※このエントリは以下のエントリとのザッピングでお楽しみ下さい。 http://d.hatena.ne.jp/terasuy/20070201/p1 昔の同人誌整理していたら、こいつら揃いも揃って古臭い絵柄しおってからに、と思った。何が古臭いかどうかというのは、目の描き方とか顔のパーツのバランスとか、言葉で説明するのは素人の僕には表現力が足りないのだけど、ToHeartとToHeart2の違い、と言えば伝わるだろう。馬鹿みたいに嵌っていた時期、丁度僕が真のオタクとして目覚めを果たした2000年前後だ。この頃は絵の主流も新しい段階に移行しようとしている頃で、最近のものに近い絵柄もそれなりに見受けられるんだけど、やっぱり古い。全体的に古い。概ね古い。漠然として古い。マクロに古い。 これは現実の世界においても言えることだけど、可愛さや格好良さは流行り廃れていくものだから当然のことのように思える。昔
カチリカチリといつもの如くエンターキーを押しながら、耽美な時間に自らの全神経を預けていると、僕の肩からひょこりと小さな頭が突き出てきてこう言った。 「お父さん、何やってるの?」 僕の娘である。生まれてからこのかた、腕白の名を欲しいままにした幼少時代を過ごしてきた彼女は、小学校に通うようになってもその意気は衰えることを知らない。しかし時折見せるあどけない笑顔に含まれる女の子らしさは、妻の面影がうっすらと見え隠れするように可愛らしい。眉目の整ったかんばせは同年代のアイドル的存在であることを疑わせない確証を孕んでいる。 「ねえ、お父さん、この画面の女の子はなに?」 彼女に勝るとも劣らない可愛さを秘めた映像を、食い入るように見つめる彼女はおやと気付いて僕の下半身に目をやった。 「ズボンずり落ちてるよ。きゃはは」 娘は床に転がり腹を押さえて大笑いしはじめ、ひとしきり笑うと、満足したのかぴょんぴょんと
コードギアスを見ていた時、終始何かと似ているなと考えていたのですが、あぁこれはデスノートの構図とそっくりなんだなぁという結論に達しました。どこが似ているんだと訝しむ方もいらっしゃるだろうかと思うので、簡単にその根拠を示していくとしましょう。 適任者への能力譲渡 名作デスノートから行きましょう。世界が退屈でどうしようもないものだと考える全国屈指の優等生ライト君に与えられた死神のノート。人を意のままに殺せる力を得ることで、彼は犯罪者のいない理想の世界の建立を夢見ます。類稀なその知性を駆使し物語りが進むわけですが。 一方、某大国家の王子であるルルーシュ君が主役のコードギアス。動機はいまだ不明ですが、身分を偽り母国の解体を目論見ます。彼に与えられた力は人を操ることの出来る力。勿論、殺すことだって出来ます。この力を使い、彼もその溢れ出る知性を駆使し、人を駒のこどく使い野望へと向かっていくことになりま
さて、復帰一撃目。本当は違うネタを書こうと思ってPCの前に腰を下ろしたのですが、mixiのコミュニティの書き込みを見たりしていたら思う所があったので、今日は原作つきアニメのお話。 最近千葉方面に引っ越して(実家に帰ったわけですが)、UHFが見れない環境にある僕にとっては縁の無い話なのですが、新作アニメがいくつか始まっています。今回は春の新番組と比較すると大分落ち着いた放送数らしいですが、未だにUHFアニメ全盛の時代は続いているのでしょう。 そんな中、原作がPC美少女ゲームのアニメ「つよきす」が放送をスタートしたようですが、先ほどmixi内にてつよきすのアニメを実際に見た感想を寄せ集める書き込みが出現しているのを発見し、そこでのファンの方々のやり取りを拝見すると、僕は愕然としてしまいました。書き込み内容のほとんどが作品に対して罵倒、悲嘆するものだったのです。 さすがにあそこから引用するのは腰
http://d.hatena.ne.jp/kagami/20060526#p7 id:kagamiさんが、昨日のどうしようもない文章にマジレスして下さりました。 ネタとは言え僕自身の本音をそこかしこに含ませていたので、こうやってちゃんとしたご意見を貰えると、どうしようもない文章にも僕にとっては生産性のあるものだったのかと思います。 僕が大まかに「オタク」と考える像は確かにkagamiさんが仰っているような存在とは違うような気がします。ただ、実を言うと僕が理想像として抱いているのはまさにkagamiさんの仰る、 沢山の作品を鑑賞するのは、マーケティング戦略に惑わされず、 自分の本当に好きな作品を見つけたいという思いからなんですよ…。 というご意見そのものであります。 沢山の作品に触れなければ、好きな作品の相対的な価値を測る事も出来ませんし、自分の真の嗜好だって理解する事は出来ないと思います
