2017年7月22日、岐阜女子大学文化情報研究センターにおいて、デジタルアーカイブ学会第1回研究大会「デジタルアーカイブの拓く未来」が開催されます。 同学会は2017年4月15日に発足したもので、21世紀日本のデジタル知識基盤構築を目的とし、関係者の経験と技術を交流・共有し、一層の発展を目指し、人材の育成、技術研究の促進、メタデータを含む標準化に取り組んでいるとのことです。第1回研究大会では、午前の部に東京大学の吉見俊哉教授による基調講演「なぜ、デジタルアーカイブなのか? ――知識基盤型社会 2050を予言する」とパネルディスカッション「デジタルアーカイブ立国への道程」を開催し、午後の部にはライトニングトーク、ポスターセッション、研究発表等を行うとのことです。 第1回研究大会の概要(デジタルアーカイブ学会) http://digitalarchivejapan.org/wp/home/ke
2017年6月23日、研究成果共有プラットフォームfigshareが、新たに米国の言語聴覚士の職能団体American Speech-Language-Hearing Association (ASHA)とパートナーシップを結んだことを発表しました。ASHAの査読付き学術雑誌に掲載された論文に関連する研究成果については、figshare上に用意されたASHA専用ポータルに集約・提供されることになります。 ASHA Partners With Figshare to Enhance Discoverability and Reuse of Their Research Outputs(Digital Science News Blog、2017/6/23付け) https://www.digital-science.com/blog/news/asha-partners-with-figsh
2017年6月26日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)は、2011年度から2016年度までの過去6年間に実施した資金助成について、各州ごとに報告書をまとめて公開しました。 各報告書では、競争的資金を含めた資金助成の件数と合計額、州政府の図書館担当部署への資金助成プログラムの概要、資金助成を受けた博物館・図書館のリストや地理的分布状況などがまとめられています。 New Resources Summarize IMLS Support for Museums and Libraries in Each State(IMLS, 2017/6/26) https://www.imls.gov/news-events/news-releases/new-resources-summarize-imls-support-museums-and-libraries-each-state IM
国立台湾大学(NTU)附属図書館は、高額な購読料を主な理由として、エルゼビアのジャーナルデータベース「ScienceDirect(サイエンスダイレクト)」の購読を、2017年をもって打ち切る予定であることをホームページ上で発表しました。NTUの総長、副総長、教員らも、この決定を支持しています。 同図書館は現在、エルゼビアが発行する784誌を含め、計約4700誌のジャーナルを購読しています。エルゼビアのジャーナルが購読誌全体の約17%を構成しており、購読費全体の33%を占めています。近年の購読料の高騰に対してNTUはこれまでにも対策を講じており、エルゼビアのジャーナルの購読誌数は、2008年の833誌から、2016年の784誌まで削減してきました。しかしながら購読料の高騰は著しく、状況の改善は見られませんでした。発表によると、NTUがエルゼビアのジャーナルの購読を2年間更新(2017~201
by faungg's photos 有料の学術論文検索サービスをバイパスして、研究目的の科学論文を無料で直接手元にダウンロードできるようにする検索エンジン「Sci-Hub」の開発者が、著作権違反で裁判所から1500万ドル(約16億7000万円)の支払いを命じられました。 The Association of American Publishers Welcomes Major Judgment Against “Sci-Hub” Pirate Site | Business Wire http://www.businesswire.com/news/home/20170622006118/en/Association-American-Publishers-Welcomes-Major-Judgment-%E2%80%9CSci-Hub%E2%80%9D Scientific resea
円城塔、田辺青蛙の小説家夫婦が、課題本を出し合い交互にその本についてのエッセイを連載することによって、夫婦の相互理解につとめる。そんなコンセプトではじまったWeb連載が一冊にまとまったのが本書である。かたや理系で、わけのわからない抽象的な小説を書くと評判の円城塔さん、かたやホラー・怪談作家で読む本としては実話に近いものを好む傾向がある田辺青蛙さんと、書くものも読書傾向もさっぱり合わない二人だが、はたして読書で相互理解は進むのか!? 攻撃としての相互理解 ……といえば、相互理解はなかなか進まない! そもそも本好きなんか数百冊読むような人たちが集まったところでお互いの趣味領域が一致することは稀である。その上、確かにスタート時点ではコンセプトが「読書で夫婦間の相互理解を図ろう」となっているし、実際連載の中でもそのコンセプトは立ち戻るべき母艦として何度も繰り返されるのだが、二人の相手へのオススメ本
