米国図書館協会(ALA)によるアドヴォカシーのためのイニシアチブ“ilovelibraries”の2020年5月28日付の記事で、新型コロナウイルス感染症流行下においても米国の図書館がコミュニティ支援サービスに取り組んでいることを紹介しており、重要なサービスの例として以下の5点を挙げています。 ・無料の電子リソースの提供 ・ブッククラブやストーリータイム等、オンラインや電話によるイベント・活動の開催 ・自宅でインターネットに接続できない人々に対するWi-Fiへのアクセス提供 ・オンラインや電話での1対1のレファレンスサービス提供 ・歴史のこの瞬間を記録するための支援 「歴史のこの瞬間を記録するための支援」については、多くの図書館が新型コロナウイルス感染症の流行を記録するためのオーラルヒストリープロジェクトやアーカイブの構築を開始したこと、米国図書館協会が非営利団体StoryCorpsと提携
2020年5月28日、学校法人追手門学院は、幼保連携型認定こども園追手門学院幼稚園(大阪府豊中市)が関西の幼児教育保育機関で初めて電子図書館サービスを導入することを発表しました。 同園の電子図書館サービスは2020年6月1日から運用を開始します。同サービスを活用することによって、保育教諭・園児によるオリジナルのデジタル絵本の製作や、製作したデジタル絵本の電子図書館サービスを通じた園児・保護者への提供等の取り組みが行われる予定です。 学校法人追手門学院は、同法人が設置する大学・中学高等学校・小学校においてすでに電子図書館サービスを導入しており、同園への導入により、関西で初めて幼小中高大を網羅した形での電子図書館が誕生した、としています。 【追手門学院No.13】関西の幼稚園初!電子図書館を導入(追手門学院,2020/5/28) https://www.otemon.ac.jp/whatsne
2020年5月31日、東京都の稲城市立図書館が、公式noteの開設を発表しました。 noteは、文章・写真・イラスト・音楽・映像などを投稿できるサービスで、ウェブサイトやTwitterとは違う角度から図書館の現在を届けていくとしています。 @Inagilib(Twitter,2020/5/31) https://twitter.com/Inagilib/status/1266927381505138691 稲城市立図書館(公式) https://note.com/inagilib 参考: 日本電子出版協会(JEPA)、2019年「JEPA電子出版アワード」の結果を発表:大賞は「note」 Posted 2019年12月26日 https://current.ndl.go.jp/node/39854
2020年5月21日、英Open Universityの機関リポジトリにおいて、国・大学レベルのオープンアクセス(OA)状況調査の論文”Open Access 2007 – 2017: Country and University Level Perspective”のプレプリントが公開されました。著者は同大学のBikash Gyawali氏ら3名です。同論文は2020年8月開催のACM/IEEE Joint Conference on Digital Libraries (JCDL)に採択されています。 調査は8カ国(オーストリア, ブラジル, ドイツ, インド, ポルトガル, ロシア, 英国, 米国)と、それらの国の約400大学を対象とし、Microsoft Academic Graph(MAG)と英国の機関リポジトリアグリゲーターであるCOREのデータを使用して実施されました。 調査
2020年5月27日、株式会社メディアドゥは、学校・学校図書館を対象に実施している「電子図書館緊急導入支援キャンペーン」の対象を、同日から公共図書館にも拡大すると発表しました。 同キャンペーンは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、図書館を利用できない児童・生徒を支援することを目的として、5月7日から学校・学校図書館向けに開始されました。発表の中では、同キャンペーンの開始後に公共図書館からの問い合わせも多く受けたこと、公共図書館でもOverDrive電子図書館サービスの利用が増えていることを受けて拡大を決定したとしています。 2021年3月31日までのキャンペーン期間中に申し込んだ場合、米国OverDrive社が提供するOverDrive電子図書館サービスの初期費と2020年度分運用費が無料となり、初年度にかかる費用はコンテンツ購入費のみとなります。 公共図書館にも「電子図書館緊急導
韓国・文化体育観光部が、中央災難安全対策本部による首都圏地域の公共施設の運営中止の決定に基づき、首都圏に所在する同部所管の9機関を2020年5月29日午後6時から6月14日までの予定で休館すると発表しました。 対象となるのは、韓国国立中央図書館(NLK;本館・子ども青少年図書館)・国立中央博物館・国立民俗博物館・大韓民国歴史博物館・国立ハングル博物館・国立現代美術館(果川・ソウル・徳寿宮)です。 国が所管する国立劇団・国立バレエ団といった7つの芸術団体の公演も中断されます。 再開については、首都圏の新型コロナウイルス感染症の感染拡大の推移をみて、中央災難安全対策本部と協議の上決定するとしています。 首都圏以外の地域の国立文化芸術施設については、生活の中で距離を置く指針を順守してサービスを継続するとしています。 수도권 소재 국립문화예술시설 휴관 조치(首都圏所在国立文化芸術施設休館措置)
文部科学省のウェブサイトにおいて、2020年4月20日にオンラインで開催された科学技術・学術審議会情報委員会ジャーナル問題検討部会(第2回)の議事録と配布資料が公開されています。 ジャーナル問題検討部会 議事録・配付資料(文部科学省) https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu29/001/giji_list/index.htm ※第2回の議事録・配布資料も掲載されています。 参考: 文部科学省、ジャーナル問題検討部会(第1回)の資料を公開 Posted 2020年1月30日 https://current.ndl.go.jp/node/40101
