平素はLINE株式会社のサービスを ご利用いただきありがとうございます。 提言型ニュースサイト「BLOGOS」は、 2022年5月31日をもちまして、 サービスの提供を終了いたしました。 一部のオリジナル記事につきましては、 livedoorニュース内の 「BLOGOSの記事一覧」からご覧いただけます。 長らくご利用いただき、ありがとうございました。 サービス終了に関するお問い合わせは、 下記までお願いいたします。 お問い合わせ ※カテゴリは、「その他のお問い合わせ」を選択して下さい。
今週のコラムニスト:クォン・ヨンソク 〔6月8日号掲載〕 統治者にとって日本ほどのパラダイスはないだろう。未曾有の大震災に見舞われても被災者は先の見えない避難所生活に耐え、子供たちはけなげな笑顔を忘れない。水が売り切れたスーパーの棚を見ても、なぜ海外から早急に輸入しないのだと政府に不満の声が上がることもなく、代わりに人々は買い占めや風評被害、国外や西日本への「逃亡者」を糾弾する。 原発事故の深刻さを海外メディアに指摘され、お上と東京電力に情報公開や迅速な対応を求めながらも、彼らを信じて「耐えるしかない」と自分に言い聞かせる。 しかし、ドラマ『おしん』さながらの忍耐力を世界から称賛されてきた日本人の我慢も限界を迎え、不安と怒りが徐々に臨界点に達しようとしている。情報の透明性をより強く求めるようになり、放射能に関する国の基準にも異議を唱えるようになった。これはむしろ、ようやく日本人が震災のショ
東京電力は2日、福島第一原子力発電所2号機の使用済み核燃料一時貯蔵プールで循環冷却装置が機能し、70度以上あった水温が同日午後5時に38度に低下したと発表した。 装置の稼働後1か月だった目標を2日間で達成した。プールから出る水蒸気による高い湿度のため、困難だった原子炉建屋内での作業の着手が早まりそうだ。 装置は、プールで温められた水を熱交換器で冷やして再びプールに戻す仕組みで、5月31日夕に稼働した。 プールの水温は稼働前、70〜80度あり、東電は目標の41度以下で安定させるには1か月かかるとみていたが、冷却装置の性能が予想を上回ったという。今後、建屋内の湿度低下を待って空気中の放射性物質を除去し、原子炉の冷却作業を本格化させる。
今週のコラムニスト:レジス・アルノー 最近はタクシーに乗るたび、運転手とこんなやりとりをする。「お国は?」「フランスです!」「フランス? 3月11日からの原発危機でフランス人は日本からいなくなったと思ってましたよ」 原発事故が発生してからフランス人は一斉に日本を脱出したと思われている。私もその1人だ。 私は取材で3月12日に福島と仙台に入り、19日まで滞在。19日に東京に戻り、フランス政府が在日フランス人の一時帰国用に用意したチャーター機に乗った。そして3月30日にまた東京に戻ってきた。今後もここにいる、という決意とともに。 私が日本を離れたのは、フランスにいる家族のためだ。彼らが福島の原発事故のニュースを見て大騒ぎしたことが、在日フランス人の出国パニックの引き金になった。パリに向かう機内で話をした人のほとんどが「親を安心させるため」に帰ると言っていた。 在日フランス大使館は緊急に24時間
被災地で保護したペットの映像を示すLCAのハーミソンさん。映像の一部はLCAのサイトにも流している=堀山明子撮影 【ロサンゼルス堀山明子】東京電力福島第1原発事故の警戒区域に取り残されたペットの救出活動に対し、米国内の動物愛護団体の間でも関心が高まっている。一部の団体は被災地で救出作戦に直接参加。インターネットを通じて日本政府に動物保護を求める署名運動も始まった。いずれも05年のハリケーン・カトリーナが米国を襲った際、ペット同伴の避難を認めずに問題化した経験を生かしてほしいと呼びかけている。 ロサンゼルスの動物愛護団体「ラストチャンス・フォー・アニマルズ(LCA)」のスタッフ、チャールズ・ハーミソンさん(32)は3~4月の2回、福島県富岡町など警戒区域を含む被災地で計128匹の犬や猫などを保護し、被災地の動物を一時預かるボランティアに届けた。 ハーミソンさんは被災地で、ペット同伴禁止の避難