メインコンテンツに移動 検索 すべて 本文あり 詳細検索 タイトル 内容記述 著者名 著者所属 著者ID 出版者 刊行物名 日付 巻 号 開始ページ 終了ページ DOI 各種ID 資源タイプ 出版タイプ 助成機関名 プログラム情報 機関 学位授与機関 学位授与番号 検索 並び替え
タブレットで実験を行う水野裕晴さん。本の位置と自分の現在地をアプリで確認できる(高知市の高知県立図書館) 高知工業高等専門学校(高知県南国市物部乙)の学生が図書の検索や書棚への案内ができるスマホ向け図書館アプリを開発し、6月23日から高知県立図書館(高知市丸ノ内1丁目)で実証実験が始まった。12月28日まで、誰でもサービスを無料体験できる。 開発したのは機械・電気工学専攻科2年の水野裕晴さん(21)。今井一雅教授(62)の研究室で「ビーコン」(電波受発信器)を活用したアプリの研究をしており、今回は高知県立図書館の協力を得て、2年がかりで開発した。 名前は「びーこん館」。アンドロイド版の端末にアプリをダウンロードすると、館内マップに検索中の本の位置と利用者の現在地が表示され、目的の書棚まで簡単にたどり着ける。図書検索や貸し出し状況確認、貸し出し予約などもできる。 いち押しは「読書通帳」。図書
サブタイトルは、「「知覚の哲学」基本と応用」であり、そのタイトル通り、知覚の哲学の基本から始まり応用問題に至る。著者の博士論文を元にした著作であり、既存の理論の紹介だけでなく、後半では、著者による「高次モード知覚説」が論じられることとなる。 「知覚の哲学」の中でも、高次性質の知覚可能性の問題が中心に論じられている。 知覚というと、林檎を見て、赤とか丸いとかいった視覚情報から、「赤い球体がある」と知覚する、というようなものだが、さらに「あれは林檎だ」といった種について、「彼は怒っている」という他者の情動について、「音が鳴っていない」といった不在について、「あの絵画はダイナミックだ」といった美的性質についても、知覚することができるのか、という議論である。 種、他者の情動、不在、美的性質といった高次の性質は、知覚されるものではなく、判断されるものではないかと一般的には考えられているのではないだろ
生物学の研究者の間ではプレプリントが普及し、生物学分野のプレプリントサーバーbioRxivの収録論文数は1万1,000本以上となった。自由な再配布・再利用を認める著者もいれば、制限的条件を付す者もいる。 ネイチャー誌6月16日付け記事"Biologists debate how to license preprints"(試訳:生物学者、プレプリントのライセンスの扱いを議論)では、普及するプレプリントのライセンスをどう扱うべきかを考察する。 bioRxivでは、投稿者はさまざまなライセンスから選択できるようになっている。bioRxiv統計によると、ライセンスを付さない、つまり無断複写・転載禁止を選択するものが29%にのぼった。他方、物理学分野のプレプリントサーバーarXivは論文の配布への非排他的権利をデフォルトとしており、テキストマイニングは論文の「フェアユース」であり、米国の著作権法に
HighWire Pressは6月12日、米国科学振興協会(American Association for the Advancement of Science、AAAS)が提供する、査読に関する信頼性・透明性向上に向けた出版社支援サービスPRE(Peer Review Evaluation)と提携することを発表した。 PREは論文にPRE"バッジ"を表示し、バッジをクリックすることによりレビュアー数やレビュー回数など、査読プロセスに関する詳細情報を提供する。AAASは2016年3月にScience等全誌でPREを導入している。 [ニュースソース] Peer Review Evaluation (PRE) and HighWire Press partner to increase transparency for peer review - HighWire Press 2017/6/
ネイチャー誌が伝えるところによると、中国の科学大臣が主管する機関連合は6月14日、論文の不正に関わった研究者への助成を停止すると発表した。 腫瘍生物学(Tumor Biology)誌に掲載されていた中国の研究者の論文107本を、4月にシュプリンガー・ネイチャー社がフェイク査読を理由に撤回したことに対する対応と見られる。 中国国家自然科学基金委員会(National Natural Science Foundation of China, NSFC)のYangWei委員長によると、論文の不正に関わった研究者の多くはキャリアをスタートしたばかりの若手であるという。撤回論文に関係した助成申請中の件数は30件以上にのぼる。これらは申請がキャンセルされた。 [ニュースソース] China cracks down on fake peer reviews - ネイチャー 2017/6/20