2020年5月26日、日本図書館協会(JLA)が、「図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」の更新版を公開したことを発表しました。 同ガイドラインは、5月14日に策定されたものであり、今回の更新は、策定後の状況の変化と5月20日に公表された「来館者名簿」の運用に関する補足説明を踏まえて実施されました。 前回から更新された箇所としては、同ガイドラインの位置づけや活用の手順に関する記載、海外の図書館協会等が発表したガイドラインに関する情報、来館者の氏名及び緊急連絡先の把握に関する留意事項や運用方法の記述等があります。 また、附記には今後も必要に応じて更新が行われること、同ガイドラインの特定事項の詳細や事例を示す必要性が生じた際には、JLAのホームページに掲載することが書かれています。 図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン(更新版)について(JLA, 202
2020年5月22日、中国のOA2020署名機関である中国科学院文献情報センターは、英・オックスフォード大学出版局(OUP)との間で、中国初の転換契約締結に合意したことを発表しました。 契約期間は2020年から2022年までであり、契約に参加する中国科学院傘下の26の研究所とその所属研究者は、OUPの科学技術分野の学術誌・論文へのアクセスのほか、これらの学術誌上に、一定数の論文を費用負担なしにオープンアクセスで公開することも可能となります。 この転換契約により、同センターと26の研究所は元々OUPの学術誌購読に用いていた費用をOA出版のための費用に転換することができ、研究者は論文処理費用(APC)の支払いなしにOA論文を発表することができる、と紹介しています。 中国科学院文献情报中心与牛津大学出版社达成国内首个开放出版转换协议(中国科学院文献情報センター, 2020/5/22) http:
2020年5月27日、国立国会図書館(NDL)は、緊急事態宣言の全面解除を踏まえ、来館サービスを順次再開することを発表しました。各館の再開日等は次のとおりです。 〇東京本館 抽選予約制により入館制限を行った上で6月11日から再開 〇関西館 6月4日から再開 〇国際子ども図書館 児童書研究資料室に限定して6月11日から再開 東京本館では、インターネットからの事前の来館利用申込みによる抽選予約制を実施し、1日あたりの入館者数を200名程度から開始します。申込フォームについては、準備が整い次第NDLウェブサイト上で広報が行われます。 あわせて発表された「ご来館にあたってのお願い(3施設共通)」では、入館時にサーモグラフィー等での検温を実施し、発熱のある方は入館できないこと等6点を記載しています。 2020年5月27日 【重要】来館サービスの再開のお知らせ(NDL, 2020/5/27) http
2020年6月7日の午前10時から12時まで、佐賀県の伊万里市民図書館が、家庭における読書「家読」推進事業の一環として、社会人を対象に自宅からインターネット経由で参加可能な「チャットde読書会」を開催します。 新型コロナウイルス感染症の影響で、従来の図書館に集合して意見を交わす形式の開催が困難になったことから、課題図書『猿ヶ島』(太宰治著)について、共通のオンラインドキュメントに文字を書き込みながら意見交換する形式に変更して開催されます。佐賀大学教育学部の竜田徹准教授が読書会当日の講師を務めます。 読書会の募集人数は10人であり、参加には事前の申し込みが必要です。参加費は無料ですがインターネットに係る経費は参加者の自己負担となります。 「チャットde読書会」を開催します(伊万里市民図書館,2020/5/26) https://www.library.city.imari.saga.jp/i
2020年5月20日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、450人以上の加盟機関の代表者が参加した5月18日のウェビナーにおいて、「研究図書館におけるデジタルシフトへの声明(“A manifesto for the digital shift in research libraries”)」を発表しました。 発表された声明は、RLUKのデジタルシフトに関するワーキンググループの1年間の活動の成果です。デジタルシフトによって形成される将来の研究図書館の構想や、研究図書館コミュニティが構想を実現するための具体的な手段等を提供する内容です。 RLUKは発表の中で、カード目録のオンライン化、冊子体書籍・雑誌の電子化、図書館スペースのデジタルスカラシップのためのラボへの改修など、研究図書館が長くデジタル環境への適応に取り組んできたことに触れ、これらの研究図書館の活動や変化を包括した意味合いで
滋賀県の東近江市立図書館が、2020年5月16日から31日まで、学校休校中の学習支援施策として、ホール等のスペースを自主学習の場として開放しています。 開放しているのは、能登川図書館は集会ホール、永源寺図書館は視聴覚ホール、五個荘図書館は館内奥・閲覧スペース、湖東図書館は視聴覚ホールです。 新型コロナウイルス感染予防対策として座席数を限定しているほか、窓を開放して常時換気しています。 図書館の学習スペースをご利用ください(東近江市立図書館, 2020/5/19) http://www.city.higashiomi.shiga.jp/lib/0000011636.html 参考: 浅口市(岡山県)、新型コロナウイルス感染拡大防止のための市立小学校の臨時休業期間中、市立図書館において児童の緊急一時預かりを実施中 Posted 2020年3月9日 https://current.ndl.go.
