The 1975、リナ・サワヤマ、ビーバドゥービーなどを擁するDirty Hitが、世界有数のドリームチームになった背景とは? The 1975のマネージャーも務めるレーベルオーナー、ジェイミー・オボーン(Jamie Oborne)が成功までの道のりと「アーティスト・ファースト」の信条を語る。 「こういう取材を受けるといつも、自分が理想論ばかり語っているんじゃないかと不安になるけど、これは自分の経験に基づいた話なんだ」。ジェイミー・オボーンは取材の途中、穏やかな口調でそう語った。彼が世界でも指折りのインディレーベルを築き上げ、世界でもっとも誠実かつ大胆不敵なバンドのマネージャーを務めてこれた理由が、その一言からも伝わってきた。 失敗を恐れず、ステレオタイプにとらわれず、気高い志を掲げながら音楽シーンのルールを塗り替えてきたDirty Hitの物語は、ジェイミーが既存の産業構造に失望し、キャ