筑波大学知的コミュニティ基盤研究センター 磯谷順一名誉教授、量子科学技術研究開発機構 小野田忍博士、住友電気工業の角谷均博士らは3月9日、ハーバード大学、ウルム大学、プリンストン大学、カリフォルニア大学バークレー校などのグループとの共同研究により、世界最高濃度の室温量子スピンを有するダイヤモンド結晶を作製し、これにより「時間結晶」の室温観測に成功したと発表した。 今回の研究では、ダイヤモンド結晶の中の強い相互作用と不規則性とを併せ持つ約100万個の量子電子スピン手段を用いて離散的時間結晶生成の観測に成功した。この際生成されたものは、高温電子線照射技術によって作製されたもので、ダイヤモンド中の窒素と空孔により形成されるNVセンターを平均5nmという世界最高濃度で含んでいる。 今後は量子コンピューティングの量子メモリや量子計測の高精度化への応用が期待されるとしている。 学際融合・国際化への挑戦
ユリカモメは冬の渡り鳥だ。毎年冬になるとシベリアあたりの厳冬を避けて南へと飛んできて日本の川辺や海沿いで越冬し、暖かくなるとまた北へと帰っていく。 大学時代に京都にいた頃は、当時住んでいた寮の近くを流れている鴨川の河原に行ってはよくユリカモメに餌をあげていた。 二十歳前後の僕は今よりも暗く内向的で友達も少なく、今よりもさらに将来の見通しがなく、社会に適応できないという思いを持ちつつも社会から外れる勇気も持てず、この先どうやって生きていったらいいのかいつも途方に暮れつつ、過剰な自意識や承認欲求や性的衝動をこじらせて周りに迷惑をかけたりしていた。要はよくいる暗くて面倒臭い大学生だった。 「もうだめだ、つらい」 気が滅入ってそんなことを呟きながら汚い寮の玄関をくぐり抜けふらふらと鴨川まで歩いていって川のそばの100円ショップでかっぱえびせんやベビースターラーメンなどのスナック菓子を買って橋の上で
マンガと文章: 小島アジコ 横浜以南で子育てに便利な街、辻堂 小島アジコです。2人の男児の育児中です。今日は、家族でよく行く街、辻堂についてご紹介します。 辻堂駅前は近年再開発が行われているエリアで、特に、2011年に「テラスモール湘南」がオープンしてからは非常に便利な場所になりました。 とくに「テラスモール湘南」がすごい! テラスモール湘南の中には、他にも、子ども向けの教室があったり、写真撮影のできるスタジオがあったりと、買い物や食事だけでない、さまざまな店舗が入っています。映画館もあり、休日を過ごすには最適です。 妻はビル外のお店が並ぶ小道にあるBiggyというパン屋さんや、モール1階「湘南マルシェ」の澤光青果、肉の石川が特に好きなようで、辻堂に出ると必ず袋を下げて帰ってきます。 次男が辻堂の病院に入院したときのこと この後、次男(プーちゃん)は無事退院しました。辻堂は医療施設も充実し
学生や研究員を追い詰めるような「ブラック研究室」は研究不正の温床になる。学生にとってはブラック研究室の実態を暴くことにメリットはなく、目標にはなり得ない。研究室から円滑に卒業し、就職やステップアップなど次の活躍の場を得ることがゴールだ。そのためには不正を暴いて波風を立てることは合理的でない。果たして倫理教育で学んだモラルはどこまで有効なのだろうか。 「もう3カ月同じ実験を繰り返している。先生の思い通りの結果が出ず、腕が悪いと怒られる」―。とある国立大学。この学生の実験課題は准教授にとって、研究室の屋台骨を支えるテーマだった。准教授は免疫染色などの実験キットを購入し、学生の実験手技の巧拙による影響がでないよう万全の状態で臨んだ。ノート管理は徹底し、学生は教えられた通りに実験を繰り返した。だが、結果は准教授の仮説を否定するものばかり。この仮説が崩れれば他の研究テーマも前提が覆る。 この学生
「信頼のできない語り手」とは。 「信頼のできない語り手」という技法を用いている物語があります。 主に推理小説やサスペンス、ホラーなどのジャンルに用いられる技法です。 「信頼のできない語り手」に物語を語らせることによって、物語自体にトリックをしかける、物語を重層化する、物語の世界観を不安定にして読み手に不安感を与える、真相やテーマを考えてもらい、テーマをより強調する、などのために用いることが多いです。 当ブログでも過去に取り上げたことがある桐野夏生「グロテスク」も、「信頼のできない語り手」を用いています。 www.saiusaruzzz.com 「信頼のできない語り手」が一番うまく作用している小説は…。 「信頼のできない語り手」が最も上手く作用している、と思う物語は、エミリ・ブロンテの「嵐が丘」です。 有名な物語なので、読んだことがない人の中には「ロマンチックな恋愛小説」というイメージを持っ
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南スーダンで大規模な武力衝突が起きた際のPKO部隊の「日報」について、防衛省は、陸上自衛隊が破棄し、その後、別の部署で見つかったと説明していますが、実際には陸上自衛隊が日報のデータを一貫して保管していたことが複数の防衛省幹部への取材でわかりました。さらに、これまでの説明と矛盾するとして一切公表されなかったうえ、先月になってデータを消去するよう、指示が出されたと幹部は証言しています。 その後、再調査が行われ、防衛省は、陸海空の各自衛隊でつくる統合幕僚監部に保管されていたことがわかったと先月7日に発表しましたが、その一方で、陸上自衛隊には存在しないと説明しています。 ところが、実際には、陸上自衛隊が日報の電子データを一貫して保管していたことが複数の防衛省幹部への取材でわかりました。それによりますと、陸上自衛隊に電子データがあることがわかったのはことし1月中旬で、部隊を指揮する司令部の複数のコン
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見つかったものとしては世界最古のものとされる多細胞生物。シンクロトロンX線断層撮影法で撮像。(c)2017 Bengtson et al./creativecommons.org/licenses/by/4.0/ 【3月15日 AFP】インドで見つかった16億年前の化石2個に紅藻類が含まれているとする研究論文が14日、発表された。これらは地球上で発見された最古の植物状生命体の可能性があるという。 米オンライン科学誌プロス・バイオロジー(PLoS Biology)に掲載された研究論文によると、これまで知られている中で最古とされていた紅藻は、12億年前のものだったという。 複雑な生命体が地球上に現れた時期をめぐり意見が割れることは少なくないが、約6億年前に大型の多細胞生物が広く分布するようになったという点で、専門家の見方はおおむね一致する。 論文の主執筆者で、スウェーデン自然史博物館(Swed
Nintendo Switch 2: Everything we know about the coming release
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