2020年5月13日、セマンティックウェブ技術の活用によるオープンな書誌データ・引用データ公開を通してオープンスカラシップの推進に取り組む非営利団体OpenCitationsは、“COCI, the OpenCitations Index of Crossref open DOI-to-DOI citations”(COCI)の提供するオープン化された引用データの件数が7億件を突破したことを発表しました。 COCIは、OpenCitationsが提供するRDF形式のデータセットで、Crossref DOIをもつ引用元文献と何らかのDOIをもつ引用先文献との間の引用関係について、オープン化されたデータを公開しています。2020年5月12日に、2020年4月に取得したCrossrefのダンプデータに基づく4,700万件のデータ拡張がなされたことにより、COCIは5,800万件以上の文献間の引用
2020年5月21日、図書館・大学・学校向けにレファレンスデータベースの販売等の事業を行うCengage社傘下のGaleは、ブログ記事“4 Tips for Library Websites During the Coronavirus Pandemic”を公開しました。 同記事は、新型コロナウイルス感染症の拡大により、数百万人の学生・教育者等の図書館利用者が自宅学習・在宅勤務を余儀なくされても、優れたデザインの図書館ウェブサイト構築は依然として重要であるとして、利用者のニーズに応えた図書館ウェブサイトの構築をいくつかのベストプラクティスとともに支援する内容です。記事では優れたデザインの図書館ウェブサイトを構築するコツとして、以下の4点をベストプラクティスとともに挙げています。 ・目を引き明確な行動を促す呼びかけ: ウェブサイト上に、図書館の提供する感染症関連資料や活用のために最適なオンラ
2020年5月19日付のNature誌オンライン版のコラムに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下において研究データを円滑に共有するための6つの留意点を紹介した記事が掲載されています。 感染症の世界的な拡大は、既存の研究データの共有やマイニング、リソースの蓄積等へ差し迫った関心を喚起し、これまで研究データの共有に慎重であった学術コミュニティの慣習を変革しつつあります。記事では感染症に対処するための研究データ共有に関する医療・衛生分野の取り組みを紹介しながら、共有は盛んに進められているものの、法的・倫理的・学術的な配慮を要して実践する必要があることを指摘し、研究データ共有における典型的な誤りを回避するために留意すべき事項として以下の6点を挙げています。 ・収集方法等の研究データに関する十分なメタデータや、処理・分析に必要なコード、ファイル形式への配慮、readmeファイルの作成といった他の研
2020年5月20日、Springer Nature社は、研究評価の改善を求める「研究評価に関するサンフランシスコ宣言」(DORA)に署名したことを発表しました。 発表の中では、大規模な学術出版社の中では初の署名であり、研究の公正な評価のために、同社が発行するジャーナルポートフォリオ全体において、多くの数量的指標を提供していくこと、学協会の連携機関と協力していくこと等に触れています。 Springer Nature extends commitment against the misuse of impact factors to its entire journal portfolio(Springer Nature, 2020/5/20) https://group.springernature.com/gp/group/media/press-releases/springer-na
2020年5月19日、総務省は、大規模公開オンライン講座(MOOC)のプラットフォーム「gacco」において、データサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」を開講しました。 2019年10月にも開講された同講座は、統計学の基礎やデータの見方、国際比較データを使った分析事例や公的データの入手・利用方法の紹介をはじめとした、データ分析の基本的な知識を学べます。 登録料と受講料は不要で、だれでも受講できます。 データサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」の開講(総務省, 2020/5/19) https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukei09_01000054.html データサイエンス・オンライン講座「社会人のためのデータサイエンス入門」(gacco) https://gacco.org/st
2020年5月25日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休館中の神戸大学附属図書館が、チャットでの質問(利用案内/参考調査)受付の試行を開始しました。 同館ウェブサイトの「レファレンス(参考調査)」「お問い合わせ」各ページの右下に「図書館員に質問する」という吹き出しがついており、そこから質問することが可能です。内容によっては回答までに時間が必要なものや、別の方法で回答する場合もあるとしています。 試行期間は第1クォーター期間内である6月25日までが予定されており、対応時間は月曜日から金曜日の9時から16時30分までです。 チャットでの質問(利用案内/参考調査)受付の試行を開始します(神戸大学附属図書館, 2020/5/25) https://lib.kobe-u.ac.jp/libraries/16480/ 参考: オーストリア国立図書館、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための当局から
2020年5月23日、大阪府立中央図書館が、遠隔コミュニケーションアプリを使用したオンラインによる対面朗読を実施すると発表しました。 大阪府立中央図書館 お知らせ https://www.library.pref.osaka.jp/site/central/ ※「遠隔コミュニケーションアプリを使用したオンラインによる対面朗読を実施します。 (2020年5月23日更新)」とあります。 大阪府立図書館 障がい者サービスのページ https://www.library.pref.osaka.jp/central/taimen/index.html ※お知らせ欄に「遠隔コミュニケーションアプリを使用したオンラインによる対面朗読サービスを実施します」とあります。 視覚障がいがある方へのサービス – 大阪府立図書館 https://www.library.pref.osaka.jp/central/t
