阪急電鉄が建て替えを決めた神戸阪急ビル東館(中央)。左上はJR西日本が高層化する方針の三宮ターミナルビル=19日午後、神戸市中央区、朝日新聞社ヘリから、筋野健太撮影阪急三宮駅周辺の地図 【笹井継夫】阪急電鉄は阪急三宮駅(神戸市中央区)を再開発する方針を固めた。駅東側の神戸阪急ビル東館を高層の複合ビルに建て替える。東館は1995年の阪神大震災で壊れ、暫定利用を目的に再建された。3月に入り、神戸市と再開発に向けた本格的な協議を始めた。 神戸阪急ビルは36年に完成。震災前、東館(地下1階、地上4階建て)は百貨店の三宮阪急や映画館などが入り、神戸・三宮の顔と呼ばれていた。震災で半壊し、95年11月に地下1階、地上3階建てのビルとして仮再建した。スーパーマーケットのいかり阪急三宮店や旅行会社、エイチ・アイ・エス(HIS)の阪急三宮駅営業所などが入る。 阪急電鉄は建て替え後、商業施設やオフィスな