前回のお話 ある冬の日。 朝から置いてある謎のダンボールの存在や、店内を漂う謎の甘い香りの正体がなんなのか気になっている薬剤師のオウギさん。 そんな中スタッフ同士で薬の有効期限や、食品の賞味期限について話し合っています。 「開封前の賞味期限が記載されているのに、開封しても期限内だからまだ大丈夫だと勘違いしている人とかいますよね。きちんと“開封後はお早めにお召し上がりください“と記載してあるのに」 そんな風にブツブツとオウギさんの後輩、チョウジさんは言っています。 「そういうタイプは薬を服用する時の注意書きも、しっかり見ないんだろうなぁ。腐敗した食べ物を察知できる能力があれば別にいいんだろうけど」 「祖母とか昔の人って、ほんとそういう嗅覚大事にしていましたよね」 「まぁあれだな。動物みたいな嗅覚があるってことだよな。あいつら意外と新鮮な肉が好きみたいだからな」 「へぇ」 「腐った肉の方が匂い
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