前回のお話 ひとり、自由な暮らしを楽しんでいたねこの女の子。 初めてのお誕生日を迎える前日、家族を思い出し少し寂しさを感じます。 一人ぼっちの夜を過ごした次の朝、なぜか見たことのない場所に来ていました。 そう、ここはねこ森町です。 「また新しいお友だちがきたみたいだわ」 ここ、どこ?なに? 「あなたもこちらへ来なさいよ」 「ねぇ、ここはねこがたくさんいるのね」 「だって、ねこ森町だもの」 「ねこ森町っていうのね。それにしてもみんな可愛い格好している…」 「今日はひな祭り。女の子の日よ」 「女の子の日?」 「そうよ。女の子の…おひな様の日。あなたも可愛いお衣装、着てみない?」 「え?」 あたしも可愛くしてもらっちゃった。 ずっと一人で暮らしていた昨日までのあたしにとっては、考えられない世界。 女の子たちに囲まれて、可愛くしてもらって… 近くにある鏡をちらちら見てしまう。 憧れのおリボン。 ”
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