2020年5月22日、京都大学図書館機構は、京都大学が2020年3月19日に「京都大学研究データ管理・公開ポリシー」を策定したことを発表しています。 同ポリシーには、京都大学の研究者が研究データを管理・保存・公開するための指針となる5つの原則が定められており、社会や学術状況の変化に応じて適宜見直しが行われます。 同ポリシーの本文とあわせ、同ポリシーの考え方や参照情報など詳しい解説を加えた資料「ポリシーについての解説・補足」も公開されています。 「京都大学研究データ管理・公開ポリシー」が策定されました(京都大学図書館機構, 2020/5/22) https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1385749 京都大学研究データ管理・公開ポリシー [PDF:1ページ] http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_
2020年5月21日、米国議会図書館(LC)が、北朝鮮刊行雑誌をデジタル化公開しました。 公開されたのは、LCのアジア部が所蔵する北朝鮮の建国から現在までの300誌のうち、パブリックドメインであることが明らかな1964年までの8誌340号分です。今後2年間で、1964年までに刊行された146誌約4,038号分に範囲を拡大する予定です。 LCでは、2018年に、北朝鮮刊行雑誌の記事索引データベース“North Korean Serials Indexing Database (NKSIP)”を公開しており、今回デジタル化された8誌のうち7誌を含む21誌3万4,000記事を検索することが可能です。 North Korean Periodicals Now Online(Library of Congress Blog,2020/5/21) https://blogs.loc.gov/loc/2
島根大学附属図書館が、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う県境を跨いだ移動の自粛により、県内の自宅等に滞在しながら所属大学のオンライン授業を受講し、かつ進学先の大学図書館が利用できない学生を対象に、2020年5月13日から、同館(本館)において一部のサービスを提供しています。 利用可能なサービスは、館内資料の閲覧、館内資料の複写(有料)、図書の貸出(冊数:10冊まで、期間:2週間まで)です。 県外からの帰省後、2週間の自宅待機及び健康観察を経ている必要があり、利用にあたっては同館への事前の連絡が必要です。 進学先の大学図書館が利用できない県内出身の学生の方へ(島根大学附属図書館) https://www.lib.shimane-u.ac.jp/crisis_management/otheruniv.html 関連: 島根大学附属図書館における新型コロナウイルスに対する対応について http
米国国立医学図書館(NLM)の生物医学文献の無料データベースPubMedは、2020年5月18日以降、既存のPubMedにかわってリニューアル版の“New PubMed”を基本システムとする運用を開始しています。 NLMは、5月12日付で公開したブログ記事において、New PubMedの機能・特徴や利用時の参考資料等を紹介しています。 New PubMedの特徴として、検索結果画面における検索語をハイライトしたスニペット表示、機械学習技術や新たな関連検索アルゴリズムを活用した適合度の高い文献の優先表示機能の向上などを挙げ、世界最先端な生物医学情報へこれまで以上に迅速・容易にアクセス可能になった、としています。また、レスポンシブデザインの採用によりデスクトップ端末だけでなくモバイル端末でも全ての機能が利用可能であること、旧PubMedのリンクはリダイレクトされるためMy NCBIアカウントに
米・ノーステキサス大学(UNT)の機関リポジトリ“UNT Digital Library”に2020年5月5日付で、ホワイトペーパー“Survey of Benchmarks in Metadata Quality: Initial Findings”が公開されています。 同ホワイトペーパーは、米・電子図書館連合(DLF)において、電子図書館の標準・ツール・実践等の課題に取り組むAssessment Interest Group(DLF AIG)とDLF AIGの下に設置されたメタデータ・ワーキンググループの実施した、メタデータの品質に関するアンケート調査の結果を報告するものです。調査はメタデータの品質を評価するための一般的なガイドライン策定の方法を検討することを目的としています。図書館等の文化遺産機関で実装されているメタデータの要件・これらの機関でメタデータの品質評価に用いられる方法と基
2020年5月19日、オーストラリア国立図書館(NLA)が、現在、新型コロナウイルス感染症関係で、郵便箱に投函されたり、地域に掲示されたフライヤー・お知らせ・リーフレットといった印刷されたエフェメラを収集していると発表しています。 それら資料は、同国の歴史の重要な瞬間を捉えており、特に、地方のものや英語以外で書かれたものは大変興味深いものの、こういった資料はすぐに消えてしまうことから、保存のために同館に郵送するよう求めています。 Wanted: COVID-19 ephemera(NLA, 2020/5/19) https://www.nla.gov.au/stories/news/2020/05/19/wanted-covid-19-ephemera 参考: 中国の博物館・図書館が「新型コロナウイルスとの闘い」に関する資料を収集中:行政資料や医療従事者の日記など Posted 2020年
韓国の新型コロナウイルス感染症対策が2020年5月6日から生活防疫対策へ移行したことにともない、ソウル特別市のソウル図書館が、4段階に分けてサービスを再開しています。 5月6日から5月24日までは、第1段階として、ウェブサイトから図書を予約した利用者、もしくは、臨時休館前に予約した利用者を対象に、予約図書の貸出を行います。返却は無人返却機で行います。 非図書や附属資料は貸出対象外で、書庫資料は平日のみ申込可能です。貸出は申込の翌日に可能です。平日は300人、土曜日・日曜日は200人を申込の上限としています。 5月26日以降、新型コロナウイルス感染症の警報段階が「下方」である期間中は、第2段階として、同館の正会員を対象に閲覧室での貸出・返却を行います。館内での閲覧やパソコンの使用はできません。 新型コロナウイルスの警戒段階が収束となった以降、第3段階として、正会員等を対象に、閲覧室での貸出・
