ブックマーク / kany.hatenablog.com (28)

  • 「もう、『本』や『図書館』はいらない!?」 - 日々の記録

    昨日、長尾真氏と山形浩生氏の対談イベントに行ってきた。 国立国会図書館長=情報工学者・長尾真のシリーズ対談 第2弾 このイベントは長尾真スペシャル@d-laboの第2回目。第1回(2月開催)の対池上高志氏のときと同じく今回も、よくわからないけどおもしろい2時間だった*1。よくわからないのは自分が仕事帰りで疲れているためか?とも疑ったけど、他のブログレポートを読んでいると、どうやらそうではないみたい。 個人的には、第1回のほうが楽しかった。これはおそらく自分が評論家・翻訳家である山形氏より、研究者である池上氏に魅力を感じたからだろう。また研究者と話しているためか、長尾氏も研究者であるのだということを意識するシーンが多くて、そこも面白かった理由の1つだと思う。 第1回:国立国会図書館長=情報工学者・長尾真のシリーズ対談 第1弾 このシリーズは、あと2回行われるらしい。 他の方のブログレポート

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  • サイエンスジャーナリズムを改革した男 - 日々の記録

    「Nature」編集部の古参Sir John Maddoxが、この4月に亡くなった。*1 Sir Johnって誰? 天下の「Nature」編集部の人とはいえ、それだけでScience and Technologyトップページを丸々割くとは、The Economistも英国びいき甚だしいだなぁと思ったら、読んでびっくり。自分のいる学術出版という業界の今日は、この人なくして存在し得なかったのではないか。 査読制度(peer review) 論文への投稿受理日記録 エンバーゴ制*2 という、まさに学術出版(とりわけSTM分野)の基盤ともいえる制度を発案し、業界に定着させた人物だ。 また、Sir JohnはジャーナルにLeaders記事を入れ始めた人でもある。自分が主にカバーしている理工系ではあまり見られないけど、生物・医薬系ではLeaders記事は結構ある……らしい。 編集者に机を漁られる研究者

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  • Reykjavik City Library((レイキャビク市立図書館)) - 日々の記録

    Reykjavik City Library((レイキャビク市立図書館)) - 日々の記録
  • "Citation Statistics"日本語訳 発表されました - 日々の記録

    少し前のことになりますが、以前取り上げた(d:id:kany1120:20080911)"Citation Statistics"全文の日語訳が発表されました。「数学通信」2008年11月号に掲載されていましたが、ホームページでも全文をPDFでダウンロードすることができます。 http://mathsoc.jp/IMU/ 注記(訳注)も充実しているので、英語版を読んでから再読しても、得るものが多い日語版です。学術情報や研究に携わる人にはおすすめ!

    "Citation Statistics"日本語訳 発表されました - 日々の記録
  • オープンアクセスな夜 - 日々の記録

    いってきた。楽しかった。昼の坂東さん講演も聴きたかった。*1 *1:なんだかエントリーがfuzzyさん化している。

    オープンアクセスな夜 - 日々の記録
  • エルデシュの本を読んだ - 日々の記録

    数学者の話を読むと、幸せってなんだろう?ということを考える。好きなことだけを追い求めて、他のものを捨てるくらい没頭して、その果てに発狂したり、死んでから数十年経ってから認められたり。そんな彼らの姿を描くノンフィクションは、まさに「現実は小説よりも奇なり」の世界。このの主人公ポール・エルデシュ(Paul Erdös)も、まるで物語の中から飛び出てきたような人物だ。 エルデシュは数学のために最大限の時間を割けるよう生活を作りあげていた。かれを縛るも子どもも、職務も、趣味も、家さえ持たなかった。粗末なスーツケースひとつと、ブダペストにある大型百貨店セントラム・アルハズの、くすんだオレンジ色のビニール袋ひとつで暮らしをまかなっていた。エルデシュは四大陸を驚異的なペースで飛び交い、大学や研究センターを次々と移動して回った。知り合いの数学者の家の戸口に忽然と現れ、「わしの頭は営業中だ」と宣言する。

    エルデシュの本を読んだ - 日々の記録
  • 本の索引 - 日々の記録

    最近、の前付け・後付けのことをよく考えています。前付け・後付けというのは、文じゃない、序文とか、あとがきとか、参考文献とか、奥付とか、そういうところ。 特に関心を持って観察しているのは、索引。最近調べているのは物理で、あまり手元にないので、屋に行って、かたっぱしから索引ばかり立ち読みしたり、友人に頼んで物理を借りたりしました。数学とはプレイヤー(出版社)も違うし、意識して見てると異なる面がたくさんあって、面白いです。見た出版社は、主にここらへん。 岩波書店 吉岡書店 朝倉書店 共立出版 丸善出版部 調査結果 数学と物理を比較して、気がついたことを並べてみます。 人名索引のついているものが少ない 数学も、ついているものとついていないものがありますが、物理はほぼ皆無。 記号索引がついているものが多い 欧文と和文を分けていないことがしばしば 英語も日語もごちゃごちゃ。数学

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  • 学術論文誌の今とこれから  - 日々の記録

    「研究成果発表の手段としての学術誌の将来」というイベント@国立情報学研究所に行ってきました。備忘のためにメモを記録。 雑誌論文が研究成果発表の手段であるのはいつまでか(土屋俊先生@千葉大、文学) 「論文は絶対的な評価尺度ではない。学術研究成果のごく一部である。」という話。 追加で出されていたスライドでは"論文が研究成果の「結晶化」した形態である時代はもう終わる"、"ずっと改訂され続ける、くらいの考え方の方が誠実"、"むしろ論文にいたるまでの過程が重視される"といった話も。 「研究成果発表の手段としての学術誌の将来」・・・SPARC JAPANセミナー2008に行ってきた - かたつむりは電子図書館の夢をみるか という話を聞いて「ずっと改訂され続け」てしまったら、出版の、ひいては研究の信頼性がなくなってしまうのではないかと感じました。 電子出版物の改訂取り扱いについて、あまり考えている人がい

    学術論文誌の今とこれから  - 日々の記録
    min2-fly
    min2-fly 2008/04/27
    第1回SPARC JAPAN セミナー2008の感想。論文の改訂についてのくだりは確かに・・・。