あなたは「イケメン日本画」をご存じだろうか。立派な、この図屏風…… ▲男子楽園図屏風/木村了子 よく見ると現代のイケメンが描かれている。しかも農作業中! この作品を描いたのは、木村了子さん。椎名林檎や坂本冬美の作品にも絵を提供する売れっ子作家だ。東京藝術大学の出身で、西洋画を学んだそう。しかし今は、日本画の手法で現代のイケメンを描いている。木村さんが描く男性は美しい顔なのに、よく見るとじわじわ笑いがこみあげる。この独特のおかしみはどこから来るのか……日本美術史の研究者に聞いてみた。また、記事の後半では木村さんご本人も登場! なぜ油絵から日本画に転向したのか、涙と笑いあふれる経緯をきいた。お二人に話を伺うと、日本美術の歴史にもいろいろな「男女問題」があったことが判明。そんな件も含め、ぜひお読みいただきたい。 尚、聞き手はオフィスの給湯室で抹茶をたてる「給湯流茶道(きゅうとうりゅうさどう)」。
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