2017年6月22日、高知県立図書館が、高知県産学官民連携センター「ココプラ」で、土佐まるごとビジネスアカデミー専科講座「図書館をビジネスに活かす」を開催します。 同館のビジネス支援担当司書が講師を務めます。 参加費は無料で、定員は40人です。 「図書館をビジネスに活かす」(土佐MBA専科)のお知らせ(再掲)(2017/5/31) http://kochi-toshokan.hatenablog.com/entry/2017/05/31/%E3%80%8C%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E3%82%92%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%81%AB%E6%B4%BB%E3%81%8B%E3%81%99%E3%80%8D%EF%BC%88%E5%9C%9F%E4%BD%90%EF%BC%AD%EF%BC%A2%EF%BC%A
2.場所 東海大学校友会館「富士の間」 3.議題 電子化の進展を踏まえた学術情報流通基盤の整備と大学図書館機能の強化等について その他 4.配付資料 資料1 学術情報委員会(第1回:平成29年4月12日)における主な意見 資料2-1 図書館資料費の状況 (PDF:109KB) 資料2-2 資料の電子化と図書館業務 (PDF:51KB) 資料3 機関リポジトリの現状 (PDF:146KB) 資料4-1 大容量情報ネットワーク・データプラットフォーム融合拠点の形成-日本におけるSINETの優位性-(平成29年5月12日 第8回未来投資会議 五神議員提出資料) (PDF:291KB) (※首相官邸ホームページにリンク) 資料4-2 学内ネットワークの整備状況(学内LAN、対外接続) (PDF:61KB) 資料5 今後の学術情報委員会の日程について 参考資料1 第9期学術情報委員会の審議事項につい
文部科学省が、2017年5月31日に開催された、科学技術・学術審議会学術分科会 第9期学術情報委員会(第2回)の配布資料を公開しています。 文部科学省 新着情報 http://www.mext.go.jp/b_menu/news/index.html ※平成29年06月20日欄に「第9期学術情報委員会(第2回) 配付資料」とあります 第9期学術情報委員会(第2回) 配付資料(文部科学省) http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu4/040/shiryo/1386600.htm 参考: 文部科学省、第9期学術情報委員会(第1回)の配布資料を公開 Posted 2017年4月26日 http://current.ndl.go.jp/node/33902
2017年6月16日、国立情報学研究所(NII)は、2016年度に実施したCiNiiのサービスに関するアンケート結果の概要を公開しました。 このアンケートは、2016年11月24日から12月27日にかけて実施していました。 昨年度の CiNii のサービスに関するアンケート結果概要(NII, 2017/6/16) https://support.nii.ac.jp/ja/news/cinii/20170616 CiNii Articles のサービスに関するアンケート(平成28年度) http://ci.nii.ac.jp/info/ja/a_result_2016.html CiNii Books のサービスに関するアンケート(平成28年度) http://ci.nii.ac.jp/info/ja/b_result_2016.html CiNii Dissertations のサービスに
2017年7月10日、くまもと森都心プラザにおいて、「図書館総合展2017 フォーラム in 熊本」が開催されます。 図書館の収集してきた災害資料が実際の防災・減災にどのように役立てられるか、もし自分の街が被災した場合に地元の図書館はどのように災害資料を収集するか、熊本地震から1年を経て現地の図書館がその経験からどのような減災対策をとってきたか、等についての講演があります。 フォーラムは3部構成で、以下のようになっています。 [第1部]13:00~14:50 「災害の記録を防災の糧に ~災害アーカイブの在り方~」 講師:堀田弥生氏((元)防災科学技術研究所 自然災害情報室、(現)全国市有物件災害共済会 防災専門図書館) 「協賛各社による商品・サービスのプレゼンテーション」 協賛各社 [第2部]15:20~16:30 第一分科会「活用される災害データ──災害対応支援の実際」 講師:佐野浩彬氏
図書館総合展のラジオ放送「総合展ラジオ」が放送されます。6月21日19時から、パイロット版として第0回目が放送されます。 Facebook(@libraryfair) https://www.facebook.com/libraryfair/posts/1650546064980224 YouTube(LibraryFair_LIVE) https://www.youtube.com/channel/UC-YXfAmgP4dZeIxu5vG_X2Q/ 総合展ラジオ #000(YouTube) https://www.youtube.com/watch?v=ahstpV-TQpM 参考: E1316 – 公共図書館のOPACでラジオ番組を:シアトル公共図書館の取組 カレントアウェアネス-E No.219 2012.07.26 http://current.ndl.go.jp/e1316 アレ
