中国・武漢の病院に患者を搬送する医療従事者ら(2020年1月18日撮影、資料写真)。(c)STR / AFP 【1月9日 AFP】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で入院した患者の4分の3以上に半年後も何かしらの症状があることが、8日に発表された研究論文で明らかになった。専門家らは、COVID-19の長期的な影響についてさらなる調査が必要であると指摘している。 【解説】コロナ変異株 分かっていること・いないこと 論文は英医学誌ランセット(The Lancet)に掲載されたもので、COVID-19がもたらす長期的な症状を追跡した数少ない研究の一つ。調査は、中国・武漢(Wuhan)の金銀潭医院(Jinyintan Hospital)を昨年1月から5月に退院した患者1733人を対象に行われた。患者の平均年齢は57歳。 調査員らは昨年6月から9月にかけて患者の元を訪れ、各自の症状と体調に