[GDC 2011]ゲームの面白さを科学的に解析する,Electronic Artsのテスト方法とは 編集部:noguchi 2011年3月3日,サンフランシスコで開催中のGame Developers Conferenceで,「The Science of Play Testing: EA's Methods for User Research」というレクチャーが行われた。これは,Electronic Arts(以下,EA)で実施されているゲームのテストの方法を,同社のVeronica Zammitto氏が紹介するという内容だ。 Veronica Zammitto氏 Zammitto氏は最初に,一般的に行われているテスト方法を紹介した。どういうものかというと,要するにインタビュー,フォーカスグループ,アンケートなどがそれにあたり,主に被験者に対して質問を投げかけて,それに答えてもらうとい
[GDC 2011]この男が壇上に姿を見せなければGDCは終わらない。ウィル・ライト氏が,その処女作「バンゲリングベイ」について大いに語る ライター:奥谷海人 トークの上手さでは,ピーター・モリニュー氏と肩を並べる逸材にして,多くのゲーム開発者やゲームファンが敬愛して止まないクリエイターといえば,「シムシティ」から「シムズ」,そして「Spore」まで,数々の異色作を手がけてきたウィル・ライト氏だ。現時点では,ゲーム業界から少し身を引いた場所にいるものの,やはりGDCでライト氏が登場しない年は,なんとなく締らない気がする。そんな空気は,GDCに参加する多くの開発者も嗅ぎとっていたのか,セミナーの最終日は,2年ぶりに姿を見せたライト氏を一目見ようと,今年のGDCはおそらく最長となる,長蛇の列ができあがっていた。 今回,ライト氏が参加したのは,GDC25周年を記念して行われているお祭り的イベント
野心のあるゲーム開発者であれば将来は独立をして自身でゲームスタジオを立ち上げたいと願うかもしれません。GDCの数あるセッションの中で幾つかそうした話題に触れたものがありました。最終日に行われた「Essential Steps to Starting a New Dev Studio in 2011」もその一つです。 サンタモニカで法律事務所ジェームスIチャーネを営むジム・チャーネ氏はゲーム業界に深い造詣を持ち、IGDAで積極的に活動し、GDCでも多数の講演を行い、2006年にはMVPを受賞しています。ゲーム音楽家の団体G.A.N.G.(Game Audio Network Guild)のアドバイザリーボードのメンバーであり、AIAS(Academy of Interactive Arts and Sciences)の代表を務めた事もあります。業務ではゲーム業界の多数の企業に対してビジネス
[GDC 2011]ストラテジーゲームに未来はあるのか? ストラテジーゲーム市場を牽引する4人の開発者が,ジャンルの問題点を晒し出す ライター:奥谷海人 10年前は花形ジャンルであった,PCプラットフォームにおけるストラテジーゲームだが,最近では新作の登場もめっきり減ってしまい,出ても続編ばかりという状況だ。 「StarCraft II: Wings of Liberty」や「Hearts of Iron III」のようなゲームが大ヒットする一方で,低バジェットのインディ系デベロッパによる小粒な作品が出るなどしているが,その中間を埋めるタイトルがまったくないという状況が続いている。 古参のゲームジャーナリストであるトム・チック(Tom Chick)氏がモデレーターを務める「Strategy Games: The Next Move」(ストラテジーゲームの次の一手)というパネルディスカッショ
[GDC 2011]あの間違い電話がなければ今でも豆を売っていたかも。業界の重要人物ピーター・モリニュー氏が「ポピュラス」を生み出せた秘訣(または幸運)とは? ライター:奥谷海人 GDC 2011の開催3日めとなる3月2日に行われた「Game Developers Choice Awards 2011」の表彰式において,イギリスの奇才ピーター・モリニュー氏がLifetime Achievement Award(生涯功労賞)を獲得した。現在では,「Fable」シリーズのエグゼクティブプロデューサーとしても広く認知されているモリニュー氏が,GDCの25周年の記念セッション「Classic Games Postmortem」(クラシックゲーム回顧録)において,彼の出世作となった1989年発売のゴッドゲーム「Populous」(以下,ポピュラス)が誕生するまでのエピソードを語った。 Taurus
こんにちは、はじめまして。任天堂の坂本賀勇と申します。 Hello. It's nice to meet you. I'm Yoshio Sakamoto with Nintendo. ・・・と、英語はここまでです。 本日はたくさんの方々にお集まりいただきまして、非常に緊張しております。 同時にこの場が、皆様にとって実りのあるお時間になりますようにと、 気持ちを新たにいたしました。どうぞしばらくの間お付き合いくださいませ。 私はこの業界でかなり長く仕事をしておりますので、 それなりの数のゲームソフトに携わってまいりました。 いちおうベテランに分類される私ですが、 こういった場をいただいて話をするのは実は今日が初めてですし、 ここにお集まりの皆様方は、私のことをよくご存じないと思います。 なぜならば私は・・・ 「海外でよく知られているタイトルは『METROID』シリーズのみ」 と、いっても言
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く