2017年6月21日、科学技術振興機構(JST)は、researchmapがWeb of Scienceと連携した業績入力機能の提供を開始したことを発表しました。 これにより、Web of Scienceの情報を検索して簡単に情報を取り込むことができ、研究者の業績情報の入力負担が軽減されるとしています。 researchmapがWeb of Scienceと連携した業績入力機能を提供開始(JST, 2017/6/21) http://www.jst.go.jp/pr/info/info1262/index.html 参考: researchmap、業績情報登録時の外部データベースとしてScopusとの連携を開始 Posted 2015年5月21日 http://current.ndl.go.jp/node/28527 ReaD&Researchmapが機能拡張、J-GLOBALからの業績情
2017年8月にポーランドのヴロツワフで開催される第83回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会の発表資料として、ポーランドのPoznan Supercomputer and Networking CenterのWERLA, Marcin氏による、クラウド型(SaaS)電子図書館プラットフォーム“LoCloud”を紹介する“Cloud technologies as a solution for digital collections management in small libraries”と題する記事が公開されています。 クラウド技術の発展により、所蔵資料のデジタル化公開に必要なサーバを安価に利用することが可能となってきた一方で、小規模な文化遺産機関では、ITに詳しい職員を雇用することは困難であり、また、IT関連企業も、文化遺産機関のシステムやEurope
2017年6月20日に、英国において、著作権とデジタル文化遺産に関するオンライン情報資源を提供するウェブサイト“Copyright Cortex”が公開されました。 図書館・アーカイブズ・ミュージアムといった機関に対して、デジタル文化遺産の作成・管理・利用への著作権法の影響に関する情報や、専門家による解説を提供する事を目的としており、英国研究会議(RCUK)の創造経済における著作権と新たなビジネスモデルに関する研究センターである“CREATe”、英国芸術・人文科学研究会議(AHRC)、英国図書館情報専門家協会(CILIP)、Europeana等がパートナーとなっています。 学術刊行物・実践ガイド・政策文書・事例研究といった、インターネット上でオープンアクセスで公開されている、著作権とデジタル文化遺産に関する幅広い資料へのリンクを整理して提供しているほか、実務者を対象としたテキスト“Copy
2017年6月22日に、絵本文化推進協会の設立総会が開催されたことが報じられています。 絵本文化・読書推進にかかわる事業を行なうとされており、絵本作家・児童作家・朗読者などの活動を支援するために、絵本専門士や朗読指導者を講師として登録管理し、企業や地域、学校、図書館などへ派遣する活動を行なうとのことです。 2017年度は、絵本専門士や朗読指導者の技能を磨く再研修、出版社・書店と連携した「絵本を贈る」キャンペーンなどを実施すると報じられています。 絵本文化推進協会 http://www.ehon-bunka.jp/ 子供たちに読書の習慣を 絵本文化推進協会設立総会(教育新聞,2017/6/22) https://www.kyobun.co.jp/news/20170622_05/ 関連: 絵本専門士(国立青少年教育振興機構) http://www.niye.go.jp/services/pl
岩手県の陸前高田市立図書館が、2017年7月に予定されている新館オープンに向け、貸出カードの事前登録の受付を6月15日から7月14日まで実施しています。 既に貸出カードを所持している利用者は、そのまま新館でも利用可能です。 新館への移転作業のため、現在の仮設図書館は、6月30日に閉館されます。 新図書館 事前登録のご案内(陸前高田市立図書館) http://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/tosyokan/oshirase/2017/jizen-touroku.html ※仮設図書館閉館のお知らせ(陸前高田市立図書館) http://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/tosyokan/oshirase/2017/kasetu-tosyokan-heikan.html 参考: 陸前高田市(岩手県)、「新陸前高田市立図書館基本構想(
2017年6月22日、日本貿易振興機構(JETRO)アジア経済研究所図書館が、「アジア動向年報重要日誌検索システム」 を公開したと発表しています。 現地紙誌及び現地調査をもとに全アジア諸国を国別に分析して刊行している『アジア動向年報』掲載の日誌をデータベース化したものです。 図書館からのお知らせ(アジア経済研究所図書館) http://www.ide.go.jp/Japanese/Library/New.html ※「デジタルアーカイブス 「アジア動向年報重要日誌検索システム」 を公開しました。2017年6月22日 」とあります。 アジア動向年報重要日誌検索システム https://d-arch.ide.go.jp/dlib/meta_pub/G0000019ASIADIA 関連: アジア動向年報 (アジア経済研究所) http://www.ide.go.jp/Japanese/Publi
