俺は良い大学もでていない。 美人と付き合った事も無い。 高校をでた後、偏差値50の私大受験に2回も失敗し 延々と家に引きこもってすごしていた。 そんな俺に転機が生まれたのは23歳の時だ。 ときどき行くコンビニで働いてる一人の女性にあった。 肩を少し超えるぐらいのロングヘアー 眼鏡が似合う女の子だった。 コンビニ店員より図書館の司書が似合ってるな って印象の女の子。一目惚れだった。 彼女を見たくてどうでも良いものをしょっちゅう買いにいった。 コーヒーは殆ど試したな。 コーヒーの味なんてどうでも良いんだけど 毎回同じコーヒーを買うのは恥ずかしくて 新発売になったコーヒーは必ず試してた。 コーヒーばっかりかってたら顔を覚えられたらしく ある日「コーヒー好きなんですね」って話しかけられた。 こんなうれしい事は無かったね。 23年間生きて来て一番幸せだった。 好きな女から話しかけられただけで幸せって