絶海の孤島にあり、凶悪犯たちが「脱獄不可能」と恐れた“監獄島”――米サンフランシスコから約2キロの沖合に浮かぶ島、アルカトラズ島をご存じだろうか。ウェアラブルカメラの米GoProのイベント(関連記事)でサンフランシスコを訪れた機会に足を運んでみた。 大都市と目と鼻の先にありながら、島を取り巻く海流の速さ、海水温の低さから、泳いで逃げることが難しく、1934年から63年まで連邦刑務所となった。「暗黒街の帝王」と呼ばれたギャング、アル・カポネをはじめ、数々の凶悪犯が投獄されている。 そんなアルカトラズ島だが、現在は国立レクリエーション地域となり、誰でも“入獄”することが可能だ。当時の面影が生々しく残る“監獄島”の内部を見るべく、実際に潜入してみた。