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ブックマーク / www.ajimatics.com (8)

  • 「2乗してはじめて0になる数」とかあったら面白くないですか?ですよね - アジマティクス

    「その数自体は0でないのに、2乗するとはじめて0になる数」ってなんですか? そんな数あるはずがないと思いますか? でももしそんな数を考えることができるなら、ちょっとワクワクすると思いませんか? 今回はそんな謎の数のお話。 実数の中には、「2乗して0になる数」というのは0しかありません。 (2乗して0になる実数は0しかない図) ということは、「2乗してはじめて0になる数」というのがあるとしたら、それは実数ではありえません。 「1年A組にはメガネの人はいないので、メガネの人がいたとしたらその人は1年A組ではありえない」くらいの当たり前のことを言っています。 この辺の議論は、複素数で「」を導入したときと同じですね。 「実数の中には、2乗して-1になる数というのは存在しないので、それがあるとしたら実数ではありえない」ということで「虚数」であるが導入されるわけです。 それならばということで、ここでは

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  • 何なんだろうな。あいじょうって。「10のi乗」みたいな数を考える - アジマティクス

    みなさんは、好きな複素数ってありますか?(ただし実数は除く) 「好きな整数」を持ってる人なら少なくないと思います。それこそラッキー7の7とか。自分の誕生日とか。691とか。 「好きな実数」まで広げても、eとかπとかとか、いろいろあるでしょう。 でも、「複素数」となると? 「私の好きな複素数は○○です」って言ってる人、ほとんど聞いたことないです。あったとしても、2乗して-1の「」そのものとか、3乗すると1になる「ω()」とかぐらいのものでしょう。 これって不思議だと思うんですよね。整数だったら2でも3でも163でも、それぞれに面白い性質が山ほどあることを思うと、例えば「」や「」などという個別の複素数にもそれぞれに面白い性質はいくらでもある、と考えるのは当然でしょう。でも、個別の整数について面白い性質を知っているほどには、個別の複素数の持つ面白い性質をわれわれは知らない。不思議です。 そういう

    何なんだろうな。あいじょうって。「10のi乗」みたいな数を考える - アジマティクス
  • 三角関数、何に使うの?→点を回すことができます(すごい) - アジマティクス

    数学的な内容を表現したアニメーションをいろいろ作って遊んでます。例えばこんなのとか。 素因数ビジュアライズ。大きく灰色で表示された数字の素因数が線を横切ります pic.twitter.com/z1MHJzPtbv — 鯵坂もっちょ🐟 (@motcho_tw) February 7, 2018 たくさんの点を、それぞれの点に書かれた数に応じた速度で回すことにより、大きく灰色で表示された数の素因数を表現しているわけです。楽しいですね。 こんなのもあります。 3Dで図示してみました。 pic.twitter.com/AF2R1QEtqk — 鯵坂もっちょ🐟 (@motcho_tw) April 12, 2017 九九におけるの段の「一の位」は、ぐるぐる回る点によって表現することができます。面白いですね。 変わったものでは、こういうのもあります。 惑星が「惑星」と呼ばれる理由ですhttps:/

    三角関数、何に使うの?→点を回すことができます(すごい) - アジマティクス
  • 「パッと見素数」に気をつけろ! - アジマティクス

    91は素数でしょうか? 91は素数 — 91は素数 (@91__prime) 2016年8月13日 91は素数ではありません。 素数大富豪 この記事は、素数大富豪Advent calender11日目の記事です。 「素数大富豪」というトランプゲームがあります。通常の大富豪は場に出ているカードより大きいカードをどんどん出していくというものですが、素数大富豪においてはカードを組み合わせて素数を作り(「4」と「1」で「41」みたいな)、場に出ている素数より大きい素数を出していって、先に手札をなくしたほうが勝ち、というルールになってます。詳しいルールはこちらです。 www.ajimatics.com 素数でない数、すなわち合成数を出してしまうとペナルティとして山札からカードを引かなければなりません。 そんなわけなので、素数大富豪において「一見素数に見えてその実、素数でない」91は鬼門なのです。私自

    「パッと見素数」に気をつけろ! - アジマティクス
    mirinha20kara
    mirinha20kara 2018/02/11
    素数大富豪、次に誰かとトランプする時にやってみます(次がいつになるかはわからない)
  • 素数大富豪とは?初心者のためのルール&ちょっとしたコツ集 - アジマティクス

