Ditto MusicのCEO兼共同創設者、リー・パーソンズ氏(Photo by Ore Huiying/Getty Images for All That Matters) チャンス・ザ・ラッパーに続けとばかりに、従来のメジャー契約を敬遠するアーティストが続々と登場。その理由をDitto Musicのリー・パーソンズCEOが語る。 昨年のグラミー授賞式で、チャンス・ザ・ラッパーは歴史を作った。CDやレコードのセールスが全くないにも関わらず、主要部門の一つを受賞したのだから。この快挙はシカゴ出身のラッパー以外にも衝撃を与えた。アルバム『Coloring Book』で、レコード会社が後ろ盾についたメジャー・アーティストの作品――カニエ・ウェストの『The Life of Pablo』やドレイクの『ヴューズ』など――をいくつも打ち負かしたチャンス・ザ・ラッパーは、「この賞をすべてのインディ・ア