2017年6月21日、英国のパブリックアート作品を世界に紹介するために、作品の撮影・デジタル化公開や、クラウドソーシングによる作品記録の充実化活動等を行なっているArt UKが、英国全土の彫刻作品のカタログ化プロジェクトの開始を発表しています。 その多くが撮影・記録化されていない17万点にも及ぶ彫刻分野のパブリックアート作品を、2020年までにArt UKのウェブサイトで公開する3年間のプロジェクトです。 同プロジェクトは、英国放送協会(BBC)、Public Monuments and Sculpture Association、Culture Street、Factum財団、英国王立彫刻家協会、VocalEyesと連携して行われ、スコットランドのグラスゴーにも事務所が開設されます。 資金は、文化遺産宝くじ基金(Heritage Lottery Fund)、イングランド芸術評議会(ACE
東京都中央区に所在する聖書図書館が、2017年6月30日で閉館すると発表しています。 同館は、1980年に日本聖書協会が開設したもので、約535種の言語の、5,300冊の聖書と辞書、研究書などを所蔵し、利用提供しています。 報道によると、貴重な聖書は青山学院大学に寄贈されるとのことです。 聖書図書館ご利用案内 http://www.bible.or.jp/library/lib01.html ※「聖書図書館は2017年6月30日(金)をもちまして閉館することになりました。」とあります。 Twitter(@AGU_Lib) https://twitter.com/AGU_Lib Facebook(日本聖書協会頒布部,2017/6/23) https://www.facebook.com/JBSBible/posts/2021013588158633
DOAJのブログに、2017年6月23日付けで、中国におけるオープンアクセス(OA)出版に関する記事が掲載されています。 この記事では、OAジャーナルのディレクトリであるDOAJ(Directory of Open Access Journals)に登録されている中国のOAジャーナルについて、 ・2017年6月4日現在、71のOAジャーナルがDOAJに登録されており、これはDOAJに登録されているOAジャーナルの約0.75%である ・2015年に中国では1万以上のジャーナルが出版されているので、中国のジャーナルに占めるOAジャーナルの割合は0.71%にも満たない ・71のOAジャーナルのうち、25がElsevier社から、7がSpringer社から刊行されている ことなどが言及されています。 また、中国で刊行されている1,222のジャーナルを分析して、1,000程度のジャーナルが最新号の記
2017年6月27日、国立国会図書館(NDL)は、ウェブサイトに『NDL書誌情報ニュースレター』2017年2号(通号41号)を掲載しました。 NDLが国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス(Web NDL Authorities)でLinked Dataとして提供している典拠データの利活用事例や、浦安市立図書館(千葉県)の書誌データ利活用事例に関する記事を掲載しています。 このほか、平成29年度全国書誌データ・レファレンス協同データベース利活用研修会についてご案内しています。 NDL書誌情報ニュースレター2017年2号(通号41号) http://www.ndl.go.jp/jp/data/bib_newsletter/2017_2/index.html 更新情報(国立国会図書館) http://www.ndl.go.jp/jp/data/news.html Web NDL Autho
研究用ソフトウェアの適切な引用<文献紹介> Laura Soito, Lorraine J. Hwang. Citations for Software: Providing Identification, Access and Recognition for Research Software. International Journal of Digital Curation. 2016, 11(2), p. 48-63. 論文や研究データなどの研究成果とは異なり,研究用ソフトウェアの開発は適切に評価されているとは言いがたいという指摘がある。それは,ソフトウェアを引用する文化がないことや引用方法が確立していないことなどが大きい。そこで本文献は,ソフトウェア引用のための標準,ツール,研究コミュニティの取組を紹介する。これらを通じて,ソフトウェアを正しく識別すること,ソフトウェアへのアクセ
