取り組むAssessment Interest Group(DLF AIG)の、メタデータワーキンググループによるものです。同ワーキンググループでは、通常は来館者サービス等別の業務を行っている職員に仕事を提供するために、リモートやオンラインでできる業務として、デジタルコレクションに関する作業を増強した方法ついて議論が行われてきました。 記事の中では、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により休館、テレワーク体制となった以下の機関における、他部局の職員や学生スタッフ等を取り込んだ、デジタル資料に関するメタデータ作成・修正やテキスト化、索引付与のプロジェクト、新たなデジタルコレ
Europe PMC(PubMed Central)は、2月9日、1万5,300件のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)関連のプレプリント全文が検索・閲覧可能になったと発表した。 Europe PMCは、2020年7月からCOVID-19関連のプレプリント全文のインデクシングを開始。Wellcome、英国のMRC(UK Medical Research Council、英国医学研究会議)、SNSF(Swiss National Science Foundation、スイス国立科学財団)のサポートを受けて同件数の検索・閲覧が可能になったという。 インデックシングの対象となるプレプリントは、arXiv、bioRxiv、ChemRxiv、medRxiv、Research Square、SSRNからのものであるという。 [ニュースソース] Over 15,300 full text COV
ウィズ・コロナ時代の北米の大学図書館サービス<報告> 早稲田大学図書館・御園和之(みそのかずゆき) 2020年12月10日,私立大学図書館協会オンラインセミナー「ウィズ・コロナ時代の大学図書館サービス~北米の現場から~」が協会加盟館の所属者を対象に開催された。筆者が所属する,本協会の国際図書館協力委員会では,例年,海外の図書館等を訪問し見識を深める海外認定研修を実施しているが,新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により,2020年度は中止となったため,その代替として実施したものである。企画・運営に関しては,丸善雄松堂株式会社様の多大なるご協力をいただいた。全国から135人の参加があり,また,東亜図書館協会(CEAL)日本語資料委員会のメンバーからも,特別に参加の希望があった。 本セミナーは,北米の大学図書館に勤務する以下3人の日本研究司書による事例報告と,パネルディスカッション・質疑応答
ロックダウン下の英国公共図書館レポートに見る図書館の貢献 筑波大学大学院人間総合科学学術院・土屋深優(つちやみゆう) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大により,英国では2020年3月から6月まで最初のロックダウン体制が敷かれ,公共図書館も少なくとも4か月の休館を余儀なくされた。ロックダウン期間中の公共図書館サービスについて,図書館関連慈善団体であるLibraries ConnectedおよびCarnegie UK Trustが調査レポートを公開した。本稿では両レポートについて概要を紹介する。 Libraries Connectedは2020年10月に調査レポート“Libraries in Lockdown: Connecting Communities in Crisis”およびそのサマリーを公開した。これらのレポートは132館へのアンケート,18人のサービス担当責任者へ
アマビエでつながる地域と図書館:信頼性のある情報発信 くまもと森都心プラザ図書館・石本美夏(いしもとみか) くまもと森都心プラザ図書館は,新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため2020年2月29日から5月20日までの82日間,休館を余儀なくされた。来館者サービスが実施できない中,「アマビエという妖怪について詳しく知りたい」という問い合わせの電話をきっかけに様々なサービスを開始した。これらのサービスは,当館の所蔵資料から得られる情報等に基づいたサービスという点等が評価され,2020年11月4日に第6回図書館レファレンス大賞文部科学大臣賞を受賞した。以下では,コロナ禍に当館で行った取り組みを紹介する。 レファレンスには,所蔵している郷土資料や民俗学の資料を駆使し,回答を行った。調査の過程で,アマビエは「疫病を鎮める」とされた妖怪であることが判明した。さらに,幕末当時に発行された瓦版には,ア
American Libraries(オンライン)のブログ“The Scoop”の2021年2月2日付の記事“A Shot in the Arm”が、新型コロナワクチンの接種会場となっている米国の公共図書館を紹介しています。 記事では、2020年、新型コロナウイルスの検査センター、3Dプリンターを用いた保護具の作成、フードパントリーへの食料を寄付する場所として、図書館は、コロナ禍対応に不可欠な施設として認識されたが、通常毎日開館していること、車椅子での利用も可能なこと、防犯カメラ等の防犯機能を備えていることなどから、2021年は、新型コロナワクチンの接種会場となることが要請されているとします。 そして、公共図書館が新型コロナワクチンの接種会場となった事例として、ニューヨーク州・スケネクタディ郡公共図書館(SCPL)を取り上げ、2020年12月には医薬品が到着し、2021年1月4日からは、通
C19 Rapid Reviewは、1月20日、同イニシアチブの参加メンバーがデータのデポジット義務化に同意したと発表した。 C19 Rapid Reviewは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)研究の査読および公開を効率化することを目的としたイニシアチブ。2020年4月に開始し、eLife社、F1000Research、Hindawi社など出版社・専門家・学術コミュニケーション関連団体など20以上が参加している。 法的・倫理的理由がある場合を除いて、1月20日以降に同イニシアチブの 参加メンバーから出版される論文のデータは、DAS(Data Availability Statement)の記載だけでなく、リポジトリでの共有が義務付けられるという。 [ニュースソース] Data deposition required for all C19 Rapid Review publ
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