    最近、とあるトランプゲームが話題です。 素数大富豪をして頭がフル回転したw 頭使いすぎて、段々と正常な計算ができなくなって行ってヤバい。 これ面白いわwww pic.twitter.com/ZsSmNbRBXx — ひぃ@超会議1日目のみの参加 (@SempreSonhando_) 2017年2月12日 タイトルで明示しておきながら「とあるトランプゲーム」も何もないですが、それまで一部の数学好きにしか知られていなかった「素数大富豪」。この素数を使ったトランプゲームが2017年に入ってから急速に数学好き以外にも広がりを見せています。 この記事は、素数大富豪をはじめて知った人が最初に見ることを期待して書かれたページです。「ルール」「ちょっとしたコツ&tips」「よくあるご意見&ご質問」の3部構成になっていますので、ルールはすでに知ってるよ!って方は後半からお読みください。 ルール 用意するもの

    素数大富豪とは?初心者のためのルール&ちょっとしたコツ集 - アジマティクス
  • 点をぐるぐる回してどんどん重ねると楽しいな〜と思ってたらまたフィボナッチかよ!! - アジマティクス

    点を用意してxy平面上でぐるぐる回します。 その1段上(つまり高さ方向に1進んだ地点)に、1つめの点が1周する間に2周するような点を用意します。 3段目には、1つめの点が1周する間に3周するような点を置きます。 段目には周するような点を、そうですね、60個程度重ねてみましょう。 ウオエアなんだこれ!!! めっちゃきもい!!! 楽しい!!!!! 隣の点を線分でつないでみるとこんな感じになります(gifアップロード容量制限により途中まで)。 う〜ん気持ち悪いですねぇ〜 特にこの、 動き始めの部分がめっちゃきもい ほら。ニュンってなってきもい それぞれの点は、単にずっと同じ速度で回転しているだけです。ただそれだけなのにこんなに気持ち悪くなるなんて面白さを感じます。 キャンプファイヤーみたいなやつ 今回の制作物は3Dで、めずらしくz軸があるんですよねえ。いままでフーリエ装置や人体模型などいろいろな

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  • ケーキに3回だけ刃を入れてできるだけ公平に分割したい話 - アジマティクス

    今日は楽しいパーティです。 白雪姫は、円形のケーキを作りました。 白雪姫 円形のケーキに上から1回だけ包丁を入れると、最大2分割できます。 2回包丁を入れると、最大4分割までできます。 では、3回包丁を入れると最大で何分割できるでしょうか。そのまま考えると、6分割でしょうか? 上図のように切れば、最大で7つに分割することができます。 ちなみに回包丁を入れると最大分割、回だと、回だと、そして回だと最大個のピースに分割できることがわかっています。なるべく多く線が重なるように切ればいいのです。実際にやって確かめてみたい感じありますが、しかし今回の題はそこではないのでまたこんどにしましょう。 白雪姫は、王子様からもらった大切な包丁をあまり使いたくなかったので、ケーキに3回だけ包丁を入れて7つに分割し、それを7人のこびとたちに下図のように配ることにしました。 こびとたち しかし、このような切り方で

    ケーキに3回だけ刃を入れてできるだけ公平に分割したい話 - アジマティクス
  • とりあえずだまされたと思って-((-1)^(1/7))を2乗してみてくれ - アジマティクス

    「アラブ世界では代数学が発展した」とはよく聞くけど、どうも自分の中でしっくりきていなかったというか、要するにあんな難しいものがどうやって始まり発展したのだろう? と気になっていたのですが、最近思うのです。代数学の始まりとは、「イコールの学問」だったのではないか? と。 つまり、「ある数を2乗して1引いたら元の数と同じになるような数はあるかな?」とか、「1引いてから2乗したら元の数の2倍になるような数があったら面白そうじゃない?」みたいな素朴な疑問から始まったのではないかと思うのです。なにかの操作をした数と別の操作をした数が「同じ」、すなわちイコールの学問ではないかと。 これは現代の言葉で言えば前者は「」、後者は「」のことになります。これはまさに方程式です。「代数学が発展した」「方程式の学問が発展した」っていきなり言われても実感がわかないけど、こういう素朴な疑問から始まったとしたら、最初期の

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