【恵庭】全国に例が無い先駆的な手法で地域をリードする公共図書館や民間団体を表彰する「ライブラリーオブザイヤー」(NPO法人知的資源イニシアティブ主催)で、恵庭市立図書館が最高賞に次ぐ優秀賞に選ばれた。市立図書館を中心とした「読書のまちづくり」が、国内図書館学の権威から絶賛された。国内四指に入る栄冠に、図書館職員は喜んでいる。(石川泰士) 同法人は高山正也・国立公文書館理事が代表を務め、図書館学の大学教授らが会員に名を連ねる。本の貸し出しや収集保存など従来の図書館機能を超えた活動に対し、二〇〇六年から表彰している。 今年は全国から選抜した五十団体・機関を審査し、東京都千代田区立千代田図書館を大賞に決定。恵庭市立図書館や東京の大手書店など三機関・団体を優秀賞に選定した。 恵庭市立図書館は赤ちゃんに絵本を贈る日本初の「ブックスタート」、母親の子育てを支える「読み聞かせボランティア」の育成、市内の