オープンサイエンス基盤研究センターの新設について 国立情報学研究所(NII)は,2017年4月1日付で,「オープンサイエンス基盤研究センター」を新設した。センターのミッションは,大学や研究機関におけるオープンサイエンス活動を支えるためのICT基盤の構築と運用を実施することにある。構築するICT基盤は,日本学術会議が「オープンイノベーションに資するオープンサイエンスのあり方に関する提言」の中で取りまとめた,「オープンサイエンス推進のための研究データ基盤」を実際のサービスへと具体化するものである。 ●研究データ基盤の概要 研究データ基盤は,「管理基盤」,「公開基盤」,「検索基盤」の3つの基盤から構成される。「公開基盤」と「検索基盤」は,それぞれNIIが既に提供している,機関リポジトリのクラウドサービスJAIRO Cloudと文献検索サービスCiNiiを研究データも扱えるように拡張することで実現
JSTオープンサイエンス方針の策定について 科学技術振興機構(JST)は,2017年4月1日付で「オープンサイエンス促進に向けた研究成果の取扱いに関するJSTの基本方針」及び「同運用ガイドライン」を公表した。これは,国際的にオープンサイエンスに関する議論が高まる中,JSTとしても,JSTの研究開発から創出された成果の取扱いについて方針を策定し研究実施者に対して示す必要があるとの認識から,半年以上の時間をかけて議論し策定したものである。本稿では,その背景・経緯・今後の展望等について述べる。 JSTにおけるオープンサイエンスに関する取組は,2013年5月に開催された,世界各国の科学技術に関するファンディング機関の長によるフォーラムであるGlobal Research Council(GRC)年次総会で論文とデータへのアクセスのオープン化が取り上げられたことが,一つの契機となっている。同総会では
図書館のOPACなどで書影の利用が可能なopenBD 版元ドットコムは,書誌情報・書影を出版業界各所やインターネットで発信して,制作・発売した本の販売促進に役立てようと2000年に30社ほどで発足した,中小出版社の業界団体である(現在約240社が加盟)。 2017年1月に,図書館横断検索サービスの株式会社カーリルと協業して「openBD」(オープン・ビー・ディ)という,書誌情報・書影のAPI提供サービスを始めた。出版社の発信した書誌情報・書影の収集を版元ドットコムが行ない,高速なAPIを提供するシステムの開発をカーリルが担当している。 ●openBDがAPIで配信する書誌情報・書影の種類と統計 現在,版元ドットコムが保持して,openBDに橋渡ししている情報は次の通りである(2017年5月30日現在)。 書誌情報 97万623タイトル 書影 50万634タイトル 掲載出版社 2万9,547
大阪府立中央図書館の蔵書評価の取組みについて 大阪府立中央図書館(以下,当館)では,2013年度から2015年度にかけて「蔵書評価」に取り組み,その結果を2017年3月刊行の『大阪府立図書館紀要』第45号で報告した。 ●蔵書評価を行った経緯 大阪府立図書館(中央図書館・中之島図書館)では,2010年度に「大阪府立図書館の基本方針と重点目標」を策定し,以後これに基づく活動評価に取り組んでいる。3年を区切りとして5つの基本方針に沿った重点目標を掲げ,目標を達成するための具体的なアクション・プランによって取組みを進め,その評価を行ってきた。評価にあたっては大阪府立図書館協議会を外部評価機関として位置づけ,館による自己評価の妥当性をチェックしてもらっている。2010年度から2012年度までの第一期,2013年度から2015年度までの第二期を経て,現在2016年度から2018年度までを評価期間とする
2006年6月20日に正式運用を開始した当サイト「カレントアウェアネス・ポータル」は、おかげさまで11周年を迎えることができました。いつもご利用ありがとうございます。 2017年6月20日時点での掲載コンテンツ数は、次のとおりです。 ・「カレントアウェアネス-R」(ブログ形式のニュース速報)の記事・・・ 25,164本 ・『カレントアウェアネス-E』(メールマガジン)の記事・・・1,928本 ・『カレントアウェアネス』(冊子体の季刊誌)の記事・・・1,339本 ・「調査研究」の報告書等・・・22点 今後もコンテンツの充実に努めてまいりますので、引き続き、ご愛顧とご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 参考: このサイトについて http://current.ndl.go.jp/about ※当サイトのリーフレットや紹介文献等を掲載しています。
セザー・ヒダルゴ『情報と秩序:原子から経済までを動かす根本原理を求めて』千葉敏生訳, 早川書房, 2017. 情報論。物理学から経済レベルの話まで、一貫する「情報」概念を使って説明する、というのだが…。著者はチリ出身で、MITメディアラボの所属の研究者である。原書はWhy Information Grows : The Evolution of Order, from Atoms to Economies (Basic Books, 2015.)。 情報は物理的に存在し、それは動的な系に秩序をもたらすものだという。ここから徐々に経済の話に持ってゆくのだが、あまりうまくつながっているようには見えない。しかし経済の話の部分は面白い。高度な商品を輸出できる国というのはどのような特徴を持っているか?それは人々の間のネットワークが複雑に絡み合った社会である。なぜなら、そうした社会だけが大量の知識やノ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く