※(2020/6/8追記) 第11報(2020年6月8日午後4時時点の情報)を別記事として投稿しました。 新型コロナウイルス感染症による都道府県立図書館・政令指定都市立図書館・国立国会図書館への影響(第11報) Posted 2020年6月8日 https://current.ndl.go.jp/node/41156 新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、臨時休館やイベントを中止している都道府県立図書館・政令指定都市立図書館があります。また、国立国会図書館でも臨時休館・サービスの縮小・イベントの中止が発生しています。 ※2020年5月19日午後6時時点で図書館のウェブサイトに記載されている主な対応のみを掲載しています。 北海道立図書館 6/1まで臨時休館 インターネット予約貸出サービス(自宅受取)・レファレンス(電話・FAX・メール・文書)・複写物郵送等を実施 https://www.l
2020年5月15日、日本図書館協会(JLA)が、Twitterにおいて、国際図書館連盟(IFLA)が「フェイクニュースの見極め方」( COVID-19版)の日本語訳を公開したことを紹介しています。 @JLA_information(Twitter, 2020/5/15) https://twitter.com/JLA_information/status/1261866931990061057 How to Spot Fake News – COVID-19 Edition(IFLA) https://www.ifla.org/node/93015/ https://www.ifla.org/files/assets/hq/topics/info-society/how_to_spot_fake_news_covid-19_jp.pdf ※二つ目のリンクが日本語訳[PDF:1ページ]です
OpenAIREは、2020年5月11日付けのTwitterにおいて、COVID-19に関連する可能性のある研究情報の検索ポータル“OpenAIRE COVID-19 Gateway”を公開したことを発表しています。なお、5月18日時点ではβ版となっています。 “OpenAIRE Research Graph”に含まれる10,000以上の情報源及び追加情報源からマイニングしたコンテンツにタグ付けを行い、出版物、研究データ、ソフトウェア等の研究情報を集約しており、COVID-19関連研究の発見・ナビゲーションのための単一アクセスポイントを提供するものとあります。 @OpenAIRE_eu(Twitter, 2020/5/11) https://twitter.com/OpenAIRE_eu/status/1259789266537807873 OpenAIRE COVID-19 Gatewa
2020年5月5日、Library Technology Guidesを運営するブリーディング(Marshall Breeding)氏による、統合図書館システム(ILS)に関する国際調査の第13回目となる2019年版の結果が公表されています。製品版・オープンソースシステムの両方を含む132の製品について、米国、カナダ、オーストラリア、英国、スペイン、ニュージーランド、アイルランドなど、95か国から3,234件の回答を得ました。 国際的な傾向を把握するために、質問フォームは英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、フィンランド語で提供されました。3,234件の回答のうち、公共図書館からは1,242件、学術図書館からは1,150件、学校図書館からは293件となっています。20件以上の回答があったのは22の製品でした。 注目すべき調査結果(Notable Observations)とし
2020年5月14日、大阪大学附属図書館は、4月17日に「大阪大学オープンアクセス方針」が策定されたことを発表しました。 大阪大学では、2012年度に複数の研究科で研究成果の公開ポリシーが策定されましたが、同大学の研究成果をより積極的に社会に発信し、学術研究の発展及び社会的貢献に寄与することを目的に、大学全体の意思表明として「大阪大学オープンアクセス方針」が策定されました。学術雑誌に掲載された同大学の教職員の研究成果を、機関リポジトリ又は著者が選択するその他の方法によって可能な限り公開することなどが定められています。 大阪大学オープンアクセス方針を策定しました(大阪大学附属図書館,2020/5/14) https://www.library.osaka-u.ac.jp/news/20200514_common/ 大阪大学オープンアクセス方針(大阪大学附属図書館) https://www.l
2020年5月に刊行された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“College and Research Libraries (C&RL)”のVol.81, no.4に、米・パデュー大学のハワード(Heather A. Howard)准教授を筆頭著者とする論文“The Gender Wage Gap in Research Libraries”が掲載されています。 米国における男女間の給与格差は過去数十年で縮小したとはいえ依然として健在であり、米国国勢調査局の近年の調査でも女性の給与は平均して男性の8割程度であることが報告されています。男女間の給与格差の傾向は、伝統的に女性が多くを占める研究図書館にもあてはまります。論文では、米国・カナダの研究図書館における男女間の給与格差はどの程度か、時間の経過により給与格差の問題の改善が見られたか、などについての調査結果を報告したものです。 調査
欧州研究図書館協会(LIBER)の季刊誌“LIBER QUARTERLY”の第30巻第1号(2020)に、COVID-19感染拡大下における論文のオープンアクセスについて調査を行った事例研究が掲載されています。 この論文では、大手出版社から公開されているCOVID-19の治療に効果がある可能性がある薬に関する論文のオープンアクセス状況について調査を実施しています。調査は2020年4月12日から17日にかけて実施されており、ScienceDirect等のプラットフォームで公開されている論文が対象となっています。これらのプラットフォームで、COVID-19の治療の効果が期待される薬を検索語句として入力し、検索結果として得られた論文のオープンアクセス状況を調査しています。結果として、プラットフォームや検索語句によってばらつきがあるものの、オープンアクセスではない論文が多く存在することを示していま