外国人旅行者 最大の落ち込み 5月19日 18時4分 先月、日本を訪れた外国人旅行者は、東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、去年の同じ月に比べて62%減少し、過去最大の落ち込みとなりました。 日本政府観光局のまとめによりますと、先月、日本を訪れた外国人観光客やビジネスマンなどの外国人旅行者は、推計で29万5800人で、去年の同じ月に比べて62.5%減少しました。これで、日本を訪れた外国人旅行者は、3月に続いて2か月連続で減少し、今の形で統計を取り始めた昭和39年以降としては過去最大の落ち込みとなりました。主な国や地域別で見ると、アジアでは、香港が87%、シンガポールが82%、韓国が66%、中国が49%、減少したほか、欧米では、フランスが68%、ドイツが67%、アメリカが55%、それぞれ減少しました。これについて観光庁では「4月に入っても震災や原発事故の影響が続いている
半減期が30年の放射性物質セシウム137を固化する新たな材料を、物質・材料研究機構(茨城県つくば市)が開発した。 東京電力福島第一原子力発電所事故で、漏出したセシウムの処理に役立つと期待される。 水に溶けやすいセシウムは拡散しやすいため、回収後の安全な貯蔵法が研究されている。研究チームは、特殊な溶媒を加えた酸化チタンとセシウムを加熱し、電気分解した。その結果、強固な構造を持つ酸化物の結晶の中にセシウムが閉じ込められているのを確認した。 同原発3号機付近で見つかった高濃度汚染水を基準にすると、汚染水83・3トンに含まれるセシウムを角砂糖大の固化体に閉じこめたことになるという。 研究チームの阿部英樹・主任研究員は「固化によって放射能の遮蔽や埋蔵にかかわるコストを減らせる。実用化には、セシウムの効率的な回収技術との連携が課題だ」と話している。
東日本大震災の影響で数十万人いた在日中国人労働者の帰国が相次いだが、震災から2か月が経過し、再び日本で働く「出戻り」が増えている。ただし、飲食店などのアルバイト接客業が今のところ中心になっているようだ。 横浜中華街でも4月末から「帰国」 牛丼チェーンの吉野家によると、震災後一週間で、首都圏で働く約200人の中国人アルバイトが辞めた。これは外国人アルバイトの25%にあたる。人手が足りなくなった店舗に近隣店舗から応援を派遣、店長を長時間勤務させるなどして急場を凌いだ。そして国籍を問わず新規のアルバイト採用を急いだ。 ただ、2011年4月末になると、辞めていった200人の中の一部が「アルバイトで戻りたい」と申し出るケースが現れたという。戻すかどうかは店長との面接で決めている。 横浜中華街では、ここで働く中国人約2500人のうち300人が帰国。その影響で10店舗ほどが営業できなくなってしまった。こ
東京電力は12日、東日本大震災で爆発事故を起こした福島第一原発1号機の原子炉圧力容器に、燃料を冷やすために入れている水が容器の5分の1以下しかたまっていないことを明らかにした。燃料が溶けて底の方にたまり、圧力容器の底に穴が開いて水が漏れているらしい。燃料損傷は東電のこれまでの想定以上に進んでいるとみられる。 東電は圧力容器の水位計を修理、改めて測定したところ、値が出なかった。測定限界である原子炉底部から約4メートルの位置より下に水位があることを意味する。圧力容器は高さ20メートルで容積360立方メートル。現在は毎時8トンのペースで、これまで1万358トン以上注水したが、容器の5分の1以下しかたまっていない計算だ。 東電によると、水は格納容器に漏れ出ているとみられる。溶けた燃料が圧力容器の底に落下、その熱で、制御棒を動かす棒を入れる管の溶接部などに亀裂が入り、圧力容器の底から水が漏れてい
「フクシマ50(フィフティ)」という言葉がある。福島原発の過酷な環境下で働く作業員約50人を、海外メディアがそうたたえた。原子炉冷却のための放水作業をした消防隊員も機動隊指揮官も会見。その勇気と気遣う家族とのやりとりに心打たれた。ふと、思う。原発事故に立ち向かう自衛隊員はなぜ出てこないのだろう? 実は、陸自中央特殊武器防護隊員6人は3号機の建屋が水素爆発したとき、乗っていた車ごとがれきに埋まり、けがもした。現場で最も生命の危機にさらされたケースといっていい。彼らはすぐ翌日、任務に復帰したという。命令ではなく、自らの意思で。放射線のプロとしての誇りか。それにしても、前の日に聞いた爆音は耳に残っているだろう。現場に放置された横倒しの放水車を見れば恐怖がよみがえったはずだ。彼らが会見を開く予定はないという。 自衛隊には「ヒーローはいらない」という文化がある。1人の勇気ある行動を称賛しない、むしろ