最近になってようやくツンデレがなりを潜めたように思える。 安易にツンデレツンデレと誰もが叫び、週刊誌にまでその醜態を晒した時はどうしたものかと思ったけど、今思えばこれはツンデレが素晴らしいものであるかどうかは別として、ツンデレという記号を用いて馬鹿騒ぎするのを楽しんでいただけなのかと思う。 知ったかするツンデレ 僕のリアルの知人の殆どもツンデレという言葉を知ってはいたけれど、実際そのパワーを体感した人はいるのかどうかは疑問のある所だ。 インターネット上でも、ツンデレ騒いでいる全ての人がツンデレの良さを体感しているかどうかは眉唾だ。 誰かをツンデレであると認識するためには、「ツンツンしているのは、好意の裏返しであること」を知っている必要があります。しかし上に書いたとおり、それを知ることは、それこそ本人から告白でもされない限り不可能です。従って、ツンデレを認識することは現実には決してできないの
鍵は外からしか開かない部屋にツンデレを1人入れる。 そして、その中にツンデレの意中の男性も一緒に入れる。 彼はそこそこ恋愛経験があり、1時間も口説けば大抵の女はイチコロである。 彼が女性を口説く確率は、二人きりの場合50%らしい。 その時の彼女の状態が確率となる。 今、彼女の状態が分かる者は、彼のみである。 1時間後、ツンデレはデレデレしているだろうか? もしくは、ツンツンしているだろうか? それは、扉を開けてからしかわからない。 この時点では50%ツンツンで、50%デレデレしている彼女がいるということになる。 つまり、彼女は「ツンデレ」と言うことになるのだ。 ツンデレは量子力学上でのみその存在が証明される。 普段からツンデレと言う記号を用いるべきではないのだ。
そういえばいつの間にやらアクセスが70万に達していました。 ニュースサイト的な事をやっていた頃はアクセスに対して貪欲だったのですが、最近は特に気にするわけでもなく、気の向くまま更新しています。 アクセスに対しての執着心が薄れたのは一つとして知名度を上げる必要性が無くなった事があります。 ニュースサイトの場合はアクセス数が一つの顔になり、一見さんにとっては今後巡回するか否かの大きな指標なので、自サイトを知ってもらう為にはアクセスをセコセコと稼ぐ事にも力を入れていたわけです。カウンタを偽装しないのは自己満足以外の何物でもないのですが。 結果として知名度が上がりお客様も増えたのですが、今このブログを眺めている人は恐らく新しいお客様なのでしょう。そう考えるとあの頃の尽力はなんだったのかなぁ、とそれはそれでこれはこれなのでそこまで気にしちゃいません。 ニュースサイトの関係を眺めると、アクセス数の祝辞
今月の初め、僕はシーズン初めの試合で怪我をしました。 就活のストレスと相まって酷くやざくれてしまったのですが、その時僕を癒してくれたのがアニメのARIAです。 現在も第2期が放送されているのですが、第1期放送当初はそこまで面白いとは思えませんでした。 各所で絶賛されているのを横目に、他のアニメに興じていたのを覚えています。 しかし改めて録画していたものを見返した所、その純度の高い癒し効果によってギスギスしていた心が柔いものに包まれ、自暴自棄になりかけていた僕を救済してくれた事により、評価は格段にアップしました。 大袈裟と思うでしょうが、実際あの時の僕に光を差し込んでくれたのはこの作品であり、恥ずかしくもこの年になってアニメに夢を与えられてしまったのが事実なのです。 さて、作品の内容は周知のものですが、僕はこの作品のイメージが「綺麗」という言葉に尽きると思っています。作品自体が一つの情景とし
ブログの内容からはその人のものの考え方捉え方、はたまた性格等も読み取れる事がしばしばです。エントリーはそのブロガーの顔となり、読者に対しての自己紹介を常に行っている、そんな状況が作り出されていたりします。 読者は巡回ルートに入れたブログを好きになり、そのブロガーに対しても興味が湧いてきます。 個(エントリ)から群(ブログ)、そして個(ブロガー)へと読者の興味は変遷を辿るのです。 はじめは良いエントリーにしか興味が無かったのに、いつの間にかそのブログで語られる断片的なもの一つ一つに楽しみを覚える。エントリーの価値がブロガーの価値となった瞬間だ。 アルファブロガーのぼやきすらもブクマされている、そんな状況を見てとても羨ましいというか、アイドルみたいだなぁと思いました。 実際アルファブロガーと呼ばれる人達は実社会においても、それ相応の注目される地位を築いていて、アイドルという言葉は否定できないも
先日知人の付き合いで、メイドさんがマッサージしてくれるお店に初めて入店しました。 部位毎のコースが選べるようで、肩と手をやってもらったのですが、これが気持ちいいのなんの。 美容室でほんの少しだけマッサージしてくれるじゃないですか。あれだけを長々とやってもらっている感じ。別にマッサージ師の資格とか持っているわけじゃないんだろうけど、人にマッサージをしてもらう事がこんなに気持ちいなんて。 特に僕は職業柄下半身を触られる事はよくあるのですが、上半身をこんなにも丹念にやってもらったのは初めてなので、純粋に気持ちよかったです。ちなみに性的な意味は一切含まれていませんよ。 メイドさんとお話をしていた際に聞いたのですが、どうやらメイドさんの殆んどはオタクではなく一般人*1みたいです。全メイド*2のうちの1割いるかいないかみたいで。 ついでに来店するお客も殆んどがサラリーマン等らしく、純粋なオタクは滅多に
