東京都荒川区東尾久の「マツダ自転車工場」が、今年2月に米コロラド州で開かれた手作り自転車の展示会で、トラック競技部門の最優秀賞に輝いた。 社長の松田志行さん(67)は「受賞を励みに、自転車の楽しさを伝えていきたい」と声を弾ませている。 松田さんが出展したのは、「北米ハンドメイド自転車展」で、財団法人自転車産業振興協会によると、米国や英国、イタリアなど6か国から約200社が出展した。手作り自転車対象としては世界最大規模の展示会という。 マツダ自転車工場は、オーダーメードが専門で、松田さんを含めて職人5人で1か月に約20台を生産。顧客には、競輪選手のほか、健康や趣味のためなどに購入する一般客もいる。一般向け自転車は、ドロップハンドルのスポーツタイプや街乗りに使えるおしゃれなシティータイプ、お年寄り向けに足をまたぎやすくした自転車など多様。価格は約10万円からだ。 店を訪れた人が試乗すると、こぎ