福島第一原発の事故現場に投入される国産ロボットQuince。右は千葉工大未来ロボット技術研究センターの小柳栄次副所長=千葉工大国産ロボットの作業計画 東京電力福島第一原発の事故現場に、ようやく国産ロボットが投入される。日本のロボットは「実戦経験がない」と信用されず、まず現場に入ったのは米国製だった。「ロボット王国・日本」の威信回復なるか。 投入されるのは、千葉工業大未来ロボット技術研究センターの小柳栄次副所長や東北大の田所諭教授らが開発した災害救助用ロボット「Quince(クインス)」。長さ66センチ、幅48センチの車体に戦車のようなクローラー(無限軌道)が大小五つ。カメラやセンサー、ドアノブを回すアームも備えている。 2009年のロボカップレスキュー世界大会では運動性能部門とアームの性能部門で優勝した。米国の模擬災害現場で実験した際、がれきの走行や階段や坂を上る性能などで米国製を圧
汚染水を原子炉に戻し冷却へ 4月17日 4時7分 東京電力の福島第一原子力発電所は、事故からひとつき余りたった今も核燃料が高温の状態のうえ、原子炉を冷やすために注入している水が隣の建物に流れ込んで汚染が広がる悪循環に陥っています。このため東京電力は、施設にたまった汚染水を再び原子炉に戻して冷却するシステムを新たに作り、夏までに稼働させる計画をまとめました。 福島第一原発の1号機から3号機の原子炉では、冷却機能が失われ核燃料がまだ高温なため、仮設のポンプなど使って水を外から注入しています。ところが、注入した水が原子炉の中で高濃度の放射性物質を含む汚染水となって、隣のタービン建屋の地下やトレンチと呼ばれるトンネルに流れ込み、復旧作業の妨げになっているほか、海に流出して汚染を広げています。このため、東京電力は、タービン建屋の地下にたまっている汚染水をポンプで吸い上げて再び原子炉に戻す、2つのシス
日本政府が12日、福島第1原発事故の深刻度を国際評価尺度で旧ソ連のチェルノブイリ原発事故並みの「レベル7」に引き上げたことに対し、ロシアの専門家らからは「過大評価だ」などと疑問の声が上がった。タス通信が伝えた。 国営原子力企業ロスアトムのノビコフ報道官は「当初の評価(レベル4)は低すぎたが、今度は振り子が逆に振れ、高すぎる」と指摘。事故発生時に深刻な健康被害が出ていないことなどを理由に、レベル5より高くはないとした上で、レベル評価を含む政府の対応をこれ以上非難されないための政治的判断との考えを示した。 ロシア科学アカデミー原子力エネルギー安全発展問題研究所のアルチュニャン副所長は、福島の事故で住民が浴びている放射線量は、日常生活で自然環境から受ける量の10分の1程度であり「健康への影響から判断すればレベル4にも届かない」と述べた。(共同) [2011年4月12日22時59分]
福島第一原発1〜3号機の放射性ヨウ素の量 東京電力福島第一原発の1〜3号機の建屋外へこれまでに漏れた放射能の量は、原子炉内にあった総量の1割に満たない可能性が高い。格納容器が壊れて内部に残る放射能が放出されると、さらに広範囲で汚染が深刻になる恐れがある。専門家は、炉心に冷却水を循環させる継続冷却システムの確立を最優先にすべきだと訴えている。 原発の炉心には、核分裂反応に伴って生まれた膨大な量の放射能が存在する。米原子力規制委員会(NRC)の標準的な試算方法に1〜3号機のデータを当てはめて朝日新聞が算出したところ、1〜3号機には緊急停止した時点で、放射性ヨウ素が各130万〜230万テラベクレル(テラは1兆倍)、放射性セシウムが13万〜22万テラベクレルあったと推定できた。放射能はこのほか、1〜4号機の使用済み燃料の中にもある。チェルノブイリ原発の事故時の炉心内蔵量は推定でヨウ素が320万
東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発について、東電の榎本聡明(としあき)顧問が毎日新聞のインタビューに応じた。原子炉を冷却し、廃炉に不可欠な核燃料の取り出しに着手するまでに約10年かかるとの見通しを明らかにする一方、「放射性物質を残したまま埋めてしまうことはない。燃料は必ず取り除く」と、住民感情を踏まえ、チェルノブイリ原発のように燃料ごとコンクリートで埋める「石棺方式」は取らないことを強調した。【山田大輔】 東電の勝俣恒久会長は1~4号機を廃炉にする方針を明らかにしている。通常の廃炉でも20~30年かかるとされるが、福島第1の場合、損傷した核燃料を取り出す専用装置開発から始める必要があり、廃炉完了までの期間がさらに長引くことは確実だ。 榎本顧問は東電本店で取材に応じ、1~3号機で続いている原子炉への注水作業について「水を注入するほかない。燃料がこれ以上溶解するのを食い止めたい」と説明
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く