2020年5月7日付けのNature誌オンライン版記事で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大下でのプレプリントサーバによるスクリーニング作業についての記事が掲載されています。 感染拡大によって研究の迅速な共有・公開が一層求められている中、プレプリントの公開が広まっており、生物学のプレプリントサーバであるbioRxivと医学のプレプリントサーバであるmedRxivには、計3,000件近くのコロナウイルスに関する原稿が投稿されています。プレプリントサーバは迅速な研究成果の共有・公開を可能にする一方、原稿の質の確認を行うことが難しいという課題があります。科学的根拠に乏しい研究成果を共有することは、場合によっては害をもたらす可能性もあります。 記事では、従来から、ほとんどの主要なプレプリントサーバでは原稿のスクリーニングが実施されていることを紹介しています。bioRxivとmedRxivは二段階の
2020年5月14日、特定非営利活動法人医学中央雑誌刊行会が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報の特設ページ「新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 関連文献」を開設しました。 同会では、既に、新型コロナウイルス関連するガイドライン情報をピックアップしてリスト化し、オープンアクセスで提供していましたが、特設ページにおいては、ガイドラインに加え、「医中誌Web」から抽出した論文情報、ならびに日本医書出版協会が提供する会員社各社が無料公開している情報もあわせて公開されました。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報 特設ページ開設のお知らせ(医学中央雑誌刊行会, 2020/5/14) https://www.jamas.or.jp/news/news132.html 新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 関連文献 https://www.jamas
2020年5月14日、日本博物館協会が、「博物館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を公表しています。文化庁からの情報提供や助言を踏まえて策定されたものです。 また、館種組織による独自ガイドラインとして、日本動物園水族館協会も、「動物園・水族館における新型コロナウイルス感染対策ガイドライン(暫定版)」(5月6日付)を公表しています。 日本博物館協会 News https://www.j-muse.or.jp/ ※2020/5/14欄に「【お知らせ】博物館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」とあります。 博物館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン [PDF:9ページ] https://www.j-muse.or.jp/02program/pdf/coronaguide0000.pdf 新型コロナウィルス感染症対策に関するガイドライン(日本動物園水
2020年5月5日、日本図書館協会(JLA)の図書館の自由委員会は、新型コロナウイルス感染症への対応に関する情報をまとめたウェブページ「COVID-19に向き合う」を掲載したと発表しています。 5月14日現在、同ウェブページには、5月4日に改定された「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」を受けて図書館の再開を検討する際に参考となる資料や、感染防止対策として来館記録を収集することは同委員会としては推奨しないという見解が記載されています。どうしても来館記録が必要な場合には、利用者への通知、プライバシー保護について明確な取り扱い方法を決める必要があるとしています。また、来館者に感染者が出た場合の対応等についても触れられています。 COVID-19に向き合う(JLA, 2020/5/5) http://www.jla.or.jp/committees/jiyu///tabid/854/D
2020年5月8日、中国国家図書館(NLC)は、2020年5月12日から段階的に再開館することを発表しました。同館は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、2020年1月24日から臨時休館していました。 5月12日時点では総館南区のみの開館となっており、月曜日は休館とするなど、通常より開館時間も短縮されています。また、毎日正午から午後1時までの時間は利用者サービスを休止し、サービスポイントと閲覧室の消毒が行われます。 入館は事前予約制となっており、国家図書館のWechat(微信)公式アカウントや電話を通じて予約する必要があります。入館者数の制限もあり、一日あたり1,200人(午前・午後各600人)となっています。 入館時には、予約情報や利用者の健康状態を示す「健康コード」の提示が必要となるほか、体温検査も実施されます。マスクの着用、一か所に集まらないこと、他者と1メートル以上の距離
2020年5月14日、日本図書館協会(JLA)は、「図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を公表しました。 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」において示されたガイドライン作成の求めを踏まえ、図書館における新型コロナウイルス感染予防対策として実施する際に参考となる基本的事項を整理したものです。 同ガイドラインは、「1. はじめに」「2. 趣旨」「3. 感染拡大予防のための基本」「4. リスク評価」「5. 図書館サービスの実施に際して適切な処置を講じるべき具体的な対策」「附記」からなります。「5. 図書館サービスの実施に際して適切な処置を講じるべき具体的な対策」では、以下に関する指針が示されています。 ・総論 ・来館者の安全確保のために実施すること ・従事者の安全確保のために実施すること ・資料利用及び情報サービスに当たっ
2020年5月7日、株式会社メディアドゥは、同日から2020年9月30日まで、学校・学校図書館向けに電子図書館緊急導入支援キャンペーンを実施すると発表しました。 同キャンペーンは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、図書館を利用できない児童・生徒を支援することを目的としています。発表によると、キャンペーン期間中に申し込んだ場合、米国OverDrive社が提供するOverDrive学校向け電子図書館サービス(School Digital Library)の初期費と2020年度分運用費が無料となり、初年度にかかる費用はコンテンツ購入費のみとなります。 「電子図書館緊急導入支援キャンペーン」開始のお知らせ(株式会社メディアドゥホールディングス, 2020/5/7) https://www.mediado.jp/corporate/2694/ 参考: メディアドゥ、OverDrive社との提
