708万人という会員数は、発行枚数2000万枚を超えるSuicaなどに比べると少ないという印象を持つかもしれませんが、Suicaのうちおサイフケータイでの利用となるモバイルSuicaの会員数は110万人(2008年6月現在)となっています。それと比較すると携帯電話での利用率は非常に高く、携帯電話ベースの電子マネーの代名詞と言って良いほどに成長しつつあると言えるでしょう。 なお、iDには三井住友カードが提供するカード型の電子マネー(専用カード、クレジット一体型カード)も存在するため、携帯電話だけのサービスというわけではありません。 ■ クレジットカードの「DCMX」、携帯電話料金で支払える「DCMX mini」 身近な存在である反面、iDは電子マネーの中でもわかりにくいサービスの1つでもあります。その原因は、略語的な英字の名称にもあると言えますが、決済手段との関係が複雑な点が大きいでしょう。