予備校の思い出。 僕は高2の秋冬くらいから予備校に通った。予備校ではキャラがヒットしたのかフィットしたのか、ちょっとモテた。予備校の授業が終わると、僕と一緒に帰ろうと待っていてくれる子が複数(2 or 3人)いたりした。 僕はどの子とも友人として仲良くやっていたが、特に誰かを好きで付き合いたい、という感情にはなれていなかった。また、それらの女子同士が顔見知りでないらしく、みんなで一緒に帰ろうよみたいにはならなかった。なので、僕はいつもその中の誰かしらに捕まって、日替わりで一緒に帰っていた。僕を捕まえられなかった子は独りで帰っていたのだろうなぁ。今考えると、なんてさみしい思いをさせてしまってたんだろうと思うけど、あの頃の超未熟な僕に、そんな発想はなかった。というか、しばらくその状況に気付けていなかった。僕はまるっきり鈍感だった。 で、ある日、一人の子と一緒に帰っていると、電車でもう一人の子に