2020年5月7日、フランス国立図書館(BnF)が夏期中の段階的開館を計画していると発表しました。 同発表によると、BnFはフランス・文化省とともに、段階的なサービス再開計画のもと活動しています。この計画は、4月28日に首相が示した外出規制解除の戦略を受けたもので、政府と医療当局により定められた国の公衆衛生政策を考慮したものです。 プレスリリースでは、夏期中の段階的な開館に関して、まずは5月11日以降に開館に向けて館内の準備を進め、法定納本受付を再開すること、閲覧室の再開は貴重書を優先し、詳細なスケジュールと開館の判断については6月半ばに発表すること、展示会等のイベントは9月に再開予定であることが記載されています。 また、オンラインで利用可能なデジタル資料の提供、チャット・メールでのレファレンスの実施、電話レファレンスの再開をはじめとした、各種遠隔サービスの拡充を続けることが述べられていま
2020年4月23日、台湾の文化部は、図書を対象とした「営業税」(日本の消費税に相当)の徴収免除について財政部と合意し、2021年中に開始する予定であることを発表しました。 関連法規の改訂を予定しており、印刷版・電子版の図書出版業者を対象に、文化部の認可を経た印刷版・電子版の図書について営業税の免除が行われます。台湾国家図書館との提携により、将来的には出版業者が同館にISBN/EISBNの申請を行う際に、営業税免除の認可申請も同時に行えるようにするとあります。 台湾の国際放送局「中央廣播電台」(Radio Taiwan Internatinal:RTI)による2020年4月24日付け記事では、図書の営業税免除について、台湾・遠流出版社の董事長・王榮文氏など出版界からのコメントが掲載されています。王氏は、図書の営業税免除は鄭麗君文化部長の任期中最大の政治業績であるとし、台湾全土5,000の出
※(2020/6/8追記) 第11報(2020年6月8日午後4時時点の情報)を別記事として投稿しました。 新型コロナウイルス感染症による都道府県立図書館・政令指定都市立図書館・国立国会図書館への影響(第11報) Posted 2020年6月8日 https://current.ndl.go.jp/node/41156 新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、臨時休館やイベントを中止している都道府県立図書館・政令指定都市立図書館があります。また、国立国会図書館でも臨時休館・サービスの縮小・イベントの中止が発生しています。 ※2020年5月8日午後5時時点で図書館のウェブサイトに記載されている主な対応のみを掲載しています。 北海道立図書館 5/15まで臨時休館 インターネット予約貸出サービス(自宅受取)・レファレンス(電話・FAX・メール・文書)・複写物郵送等を実施 https://www.l
株式会社平凡社は、同社が刊行する叢書「東洋文庫」の一冊『日本疾病史』の全文を、2020年5月15日までの期間限定でオンライン公開しています。 1944年に日本医書出版から刊行された富士川游著『日本疾病史』を底本とし、1912年刊の初版本も参照して覆刻したものであり、「東洋文庫」としての刊行に当たり解説が付されています。 @heibonshatoday(Twitter, 2020/5/1) https://twitter.com/heibonshatoday/status/1256058165201788928 日本疾病史(平凡社) https://www.heibonsha.co.jp/book/b161184.html 参考: 平凡社、書籍『流行性感冒 「スペイン風邪」大流行の記録』の全文を期間限定でオンライン公開 Posted 2020年4月1日 https://current.ndl
2020年5月3日、図書館休館対策プロジェクトが、「図書館休館による研究への影響についての緊急アンケート」の結果を発表しました。 同プロジェクトは、社会科学系の若手研究者を中心に、新型コロナウイルス感染症対策による図書館休館への代替的支援施策を求めることを目的として設立されました。調査は4月17日から4月30日にかけて実施され、有効回答数は2,519人でした。 発表によると、回答者全体の57.5%が図書館の休館が研究に「非常に重大な影響がある」と回答し、卒業・修了年次の学生のうち70.3%が「卒業論文・修士論文・博士論文等の提出時期に間に合わない」と回答しています。利用している代替手段としては、私費での購入が65.4%、オンラインデータベースや電子ジャーナル等の利用が60.8%である一方、10.6%の人は代替手段がないと回答しています。また、研究を続けるための支援として、デジタル化資料の公
米・ペンシルベニア州ステートカレッジのシュロウセンター地域図書館(Schlow Centre Region Library)がウェブ会議サービスZoomのミーティングルームの貸出を実施しています。 7つのミーティングルームが用意されており、無料で利用可能です。各ルームは最大300人まで参加可能で、月曜日から金曜日の午前9時から12時までと、午後4時から7時までの間、最高2時間まで予約可能です。グループ利用の場合、毎月2回まで利用可能です。 予約には同館の利用者カードが必要です。 Virtual Community Rooms at Schlow!(Schlow Centre Region Library, 2020/3/26) https://www.schlowlibrary.org/news/2020-03-26/virtual-community-rooms-schlow Reser
イスラエル国立図書館が、2020年5月17日から段階的にサービスを再開すると発表しています。 第1段階として、大閲覧室(main reading room)を公開します。開館時間は日曜日から木曜日までの9時から16時までで、金曜日は休館です。貸出や複写サービスが再開され。徐々に他の閲覧室の利用や開館時間の延長の可能性を検討していくとしています。 来館利用は1人あたり3時間のシフト制(9時から12時、13時から16時)で予約システムによる事前の予約が必要です。1人当たり1日1回のみの利用に制限されています。 利用にあたってはマスクを着用し、同館が立地するヘブライ大学のキャンパスに入る前に、健康に関する声明(オンライン)に記入する必要があります。入館時には体温が測定され、政府の規則にしたがって健康に関する質問が行われます。荷物は預ける必要があります。 座席は基準を満たすように調整されており、パ
