東京都府中市の府中刑務所で70代の男性受刑者が、1日に餅をのどに詰まらせて死亡したことが4日、分かった。毎年元日には雑煮など餅を出すのが恒例という。府中刑務所によると、1日午後4時ごろ、受刑者が夕食に出たきな粉餅をのどに詰まらせているのを巡回中の刑務官が見つけた。吸引器を使ったが吸い出しきれず、約1時間半後、搬送先の病院で死亡が確認された。窒息死とみられる。餅は市販されている切り餅の半分の厚さで、約4センチ四方。事故防止のため小さめのサイズにしているという。府中刑務所では「今後、餅の大きさを変えるなどの対応を考えたい」としている。