歳を取って以前ほどお酒を飲めなくなりました。一生ぶん飲み尽くしたからもういいやとお酒を飲まないでいた時期もありましたが、旅行先ではやっぱり地元の酒場に行ってみたくなります。イギリスといえばパブが有名ですが、最初はなんだか入りにくそうな雰囲気に気圧されていました。 でもまああちらだって商売なんですから、お金を払うという人を歓迎しない手はありません。それで勇気を出していろいろなパブに入ってみましたが、どこもすんなり入りこめた上にとても快適に過ごせました。海外を旅していていつも思うのですが、自分が「こう思われるかもしれない・こう見えているかもしれない」という感覚はまずほとんどすべてが幻想のようなものかもしれません。悪意を持って近づいてくるような手合いには注意する必要があるものの、ふつうのみなさんはそれぞれの目的に忙しくて、他人のことなど我関せずなのです。 さまざまな文化背景を持つ人々が入り混じっ