奈良県の生駒市図書館が、2020年5月2日から「お手紙を交換しませんか?」を実施しています。 名前・近況・最近読んだ本・これから読みたい本を、自分の便せんやA4の用紙にしたためて同館の司書宛に送ると、その内容に基づいて、司書が本を紹介するもので、返事には1週間程度かかるとしています。 同館ウェブサイトには便せんの書式も用意されています。 手紙は同館の文通係宛に郵送する以外に、同館の返却ポストに投函する事も可能です。 手紙は、同館ウェブサイトや広報、図書館館内で紹介する場合があり、そのことを望まない場合は、手紙でその旨伝える必要があります。 生駒市図書館 図書館からのお知らせ http://lib.city.ikoma.lg.jp/TOSHOW/asp/index.aspx ※2020/05/02欄に「特別サービス!図書館司書と文通をしませんか」とあります。 お手紙を交換しませんか?(生駒市
2020年5月4日、教育出版大手のMcGraw-Hill社とCengage社は共同して、2019年5月に発表した両社の対等合併計画の中止について、相互に合意したことを発表しました。 合併計画の中止は両社の取締役会において全会一致で承認され、合併の中止に伴う違約金は相互に発生しないことを確認しています。 両社の合併計画反対を主導してきた米・SPARCも同日付で合併中止を取り上げ、Open Education部門のDirectorを務めるNicole Allen氏が、「学生・教員・教科書価格の競争維持の勝利である。反競争的な慣行の広まった教科書出版業界において、この合併計画の阻止は、教科書価格の上昇・技術革新の阻害・学生のデータの悪用といった好ましくない事態の回避に成功したことを意味する」とコメントしています。 McGraw-Hill and Cengage Jointly Agree to
早起きしたので、練習がてらにこれからの利用案内に追加されそうなものを作ってみました。 作っている時に考えたことなど 美術館・博物館とかでよくみるようなピクトグラムで表した利用案内のようなイメージで作りました。Mは外国人の入館者が多いから、こういうものになるんですかね。これからは、飲食禁止・通話禁止とかのアイコンにこういうのが並べられるのでしょうか。 ヘアライン加工風の背景を作るのが難しかった、というか、テクスチャ加工したオブジェクトの数値をいじるたびにローディングが発生するので、微調整がめんどくさくなってしまいました。結構いい性能のPCとはいえ、もうだいぶ使っているので、流石にそろそろ追いつかなくなってきたか。 お相手はやわらか図書館学でした。 参考 icooon-mono.com coliss.com
(2020/05/06時点*1) コロナお見舞い申し上げます。 降ってわいた自宅軟禁状態、どうせならこの機にオンラインで研修を受けるのも一興。ということで、いろいろ探してみたメモ。 「読む」情報源は沢山あるが、ここでは動画やオンラインコース等、あえて映像と音声に訴えるもの(かつ無料)をピックアップ。図書館員なら本でしょテキストでしょとツッコまれそうだが、動画の方が頭に入る人もいるし、チャンネルは多いに越したことはない。提供者別ではなく、独断と偏見に基づくジャンル別にゆるく掲載してみる。〔 〕内は提供者*2。 図書館総論、運営 図書館関係法規 〔国立教育政策研究所社会教育実践研究センター〕教育基本法や社会教育法等、関連法規を概観できる。 図書館関係職員研修教材 〔国立教育政策研究所社会教育実践研究センター〕 「平成19年度新任図書館長研修」をコンテンツ化したもので、初めて図書館業務に関わる人
いまさらやっと、このブログをSSL化してみた。 どこか崩れているかもしれないけれどまあいっか、と思っている。 緊急事態宣言の拡大後、職場はようやく交替での出勤、できるだけ在宅勤務となった。もちろん環境は整備されていない。行動計画に基づく業務レベルが定められており、私たちの業務は優先度が低い。保安管理、社会への影響や相手先の有無によるレベル分けなのだろうと思う。妥当だ。でも部の方針によりほそぼそと業務をする。 図書館で働いているというよりは組織で働いているという意識が強くなった。意識というより思考の問題で、内部の人になってしまったのかもしれない。 いま職場の研究者・技術者の方に、所掌の範囲で何ができるのか。私たちの業務を遂行することで迷惑をかけないか、お互い無理ない範囲でどこまでやれるか。派遣や請負として勤めてくださっている方々に雇用や支払い、安全の不安がないように働いてもらうにはどうするか
ブログを辞める直前、父のことを書いていました。 脳腫瘍闘病記①はじめに - MRKMさんちのブログ 脳腫瘍闘病記②入院するまで - MRKMさんちのブログ 脳腫瘍闘病記③入院中~手術 - MRKMさんちのブログ 脳腫瘍闘病記④術後~診断 - MRKMさんちのブログ 2016年2月に発症し、3月に診断、7月頃に一時帰宅できる程回復しましたが、再発し、10月頃より悪化、12月末に亡くなりました。 1年にも満たない怒涛の闘病生活でした。 お葬式の頃は一人目の妊娠5か月。あまり記憶もありません。 以前書いた通り、父は非常に珍しい脳腫瘍(成人男性に発症した卵黄嚢腫,yolk sac tumor)に罹ってしまいました。 世界に数例、片手で数えるレベルだそうです。 父自身、身長190cmオーバーで存在が珍しいレベルだったのに、なんでやねんとみんなでツッコミました。*1 論文もいくつか読みましたが、症例報
今もありますが。 大学で図書館情報学を学んで、その傍らでブログを書いたりしていた頃が、私にもありました。 大学の授業ではOPACを組んだり、日本十進分類法で索引ができるようになったり、という図書館ぽい授業がありまして。 たくさん学ばせていただきました。 今すごく思っているのは、私が今やっているこの仕事、この世の何よりも図書館情報学っぽい仕事だなっていうことです。 誰も知らないんだけど。 私の職場は、私以外はみんな薬学部や理学系の出身です。 元々附属図書館で採用されて、そのあと特例的に異動になったので、本来であれば文系卒がつく職種ではない。 ・・・のですが、やっている仕事は本当に図書館情報学。 日本語も英語も関わらず朝から晩まで論文を読んで、索引して、データベース化する。 いわば日本のPubMedのようなもの。*1 キーワードのつけ方だったり、抄録の書き方だったり、何から何まで図書館情報学を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く