動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書) を今更ながらに読んだ。 これまで僕が考えていた萌えやらオタクやらについての考察が、分かりやすく示されていて、うわぁ俺の書いていた事ってなんだったんだよー、と物語の凋落*1どころか僕自身の思考の凋落ですよこれは。 ブログによって全世界総表現社会が形成されたわけですが、これだけ多くの人がいるとなるとエントリーの内容が被ってしまう事は当然です。とはいえ特許申請の如くいちいちエントリーをフィルタリングする事は出来ないわけで、必然的に酷似したエントリーが氾濫してしまいます。 それを承知の上で誰しもが自分の思い連ねたものを、文章として推敲してアウトプットしているのが今現在のブログ界、大きく見てweb界なのでしょう。各エントリーには著作権なんてものは存在しておらず、各々が共感を得たものに対してねずみ算式に考察が展開されていきます。 はじ
http://anime.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1143901774/l50 1 名前:メロン名無しさん 投稿日:2006/03/32(土) 23:29:34 X6C/fprE0 日本の商業アニメは、何時から萌えるために観るものになってしまったのだろう? いや萌えアニメの存在そのものに異議はないが、あまりにも同様のパターンにのっとった作品が 昨今は多杉ではないだろうか? 考えてもみてほしい。 ここ2〜3年の間に興行された商業アニメの中で、登場人物に占める女性キャラの比率が 最低でも70%程度に達している、いわゆる萌えアニメのなんと多いことか。 沢山作品がある中で、1割2割がそうなら特段異議はない。 しかし現状は個性のない萌え系作品のオンパレードである。 また男性が多ければ良いのかというと必ずしもそうでもなく、 逆に登場人物を男性ばかりでかためた、いわゆ
28 名前:メロン名無しさん 投稿日:2006/04/02(日) 12:23:51 ???0 >>1 概ね同意 ただ現在のアニオタの大多数がそうゆう作品を望んでて 萌えアニメが金になるんだからどうしようもないと思う 33 名前:メロン名無しさん 投稿日:2006/04/03(月) 22:23:18 ???0 アニメが作品と言うより商品だからか… 客を気にしなくてもレベルが低いと作者のオナニーとか言われるな 青ひげノート - 萌えアニメばかりの現代アニメシーンに閉塞感 セルフエントリーです。 萌えアニメが増加した事に対して嫌気がさしているアニメファンは意外と多いようですね。 それ以前に最近のアニメの増加がまず一つのポイントなのですが、 これは言わずもがな売れるから投資する企業が増えた、投資する額が増えたという事だと思う。 そしてその売れるアニメ、確実に収益を得る事が出来るアニメが萌え要素が多
□博物士 - 教養としての〈恋愛シミュレーションゲーム〉 うちの昨日の記事に対するトラバなのですが、歴史背景になぞらえると、ナルホド裏づけが取れているなぁと脱帽してしまいます。 どうにも僕は表面から物事を捉える事しか出来ないようで、痒いところまで手が届かないみたいです。 それは僕自身がまだ21のガキである事が理由の一つで、触れ始めの年代というものに大きなハンディを抱えている事になります。 テレビゲーム史を紐解いてみると、まだまだ20年そこらの小さな歴史でしかないため文献の獲得は容易であり、こんなものはただの言い訳に過ぎないのですが。 しかしながら今後ゲーム史が更に10年20年と続いた場合、若いゲーム論客というのは僕のような表面をなぞらえるだけの存在しか残らないんじゃないか、と思います。 ゲームというのはこの20年余りで急激に進化を遂げて、昔の作品には目も当てられない状況にあります。 ファミ
なんでここはこんなにもアクセスが多いんだろうなぁ、と考える。 答えは簡単で大手サイト様に捕捉して貰えているからだ。 情報の伝播速度が並じゃないから、適当なエントリーでもアクセスがっぽりだぜ! と、まさに適当なエントリーが取り上げられる事が多いのだけど、どうにも納得いかんのですよ。 だって、これだけのブログがあってなんでうちが取り上げられるのか、って事。 アンテナ登録数も徐々に増えてきてはいるものの、力不足は拭えませんよ。 それは恐らくコンテンツの内容が、受け手と送り手を上手くマッチングさせているからだと、思う。 テキスト系ニュースサイトさんが好きそうな話題。 それは「漫画・アニメ」です。 煩悩是道場 - アクセスアップを意識したエントリを書くという事 広義に捉えればオタク系。 最近思ったのだけど、オタク系の考察とかクリップとかを行っているサイトは意外と少ない。 需要を供給がカバー出来ていな
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